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ラグビー コラム 2024年12月10日

4シーズン目を迎えるリーグワンの開幕会見。全26チームの選手が意気込みを語る。

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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全26チームの選手

12月9日(月)、東京都内で12月21日(土)に始まる4シーズン目の「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」開幕前メディアカンファレンスが行われた。

MCはJ SPORTSの放送でお馴染みの矢野武さんと浅野杏奈さんが担当し、登壇者はリーグワンの玉塚元一理事長、そして、ディビジョン1~3の全26チームの選手が一堂に会して、今シーズンの意気込みなどを語った。

ジャパンラグビー リーグワン2024-25

リーグワンの玉塚理事長は「昨シーズンは、決勝に5万6000人、計114万人のファンが会場にお越しいただいた。4シーズン目からの3シーズンを『フェーズ2』として、世界最高峰のリーグの基盤を作る期間としたい」。

玉塚理事長

「1つはラグビーのレベルで、どれだけファンを魅了するか。カテゴリC(外国の代表経験)が、今シーズンは60人くらいいて、世界のリーグの雰囲気になってきている」。

「2つ目は事業規模で、今シーズンから新たに3チームが加わり、ディビジョン1のリーグ戦は各チーム、16から18試合に増えて、プレーオフも4から6試合に増える」。

「リーグワンの事業規模は500億円を超えていて、すでに規模ベースでは、フランスリーグの600億円に次ぐ2番目で、ますます盛り上げていくことによって、世界最高レベルに近づくと思う。エキサイティングな4シーズン目のご支援、応援のほどよろしくお願いします」と挨拶した。

その後、ディビジョン1のカンファレンスAから各チームが登壇した。東芝ブレイブルーパス東京はキャプテンFL(フランカー)リーチ マイケル、横浜キヤノンイーグルスはキャプテンCTB(センター)梶村祐介、コベルコ神戸スティーラーズはSH日和佐篤、静岡ブルーレヴズはキャプテンNO8(ナンバーエイト)クワッガ・スミス、三菱重工相模原ダイナボアーズは副キャプテンFL鶴谷昌隆、浦安D-RocksはPR(プロップ)竹内柊平の6人。

ディビジョン1 カンファレンスA

連覇を狙うブレイブルーパスのリーチ キャプテンは「プレッシャーはもちろんある。『連覇する』という言葉は一切使わず、もう1回チャンピオントロフィーにチャレンジする気持ちでやっていきたい。注目選手はワーナー・ディアンズ。とても楽しみ」と意気込んだ。

過去2シーズン連続トップ4で、今シーズンは優勝を狙うイーグルスのキャプテンCTB梶村は「アタックでのボールの動かし方や回数が昨シーズンと変わったので、注目してほしい。注目選手はセブンズから帰ってきた、WTB(ウィング)石田吉平です。プレシーズンもすごく良いパフォーマンスを出していた。外側でボールを持ったらワクワクする」と話した。

さらにブルーレヴズのFLスミスは「今シーズンはケガがないようにしっかり準備してすべての試合に向かっていきたい」と言えば、スティーラーズのSH日和佐は、「2025年1月17日は震災から30年を迎える。神戸の街としても、スティーラーズとしても特別な1年を過ごしたい。あと2週間、しっかり準備して開幕を迎えたい。黒子に徹したい。僕の速いプレーで神戸の選手が活き活きプレーしているのを見てほしい」と話した。

さらにダイナボアーズのFL鶴谷は「ダイナインパクトというスローガンを掲げており、結果でインパクトを与えられるようにがんばりたい」。D-RocksのPR竹内も「初めてのディビジョン1で、コーチング体制が変わり、グレイグ・レイドローがHCとしてチームを引っ張ってくれて、新しいチームとして進めている。1人1人が率先してチーム作りができているので、ディビジョン1の試合が楽しみ」と話した。

ディビジョン1 カンファレンスB

続いてカンファレンスB。埼玉パナソニックワイルドナイツはFL福井翔大、東京サントリーサンゴリアスはキャプテンHO(フッカー)堀越康介、クボタスピアーズ船橋・東京ベイはHO江良颯、トヨタヴェルブリッツはキャプテンFL姫野和樹、リコーブラックラムズ東京はバイスキャプテンSO(スタンドオフ)アイザック・ルーカス、三重ホンダヒートはBK(バックス)リーダーのSH北條拓郎が登壇した。

