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ラグビー コラム 2025年1月9日

前節初勝利を挙げた横浜キヤノンイーグルス、3連勝の静岡ブルーレヴズと対戦。リーグワン第4節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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横浜キヤノンイーグルスvs.静岡ブルーレヴズ

「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」、ディビジョン1は1月11日(土)12日(日)に第4節が行われ、11日(土)は、昨シーズン4位のホスト・横浜キヤノンイーグルスが、静岡ブルーレヴズを迎える。

2シーズン連続トップ4のイーグルスは、開幕から2連敗を喫して苦しいスタートとなったが、先週の第3節の浦安D-Rocks戦では、40-12と快勝。今季初白星を挙げて、総勝ち点を6に積み上げて、現在7位につけている。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

一方、2シーズン連続8位のブルーレヴズは開幕から好調で、コベルコ神戸スティーラーズ、浦安D-Rocks、三菱重工相模原ダイナボーズに勝利し、3連勝で勝ち点を13として、現在3位につけている。

前節の試合後、「過去は変えられないし、これから自分たちがどういう振る舞いをして未来を作っていくか。不細工なラグビーでも、エナジーやパッション的なものが伝わってきた。来週に向けて、もう1回いい準備をしていきたい」と話したイーグルスの沢木敬介監督は、D-Rocks戦と同じ先発メンバーで臨む。

横浜キヤノンイーグルス

FW(フォワード)は、PR(プロップ)の1番に日本代表の岡部崇人、3番に杉本達郎、HO(フッカー)は経験豊富な庭井祐輔の3人で第1列を構成する。LO(ロック)はベテランのリアキマタギ・モリ、オーストラリア代表31キャップのマシュー・フィリップの2人のコンビ。

バックローはマオリ・オールブラックス経験のあるFL(フランカー)ビリー・ハーモンと、今季トヨタヴェルブリッツから移籍した古川聖人、NO8(ナンバーエイト)は2023年ワールドカップ日本代表のシオネ・ハラシリが務める。

BK(バックス)は、南アフリカ代表SH(スクラムハーフ)ファフ・デクラークと、元日本代表SO(スタンドオフ)田村優の経験値の高いハーフ団が開幕戦から引き続き先発。キャプテン梶村祐介と、南アフリカ代表のジェシー・クリエルのCTB(センター)2人も4戦連続のスターターとなった。

WTB(ウイング)は縦に強い竹澤正祥と、7人制代表としてパリ五輪に出場し、前節初トライを挙げた石田吉平も引き続き先発する。FB(フルバック)の小倉順平も開幕から連続での先発となった。

リサーブにはHO中村駿太、PR南友紀、祝原涼介、今シーズン新加入のLOコルマック・ダリー、元日本代表NO8アマナキ・レレイ・マフィ、SH山菅一史、CTB田畑凌、昨シーズン12トライのWTBヴィリアメ・タカヤワが名を連ねた。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

『Opta』のデータによると、ボールキャリーが435回、ディフェンス突破が94回、ラインブレイクが21回と、いずれもリーグ3位の数字を誇っており、ボールキャリーに長けた選手がしっかり前に出ていることがわかる。

イーグルスとしては3連勝と好調の相手に対して、経験豊富なハーフ団を中心に、強いボールキャリーでトライを重ね、ホストスタジアムで、今シーズン2勝目を挙げたい。

一方、ブルーレヴズの藤井雄一郎監督は、40-34とダイナボアーズとの接戦を制した後、「足りなかったところを修正して、イーグルス戦に向かっていきたい」と話していたが、FW3名、BK2名の計5名の先発を入れ替えた。

静岡ブルーレヴズ

FW第1列は変わらず、PR山下憲太とベテランの伊藤平一郎、HO日野剛志の3人が引き続き先発。LOは桑野詠真がベンチに下がり、大戸裕矢が先発に復帰し、マリー・ダグラスとコンビを組む。

FLはシモン・ミラーに代わって開幕戦でヴェティ・トゥポウ(摂南大学出身)が先発に上がり、キャプテンの南アフリカ代表クワッガ・スミスがNO8に下がり、7番には今シーズン、初先発となるタックラーのジョーンズリチャード剛が入り、マルジーン・イラウアはメンバー外となった。

BKはSH岡崎航大がメンバー外となり、新人の北村瞬太郎(立命館大学出身)が2試合目の先発を務め、バイスキャプテンのSO家村健太とハーフ団を組む。CTBはボールキャリー64でディビジョン1でトップのヴィリアミ・タヒトゥアとシルビアン・マフーザがコンビを組む。

WTBは2試合連続ハットトリックで、6トライを挙げて現在トライランキングトップの日本代表マロ・ツイタマと、槇瑛人に替わって、新加入の南アフリカ出身の21歳ダミアン・マーカスの2人が両翼を担う。FB(フルバック)にはオールブラックスやトンガ代表経験のあるベテランのチャールズ・ピウタウが引き続き先発する。

ベンチにはFW6人を入れ、LO桑野のほかに、HOリッチモンド・トンガタマ、PR河田和大、郭文慶(文は王偏に文)、FL庄司拓馬、LOシオネ・ブナ、SH田上稔、今シーズン新加入のWTBヴァレンス・テファレが控える。

なお、Optaによると静岡は、総トライ数は17でリーグトップタイ、ボールキャリーが456回とリーグトップ、ゲインメーターが1809mでリーグ2位とアタックが好調だ。リーグワンになってからイーグルスに勝利していないブルーレヴズとしては、武器であるスクラム、モールを軸としつつ、そして好調のWTBツイタマにボールを回したい。

昨季は34-17、リーグワン初年度も28-18とイーグルスが勝利したが、2022-23シーズンは22-22と引き分けている。ブルーレヴズは、リーグワンになってからイーグルス相手に白星を挙げられておらず、勝利したのはヤマハ発動機ジュビロ時代で、トップリーグ2018-19シーズン(52-17)までに遡る。

ホストのイーグルスが2連勝し、順位を上げることができるか。好調なブルーレヴズが久々にイーグルスから白星を奪取し、連勝を伸ばすことができるか。試合は1月11日(土)午後2:30に神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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