人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
リコーブラックラムズ東京vs.埼玉パナソニックワイルドナイツ
昨年12月21日(土)に開幕した「NTTジャパンラグビー リーグワン」。年が明けて、1月4日(土)5日(日)にはディビジョン1の第3節が行われ、4日(土)は、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で、ホストのリコーブラックラムズ東京が、埼玉パナソニックワイルドナイツを迎える。
昨シーズンはレギュラーシーズンで10位、入替戦に回ってディビジョン1に残留したブラックラムズ。今季の開幕戦はビジターで三重ホンダヒートと対戦し、先制するも終盤で逆転され、21-23と敗戦。
しかし、前節は昨季3位の東京サントリーサンゴリアスとの接戦を制し、33-32でサンゴリアスから20年ぶりの勝利となる今シーズン初白星を挙げ、2試合終わったところで、1勝1敗の勝ち点5で7位につけている。
一方、昨シーズンはプレーオフ決勝で敗れたが、今季も優勝候補の一角を占めるワイルドナイツ。前節はクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦し、26-24と接戦の末に下して、開幕から2連勝。勝ち点9で3チームが並んでいるが、得失点差で3位につけている。
ジャパンラグビー リーグワン24-25
「(開幕戦も2節も)同じレベルで努力やフィジカリティーを見せてくれた。僕にとってはそこが最も重要なので本当によかった。ここからが本当の試練だ」と語っていたブラックラムズのタンバイ・マットソンHC(ヘッドコーチ)は、前節からFW(フォワード)3名、BK(バックス)1名の先発を変更した。
リコーブラックラムズ東京
第1列は変わらず、キャプテンのHO(フッカー)武井日向と、PR(プロップ)西和磨、オーストラリア代表経験のあるパディー・ライアンの3人。前節4番に入っていたマイケル・ストーバーグが、FL(フランカー)に下がり、ジョシュ・グッドヒューが4番に移動し、5番にはロトアヘア ポヒヴァ大和が先発に上がった。
もう1人のFLはブロディ・マクカランがメンバー外となり、バイスキャプテンの1人である松橋周平が先発し、NO8(ナンバーエイト)は元オーストラリア代表のリアム・ギルが引き続き先発する。
CTB(センター)も池田悠希と礒田凌平の2人が引き続き先発。WTB(ウイング)はロトアヘア アマナキ大洋がメンバー外となり、ネタニ・ヴァカヤリアとシオペ・タヴォが先発を務める。FB(フルバック)はバイスキャプテンのアイザック・ルーカスが続けて先発する。
リサーブにはHO佐藤康、新人PRサミュエラ・ワカヴァカ(朝日大学出身)、大山祥平、出れば今季初出場となるLOファカタヴァ タラウ侍、NO8木原音弥、SH高橋敏也、出場すればリーグワンデビューとなるCTBのPJ・ラトゥ(大東文化大学出身)、そしてSO/FB伊藤耕太郎(明治大学出身)が入った。
ブラックラムズは前節の勢いのまま、SHペレナラ、FBルーカスを中心としたアタック、そして激しい接点で先手を取って、今季、最初となるホストスタジアムの駒沢で連勝なるか。
一方、連勝スタートとなったワイルドナイツ。ロビー・ディーンズ監督は「タフな試合を勝ち切れて光栄。選手たちは困難に直面したとき、勝利への執念を見せてくれた。今季はよりタフなシーズンになる。『下位チーム』と呼ばれるチームがないのではないか」と話した。そのスピアーズ戦からFW1名、BK2名を入れ替えた。
埼玉パナソニックワイルドナイツ
フロントローはキャプテンのHO坂手淳史、PR稲垣啓太は3試合連続での先発となったが、平野翔平がメンバー外となり、3番には藤井大喜が先発に復帰。LOは前節リーグワンデビューを果たしたオッキー・バーナードと、エセイ・ハアンガナの2人が入った。
バックローには日本代表FLベン・ガンターと、ラクラン・ボーシェーのジャッカルの強い2人、NO8は2023年ワールドカップ日本代表のジャック・コーネルセンが引き続き先発を務める。
BKを見ると、SHは日本代表の小山大輝がメンバーから外れて、新人の萩原周(明治大学出身)がリーグワンデビューとなり、前節のPOMのSO山沢京平は3試合連続で10番を背負う。CTBは南アフリカ代表のダミアン・デアレンデと、日本代表のディラン・ライリーのコンビ。WTBに長田智希と竹山晃暉のコンビは変わらないが、FBは山沢拓也がメンバー外となり、野口竜司は今シーズン初先発となった。
ベンチにはFW6人を入れ、HO島根一磨、PRに日本代表経験のあるクレイグ・ミラーとヴァル アサエリ愛の2人、今季初のメンバー入りとなったFLゼイビア・スタワーズ、FL長谷川崚太、FL大西樹の6人、そしてSH高城佑太、CTBヴィンス・アソが控えからインパクトを与える。
ワイルドナイツとしては、ホストのブラックラムズを勢いに乗せないよう、FWのセットプレー、ディフェンスでプレッシャーをかけていきたいところだ。
両者は昨シーズン2度対戦し、いずれもワイルドナイツが44-17、50-26と勝利している。ブラックラムズはリーグワンが始まって以来、ワイルドナイツに勝ったことはなく、トップリーグ時代は、2018-19シーズンに26-17で勝利している。
ブラックラムズがホストのファンの前で、前節の勢いのままリーグワンでワイルドナイツから初の白星を奪取できるか。それともワイルドナイツがビジターでも堅守速攻を見せて開幕3連勝を飾るのか。ブラックラムズvs.ワイルドナイツの一戦は1月4日(土)午後1:00にキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D1 第2節-6 コベルコ神戸スティーラーズ vs. 横浜キヤノンイーグルス
12月29日 午後2:20〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D1 第2節-3 埼玉ワイルドナイツ vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
12月28日 午後2:15〜
-
第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 2回戦 2024/12/30 東大阪市花園ラグビー場 第1グラウンド
12月30日 午前9:25〜
-
第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 2回戦 2024/12/30 東大阪市花園ラグビー場 第3グラウンド
12月30日 午前9:25〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D1 第2節-5 東芝ブレイブルーパス東京 vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ
12月29日 午後12:50〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D1 第2節-1 ブラックラムズ東京 vs. 東京サンゴリアス
12月28日 午後12:50〜
-
第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 1回戦 2日目 2024/12/28 東大阪市花園ラグビー場 第1グラウンド
12月28日 午前9:55〜
-
ラグビー 全国大学選手権 24/25 準決勝-2 早稲田大学 vs. 京都産業大学
1月2日 午後10:00〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!