リーグワン元年以来の優勝を目指すワイルドナイツの福井は「コンディションはめちゃめちゃ良い感じ。(堀江翔太選手が引退して)寂しいと思ったが、僕らでカバーして恩返ししたい。2シーズンとも悔しい結果で終わっているので、絶対優勝したい。そのために1戦1戦勝っていきたい」と語気を強めた。

リーグワンで初の王者を目指すサンゴリアスのHO堀越は「目標は優勝。スローガンに『WIN THE ONE』を掲げているので、目の前のことを1つ1つ勝っていこうと、プレシーズンで準備できたので、まず開幕戦に勝てるようにがんばりたい」と話した。

スピアーズの新人HO江良は「チームが目指しているのは王座奪還。ストロングポイントはフィジカル。セットプレーを前面に出して勢いづけて、まず開幕戦勝ちたいと思う」と発言。

ヴェルブリッツのFL姫野は「(SO松田力也が新たに加入したが)例年よりもタレントがいると実感している。素晴らしいコーチ陣も揃い、自分たちのラグビーがオーガナイズされて、昨シーズンより数倍成長したエキサイティングなラグビーが見せられると思う。僕自身はフィジカル、ブレイクダウン、運動量とやるべきことをやりたい」と前を向いた。

ブラックラムズのSO/FB(フルバック)ルーカスは「シーズンの開幕を楽しみにしている。とてもバランスが取れた選手たちが揃っている。経験豊富なSHのTJ・ペレナラ、FLリアム・ギルも来てくれて、進化している若手もいるので楽しみ」と言えば、ヒートの新人SH北條は「今シーズン、半分以上選手が入れ替わった。ベスト6を目標にしているので、エキサイティングラグビーを見てほしい」と語気を強めた。

ディビジョン2

続いて、今シーズンから8チームで争われることになったディビジョン2のの選手たちが紹介された。登壇したのは、NECグリーンロケッツ東葛の副キャプテンPR山本耕生、九州電力キューデンヴォルテクスのキャプテンNO8ウォーカーアレックス拓也、清水建設江東ブルーシャークスのキャプテンNO8白子雄太郎、豊田自動織機シャトルズ愛知の副キャプテン万能BKケレビジョシュア。

また、日本製鉄釜石シーウェイブスのキャプテンSH村上陽平、花園近鉄ライナーズのキャプテンLO(ロック)パトリック・タファ、日野レッドドルフィンズのキャプテンLO笠原雄太、レッドハリケーンズ大阪キャプテンのFL杉下暢の8人が登壇した

ディビジョン3

ディビジョン3からは、クリタウォーターガッシュ昭島のキャプテンFL中尾泰星、中国電力レッドレグリオンズのNO8エドワード・カーク、マツダスカイアクティブズ広島のFL芦田朋輝、さらに狭山セコムラガッツのキャプテンFL飯田光紀、ヤクルトレビンズ戸田の共同キャプテンSH(スクラムハーフ)多田潤平、ルリーロ福岡のクラブキャプテンFL西村光太の6人が登壇した。

やはり、今シーズンの注目は新規3チームだろう。新規3チームの選手たちは下記のように話した。

新規参入の3チーム

「この舞台を目指して挑戦を続けて、ようやく戦えることができることで、チーム一同、楽しみにしており、気合を入れて開幕に向けて準備している。新規参入だが、このリーグを盛り上げていけるようにがんばりたい」(ルリーロFL西村)。

「リーグワンという舞台に参戦できて、チームとして非常にうれしく思う。全チーム、ライバルとして1つ1つ負けたくない」(レビンズSH多田)。

「リーグワン初挑戦で、ワクワクしていて楽しみな気持ちでいっぱい。非常にタフなリーグになると思うので、1戦1戦、しっかり戦い抜いて、ディビジョン2に昇格したい」(ラガッツFL飯田)。

4シーズン目を迎えるリーグワン開幕まで残り2週間。各チームとも最終的な準備、調整を行い、いよいよ本番を迎える。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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