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ラグビー コラム 2025年1月3日

東京サンゴリアスから20年ぶりに勝利を挙げたブラックラムズ東京、開幕2連勝の埼玉ワイルドナイツを迎え撃つ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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リコーブラックラムズ東京vs.埼玉パナソニックワイルドナイツ

昨年12月21日(土)に開幕した「NTTジャパンラグビー リーグワン」。年が明けて、1月4日(土)5日(日)にはディビジョン1の第3節が行われ、4日(土)は、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で、ホストのリコーブラックラムズ東京が、埼玉パナソニックワイルドナイツを迎える。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

昨シーズンはレギュラーシーズンで10位、入替戦に回ってディビジョン1に残留したブラックラムズ。今季の開幕戦はビジターで三重ホンダヒートと対戦し、先制するも終盤で逆転され、21-23と敗戦。

しかし、前節は昨季3位の東京サントリーサンゴリアスとの接戦を制し、33-32でサンゴリアスから20年ぶりの勝利となる今シーズン初白星を挙げ、2試合終わったところで、1勝1敗の勝ち点5で7位につけている。

一方、昨シーズンはプレーオフ決勝で敗れたが、今季も優勝候補の一角を占めるワイルドナイツ。前節はクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦し、26-24と接戦の末に下して、開幕から2連勝。勝ち点9で3チームが並んでいるが、得失点差で3位につけている。

「(開幕戦も2節も)同じレベルで努力やフィジカリティーを見せてくれた。僕にとってはそこが最も重要なので本当によかった。ここからが本当の試練だ」と語っていたブラックラムズのタンバイ・マットソンHC(ヘッドコーチ)は、前節からFW(フォワード)3名、BK(バックス)1名の先発を変更した。

リコーブラックラムズ東京

第1列は変わらず、キャプテンのHO(フッカー)武井日向と、PR(プロップ)西和磨、オーストラリア代表経験のあるパディー・ライアンの3人。前節4番に入っていたマイケル・ストーバーグが、FL(フランカー)に下がり、ジョシュ・グッドヒューが4番に移動し、5番にはロトアヘア ポヒヴァ大和が先発に上がった。

もう1人のFLはブロディ・マクカランがメンバー外となり、バイスキャプテンの1人である松橋周平が先発し、NO8(ナンバーエイト)は元オーストラリア代表のリアム・ギルが引き続き先発する。

BKは元オールブラックスで、前節POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)を獲得したSH(スクラムハーフ)TJ・ペレナラと、SO(スタンドオフ)中楠一期のハーフ団は変わらない。

CTB(センター)も池田悠希礒田凌平の2人が引き続き先発。WTB(ウイング)はロトアヘア アマナキ大洋がメンバー外となり、ネタニ・ヴァカヤリアとシオペ・タヴォが先発を務める。FB(フルバック)はバイスキャプテンのアイザック・ルーカスが続けて先発する。

リサーブにはHO佐藤康、新人PRサミュエラ・ワカヴァカ(朝日大学出身)、大山祥平、出れば今季初出場となるLOファカタヴァ タラウ侍、NO8木原音弥、SH高橋敏也、出場すればリーグワンデビューとなるCTBのPJ・ラトゥ(大東文化大学出身)、そしてSO/FB伊藤耕太郎(明治大学出身)が入った。

ブラックラムズは前節の勢いのまま、SHペレナラ、FBルーカスを中心としたアタック、そして激しい接点で先手を取って、今季、最初となるホストスタジアムの駒沢で連勝なるか。

一方、連勝スタートとなったワイルドナイツ。ロビー・ディーンズ監督は「タフな試合を勝ち切れて光栄。選手たちは困難に直面したとき、勝利への執念を見せてくれた。今季はよりタフなシーズンになる。『下位チーム』と呼ばれるチームがないのではないか」と話した。そのスピアーズ戦からFW1名、BK2名を入れ替えた。

埼玉パナソニックワイルドナイツ

フロントローはキャプテンのHO坂手淳史、PR稲垣啓太は3試合連続での先発となったが、平野翔平がメンバー外となり、3番には藤井大喜が先発に復帰。LOは前節リーグワンデビューを果たしたオッキー・バーナードと、エセイ・ハアンガナの2人が入った。

バックローには日本代表FLベン・ガンターと、ラクラン・ボーシェーのジャッカルの強い2人、NO8は2023年ワールドカップ日本代表のジャック・コーネルセンが引き続き先発を務める。

BKを見ると、SHは日本代表の小山大輝がメンバーから外れて、新人の萩原周(明治大学出身)がリーグワンデビューとなり、前節のPOMのSO山沢京平は3試合連続で10番を背負う。CTBは南アフリカ代表のダミアン・デアレンデと、日本代表のディラン・ライリーのコンビ。WTBに長田智希竹山晃暉のコンビは変わらないが、FBは山沢拓也がメンバー外となり、野口竜司は今シーズン初先発となった。

ベンチにはFW6人を入れ、HO島根一磨、PRに日本代表経験のあるクレイグ・ミラーヴァル アサエリ愛の2人、今季初のメンバー入りとなったFLゼイビア・スタワーズ、FL長谷川崚太、FL大西樹の6人、そしてSH高城佑太、CTBヴィンス・アソが控えからインパクトを与える。

ワイルドナイツとしては、ホストのブラックラムズを勢いに乗せないよう、FWのセットプレー、ディフェンスでプレッシャーをかけていきたいところだ。

両者は昨シーズン2度対戦し、いずれもワイルドナイツが44-17、50-26と勝利している。ブラックラムズはリーグワンが始まって以来、ワイルドナイツに勝ったことはなく、トップリーグ時代は、2018-19シーズンに26-17で勝利している。

ブラックラムズがホストのファンの前で、前節の勢いのままリーグワンでワイルドナイツから初の白星を奪取できるか。それともワイルドナイツがビジターでも堅守速攻を見せて開幕3連勝を飾るのか。ブラックラムズvs.ワイルドナイツの一戦は1月4日(土)午後1:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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