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ラグビー コラム 2024年11月30日

明治大学、第100回の早明戦で『前へ』と突き進む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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トライを挙げて喜ぶ白井瑛人

いよいよ、12月1日(日)に第100回の早明戦が国立競技場で行われる。ラグビー関東大学対抗戦の最終節であり、伝統の一戦でもある注目のカードだ。今年度は無敗の早稲田大学明治大学が挑む。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

前節、明治大学は昨年度の王者・帝京大学に、28−48と大差をつけられ完敗を喫した。前半は左WTB(ウィング)白井瑛人(商1=桐蔭学園)の1トライと、左CTB(センター)平翔太(商3=東福岡)のコンバージョンキックの得点のみ。

帝京大の勢いに飲まれ、チャンスを活かせない時間が続く。後半は明大は修正力を見せ、スコアでは帝京大を勝る形になったが「後半の集中力を前半から出さないと全く意味がない」(WTB海老澤琥珀・情コミ2=報徳学園)。試合の入りが今試合でも重要になってくるだろう。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

一方、早大は前節の早慶戦で被トライ数「0」と、驚異のディフェンス力で慶應義塾大学を圧倒。多彩なキックとテンポの速いアタックで得点を量産した。

また、帝京大戦でもダブルスコアで勝利を収めており、対抗戦全勝と勢いのあるチームであることは間違いない。「早大のBK(バックス)陣は走力があるので、そこは警戒はしている」(左FL/フランカー最上太尊・商3=仙台育英)。

昨年度の早明戦では、史上最高スコアである58-38で、明大が白星を飾った。だが、今年度の早明戦は拮抗した戦いになりそうだ。関東大学春季交流大会では、セットプレーが乱れ、チャンスがつかみ切れず、最終スコア26-36と課題が残る結果に。

突破を図る木戸大士郎

だが、春シーズンに課題としていたセットプレーを、強みに変えるまで大きく成長した明大。今回の早明戦も、セットプレーがカギを握るポイントである。明大がプライドを持つ『重戦車』が、早大のFW(フォワード)陣を圧倒できるかに注目だ。「FWはスクラムも強くて、縦の突破力もある」(左PR/プロップ檜山蒼介・情コミ2=尾道)。

また、明大のBK(バックス)には、昨年度『トライ王』の右WTB安田昂平(商4=御所実)がケガから復帰。昨年度の早明戦でも2トライを挙げ、今年度もチームに勢いを与えるプレーに期待だ。

そして、明大の司令塔を担うのはルーキーのSO(スタンドオフ)萩井耀司(商1=桐蔭学園)。先週末に行われた関東大学ジュニア選手権・帝京大戦では、安定したゲーム運びとDG(ドロップゴール)を決めるなど、会場を沸かせた。

対面のSO服部亮太(早大)とのルーキSO対決には目が離せない。「10番の役割を80分間遂行できるようにしっかり冷静に頑張りたい」(萩井)。

「ずっと楽しみに待っていたので、わくわくしかない」(FB/フルバック金昂平・政経4=大阪朝鮮)。伝統の一戦・早明戦を楽しみにしていたのはファンだけではなく、選手たちもだ。

明大の底力を見せつけ、勝利に向かい『前へ』と突き進むだろう。「大学選手権優勝につながる、自分たちが成長できる試合にしたい」(右CTB秋濱悠太・商4=桐蔭学園)。100回目を迎える節目の早明戦に、観客と一体となって紫紺戦士たちは戦う。

文:井垣友希/写真:久保田諒、森口絵美理(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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