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ラグビー コラム 2024年11月16日

明治大学、成長を遂げたセットプレーを武器に大学王者・帝京大学との一戦に挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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春季大会・帝京大戦での秋濱

関東大学対抗戦、5連勝を飾った明治大学。11月17日(日)に迎える相手は全国大学選手権3連覇中の王者・帝京大学だ。

前節での筑波大学戦では、今月のテーマ『タイト』を掲げ「自分たちの流れに持っていけない場面でも、しっかり1つになることを確認する」(WTB/ウィング秋濱悠太・商4=桐蔭学園)ことを意識して戦いに挑んだ。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

試合では筑波大を圧倒するディフェンス力が光り、完封勝利を果たすも、セットプレーの精度では課題が残る試合となった。「スクラムでのレフェリーとのトークだったり、ラインアウトのスローだったり、もうちょっとディティールをこだわっていきたい」(NO.8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)。

菅平合宿・帝京大戦での木戸主将

一方、前節に行われた早稲田大学戦での帝京大は、試合序盤から早大に主導権を握られる展開に。早大のキックを織り交ぜた幅広いアタックに苦しみ、最終スコア17-48と大敗を喫した。帝京大は今季初の黒星、対抗戦連勝記録は34でストップした。

明大にとって、次節・帝京大戦は対抗戦優勝や上位通過をかけた重要な一戦に。そして、これ以上の負けは許されない帝京大は、今まで以上の気迫で挑むに違いない。勝敗が対抗戦の行方を大きく左右する今試合で、勝負のカギとなるのはセットプレーとボールを持っていない時間である『オフザボール』時の動きだろう。

夏の菅平合宿での帝京大戦では、明大は2トライに封じ込められた。「ボールキャリーがコントロールできなかったり、2人目のサポートが遅かったりして、簡単に相手にジャッカルされてしまった。他にもボールがポロポロしていた場面が何度もあったので、精度を高めなければならない」(左CTB/センター平翔太・商3=東福岡)。

また、スクラムやラインアウトでも帝京大優位に立つことが多く、スコアでも常に帝京大を追いかける状況が続いた。

しかし、対抗戦開幕後、明大は大きな成長を見せた。「ブレークダウンのところのみんなのハードワークは本当に成長した。キックの後のチェイスやプレッシャー、そういうマインドの部分も強くなった」(右FL/フランカー福田大晟・商4=中部大春日丘)。また、日本体育大学戦、筑波大戦とこれまで2戦を0点ゲームで抑え、最後まで戦い抜く力も武器となった。

セットプレーにおいては「FW(フォワード)は帝京大戦をターゲットにしてずっとやってきた」(右LO/ロック佐藤大地・法4=国学院栃木)。フィジカル面で驚異的なパワーを誇る帝京大に対して、明大がどれだけセットプレーにおいて優位に立てるかがカギになるだろう。

「スクラムとラインアウトのセットプレーで、っかり高いクオリティのボールを供給して、BK(バックス)にボールを回してトライを取れば絶対に勝てる」(HO/フッカー西野帆平・文3=東福岡)。

そして、帝京大のキーマンとなるのは小村真也だろう。BKリーダーを務める小村は、今年度から始動した、「JAPAN TALENT SQUADプログラム」にもリストアップされ、空いたスペースをつくキックを得意としている。

7月以降、ケガにより公式戦出場はなかったが、満を持して今週末に復帰を遂げる。「WTBでマッチアップすると思うので、そこは警戒しなければならない」(WTB白井瑛人・商1=桐蔭学園)。

明大が『奪還』を達成するために、帝京大は必ず打ち崩さなければならない相手。「4年目で3年連続で負けているので、勝ちたい」(木戸)。両者のプライドを懸けた戦い。帝京大戦を勝利で飾り、伝統の一戦・早明戦へ弾みをつけたい。

文:森口絵美理/写真:森口絵美理、晴山赳生(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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