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ラグビー コラム 2024年11月16日

昨季の高校王者・桐蔭学園vs.最強の挑戦者・東海大相模、花園を懸けて激突。全国高校ラグビー大会 神奈川県決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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桐蔭学園のFL申キャプテン

今年も全国で最もレベルの高い予選の一戦となることは間違いないだろう。「花園」こと、第104回全国高校ラグビー大会の神奈川県予選決勝が、11月17日(日)に開催され、6大会連続で桐蔭学園と東海大相模のライバル同士が激突する。

第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会

昨季、全国高校ラグビー大会で4度目の優勝に輝いた桐蔭学園。新チームになって間もない2月の関東新人大会は、國學院栃木(栃木)に敗れて準優勝、3月の春の選抜大会ではベスト4、5月のサニックスワールドユースで準優勝。

さらに6月の関東大会で優勝、7月の高校セブンズ大会では5年ぶり2度目の優勝を飾るなど、「東の横綱」の名にふさわしい成績を残して、今季も高校ラグビーシーンを引っ張ってきたチームの1つだ。

神奈川県の花園予選は3回戦から出場し、平塚学園に116-0、準々決勝は湘南に148-0、準決勝はメンバーの一部温存して臨んだが、法政第二に対して、WTB(ウィング)石崎悠生(3年)のハットトリックなど、15トライを重ねて97-0と大勝し、危なげなく決勝に進んだ。

今季、結果を残してきた東海大相模

一方、相対する東海大相模も関東新人では3位に入ると、春の選抜では常翔学園(大阪)に23-13で勝利し、ベスト8に進出するなど力のあるところを見せてきた。

今季の神奈川県の花園予選では、3回戦は七里ガ浜に85-0、準々決勝は湘南工科附には95-7、そして準決勝の慶應義塾戦では、CTB(センター)岩崎倫也(3年)がトライを挙げると、その後も6トライを重ねて46-8で快勝し、決勝に駒を進めた。

今季、両者は2度対戦しており、桐蔭学園が新人大会では34-5、関東大会予選では29-11で勝利して連勝している。昨年の花園予選決勝も桐蔭学園が59-0で勝利しているが、2年前の花園予選決勝では東海大相模が日本代表で活躍しているSO(スタンドオフ)矢崎由高(現・早稲田大学2年)がいた桐蔭学園を14-13で下している。

◆過去5年の花園予選決勝

・2019年 ○桐蔭学園 38-14 東海大相模
・2020年 ○桐蔭学園 19-7 東海大相模
・2021年 ○桐蔭学園 22-9 東海大相模
・2022年  桐蔭学園 13-14 東海大相模○
・2023年 ○桐蔭学園 59-0 東海大相模

高校日本代表候補が揃う桐蔭学園

桐蔭学園は昨季も中心選手だったキャプテンFL(フランカー)申驥世、副キャプテンで夏の全国セブンズ大会MVPのFB(フルバック)古賀龍人(ともに3年)を中心に、HO(フッカー)堂園尚悟(2年)、NO8(ナンバーエイト)新里堅志、SH(スクラムハーフ)後藤快斗、CTB松本桂太、徳山凌聖(いずれも3年)と高校日本代表候補が7人揃う。

また、堂園とともにU17日本代表に選ばれたPR(プロップ)喜瑛人(2年)、スピードのあるWTB石崎、司令塔のSO丹羽雄丸(3年)らのタレントもいる。伝統の継続ラグビーは健在であり、ゴール前でのFW(フォワード)陣のラッシュも力強く、決定力は高い。

東海大相模は強力FWが武器

一方の東海大相模も今季はメンバーが揃っており、特にFWのフィジカル、セットプレーが大きな武器となっている。

FW陣はキャプテンHO矢澤翼(3年)を筆頭に、「Bigman&Fastman Camp」に参加したPR伊丸真生(2年)、U17日本代表に選ばれたLO(ロック)笹部隆毅(2年)、高校日本代表候補のLO加賀谷太惟、NO8藤久保陸(ともに3年)がおり、スクラム、ラインアウトのモールといったFW戦では優勢に戦いたいところだ。

SO長濱堅(3年)と、スピードのあるWTB恩田暖(3年)も高校日本代表候補に選ばれており、SO長濱、FB五島悠翔(3年)らのキックで、相手陣で戦う時間をできる限り長くし、FW戦で勝負したいところだ。

桐蔭学園が勝てば2大会連続22回目、東海大相模が勝利すれば2大会ぶり9度目の花園出場となる。

「東の横綱」か、それとも「最強の挑戦者」か。接戦が予想されている、今季の神奈川県の高校ラグビーの頂上決戦は、11月17日(日)、ニッパツ三ツ沢球技場で午後1:00にキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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