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埼玉パナソニックワイルドナイツ vs. クイーンズランドレッズ
開幕まであと2ヶ月あまり。昨シーズン、惜しくも準優勝だった埼玉パナソニックワイルドナイツは、「NTTジャパンラグビーリーグワン2024-25」に向けた準備、及びチーム強化の一環として、11月4日(月・祝)に埼玉・熊谷ラグビー場で「国際親善試合グローバルラグビーフェスタ2024」を開催する。
ワイルドナイツの対戦相手は、2020年よりパートナーシップ契約を締結している、スーパーラグビーパシフィックに参戦しているオーストラリアの強豪クイーンズランドレッズ(以下レッズ)だ。昨シーズンはプレーオフ準々決勝に進出し、5位だった。
3年前から両者はこの時期に対戦しており、2022年は熊谷ラグビー場で対戦し、ワイルドナイツが30-55で敗戦。2023年にはレッズの本拠地であるブリスベンのバリモアスタジアムで、再びレッズが31-29で勝利。3度目となる今年は再び熊谷ラグビー場で両チームが対戦する。
レッズはすでに10月24日に来日し、27日にはクイーンズランドレッズXVとして、すでにワイルドナイツXVと強化試合を行なっており、9トライを挙げたレッズが59-29でワイルドナイツを下している。
ジャパンラグビー リーグワン2024-25
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プレシーズンマッチ 埼玉ワイルドナイツ vs. クイーンズランドレッズ
11月4日(月・祝)午後0:50 J SPORTSオンデマンドで【限定】LIVE配信
キャプテンのHO(フッカー)坂手淳史、SH(スクラムハーフ)小山大輝、CTB(センター)ディラン・ライリー、CTB/WTB(ウイング)長田智希と4選手が、日本代表の欧州遠征で不在の中、ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は、23名のメンバーを発表した。
FW(フォワード)から見ていくと、PR(プロップ)には2023年ワールドカップ日本代表のクレイグ・ミラーと、成長著しい藤井大喜、HO(フッカー)は島根一磨が務める。LO(ロック)は新加入のオッキー・バーナードと、ゲームキャプテンを務めるエセイ・ハアンガナがコンビを組む。
バックローは、FL(フランカー)に日本代表のベン・ガンターと、ラクラン・ボーシェー、NO8(ナンバーエイト)にやはり、昨年のワールドカップ日本代表でクイーンズランド出身のジャック コーネルセンと実力者が揃った。
BK(バックス)は、SH(スクラムハーフ)高城佑太とSO(スタンドオフ)山沢京平のハーフ団、CTB(センター)はヴィンス・アソと、川崎清純のコンビ。バックスリーはWTB(ウイング)丹治辰碩と竹山晃暉、FB(フルバック)は野口竜司が務める。
リザーブにはHO下釜優次、PR木原優作、2大会連続ワールドカップ出場のPRヴァルアサエリ愛、LO長谷川崚太、FL布巻峻介、SH本堂杏虎、CTB齊藤誉哉、今季、花園近鉄ライナーズから移籍したWTBジョシュア・ノーラが名を連ねた。
一方のレッズも、キャプテンのSHテイト・マクダーモットやFLリアム・ライトら多くの選手がオーストラリア代表の欧州遠征で不在だ。ただ、「当初から、この遠征はまだ経験のない選手たちにもチャンスを与えることができる」というレス・キスHC(ヘッドコーチ)は、FWに国際経験のあるベテランを入れながらも若手中心で臨む。
FWはニュージーランドとオーストラリアで代表キャップを持つPRアレックス・ホッジマンと、サモア代表のジェフリー・トゥーマガアレン、HOジョシュ・ナセルの3人がフロントローを構成する。
LOはジョシュ・カナムと初めてキャプテンを任されたライアン・スミス、FLコナー・ヴェストと、初先発のU19ニュージーランド代表経験のあるコーハン・ハーバート、NO8には22歳のジョー・ブライアルが入った。
BKは22歳のSHカラニ・トーマスと、豪州代表のレジェンド、マイケル・ライナーの次男で、今年ワラビーズデビューも飾った21歳のSOトム・ライナーがハーフ団を組む。
CTBは先日のワイルドナイツ戦でもプレーしたドレ・パケホと、初先発の18歳フランキー・ゴールズブローの2人、WTBはこの試合がレッズデビューとなるニュージーランド出身のヘレマイア・マレーと、フロイド・オーブレーが両翼を担い、FBはメイソン・ゴードンが務める。
ベンチにはHOリッチー・アシアタ、PRセフ・ファアガセ、マッシモ・デルティイス、LOタイネ・ロイリ、レッズでの初キャップを狙うFLハーミッシュ・ミュラー、SHルイス・ワーション、SOハリー・マクローリンフィリップス、WTBウィル・カートライトが控える。
キスHCは、「チームとしてこのような国際的な経験ができ、ワイルドナイツとの関係を築き続けられるのは素晴らしい。ライアン・スミスは今シーズンを通してチームのリーダーであり、彼をキャプテンに指名する」。
「当初から、この遠征はクラブラグビーの選手たちにもチャンスを与えることができると話していたので、コーハンとハミッシュがその地位を獲得したことは素晴らしい」と話した。
この試合は埼玉県と、クイーンズランド州の姉妹提携40周年を祝うものにもなるという。レッズが3連勝で、「埼玉―クイーンズランドシールド」を防衛するか。それともホームのワイルドナイツが初勝利を挙げるか。
ワイルドナイツとレッズの激突は11月4日(月・祝)、午後1:00に熊谷ラグビー場でキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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