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ラグビー コラム 2024年12月27日

【ハイライト動画あり】明治大学、関西王者を撃破。「正月越え」を決めた一戦を選手コメントで振り返る。ラグビー全国大学選手権 準々決勝

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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雄たけびをあげる木戸

12月22日に全国大学選手権準々決勝が三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で行われた。明治大学の相手は関西王者の天理大学

ケガ人の影響で新たな顔ぶれも加わった明治大学は、前節同様「トラスト」をテーマに掲げ、アグレシッブな戦いを繰り広げた。「メンバーが変わって心配はあったが、みんなを信じて思い切ってやった」(左LO/ロック田島貫太郎・政経4=東福岡)

ラグビー 全国大学選手権 24/25

前半開始早々、天理大にゴールライン近くまで攻め入られるも、ペナルティを誘い敵陣へ。しかし、自分たちのペナルティで自陣でのプレーが続き、両者粘り合う戦いが繰り広げられる。「最初の20分ぐらいは、相手も元気でタフになってくるので、そこをしっかり我慢して先制しようと話していた」(SH/スクラムハーフ柴田竜成・営3=秋田工)。

ボールキャリーをする福田

そして前半20分、相手のハイタックルでペナルティキックを獲得。敵陣ゴールライン前のマイボールラインアウトからモールドライブし、右FL(フランカー)福田大晟(商4=中部大春日丘)が先制トライを挙げた。「天理さんのサインを丸パクりにしたプレーで、それを自分たちがしっかり再現してFW(フォワード)1人1人の役割ができていた」(福田)。

25分、敵陣ゴールライン付近のマイボールラインアウトの好機からHO(フッカー)金勇哲(営4=大阪朝鮮)がゴールライン前までゲイン。最後は左PR(プロップ)檜山蒼介(情コミ2=尾道)が押し込みグラウンディングに成功。「下級生としっかりコミュニケーションができて、同じ方向を向けたのは非常に良かった」(金勇)。

その後も明大の粘りのディフェンスで、天理大に流れを渡すことなく、10-0で試合を折り返す。「天理もコリジョンが結構強いチームだったが、そこで明治も負けてなくて、いいディフェンスができた」(左FL最上太尊・商3=仙台育英)。

ラグビー 全国大学選手権 24/25

さらにリードを広げたい明大は、後半も果敢なアタックに挑む。後半7分、檜山のジャッカルをきっかけに、敵陣深くへ攻め入る。敵陣ゴールライン付近のマイボールラインアウトから右に展開し、FW陣が何度もブレークダウンを試みるもトライにつながらない時間が続いた。

ラグビー 全国大学選手権 24/25

【ハイライト動画】準々決勝 天理大学 vs. 明治大学|明治が関西王者を破りベスト4へ

その後、天理大のシンビンを機に明大はチャンスをモノにし、4度目のラインアウトからモールを形成。金勇がグラウンディングを決め、萩井耀司(商1=桐蔭学園)の安定したキックで17-0とし、着実に点差を広げていく。

「何回も相手が反則していて何回もスローしなければならなかったので、少し緊張していた。でも、しっかりいいところに来られて、モールもトライにつながったので、チームに貢献できて良かった」(金勇)。

18分には、敵陣ゴールライン付近でのマイボールスクラムから、一気にゴールラインまで押し込むと、その後フェーズを重ね、最後はNO8(ナンバーエイト)木戸大士郎主将(文4=常翔学園)が気迫のこもったトライを挙げ、24-0としたた。

しかし、天理大も関西王者の意地が感じられる猛反撃。3トライを奪われ、スコアは3点差まで詰め寄られるが、試合はノーサイド。「終盤になって気の緩みが出てきてしまった」(右WTB/ウイング白井瑛人・商1=桐蔭学園)。

今試合を通して、FW陣の活躍はもちろん、モールからトライにつながる形が多く見られた。「モールはすごく自信のついたところで、僕たち自身もずっとやってきた部分なので、FWはやっぱりモールで取りたいという気持ちがあった」(木戸)。

だが、試合終盤にかけて天理大に連続得点を許すなど課題も見えた今試合。「自らペナルティを犯して失点する場面が多かったので、後半になっても前半からやってきたことを継続できればいいと思う」(最上)。

次の準決勝の相手は昨年度王者の帝京大学だ。『奪還』に向け、絶対に負けられない相手である。「今回のゲームを通して、まだまだ成長過程のチームということを認識させられた。対抗戦のリベンジ、夏合宿のリベンジといろいろなリベンジがあり、次こそは絶対に帝京大に勝ちたい」(木戸)。

正月越えを決めた木戸組、さらなる成長を遂げ、熱い戦いを制することに期待したい。

文:井垣友希/写真:井垣友希、久保田諒(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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