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ラグビー コラム 2024年11月2日

明治大学、開幕5連勝を目指し、夏に敗れた筑波大学とのリベンジマッチに挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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CTBとして出場する平翔太

前節の立教大学戦では、試合後半にかけて抜群の修正力を見せ、相手を圧倒した明治大学。最終スコア57-15で立大を下し、関東大学対抗戦で4連勝目を挙げた。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

まず先に得点を挙げたのは立大。前半7分にPG(ペナルティゴール)での得点を許すと、直後に先制トライを決められ、開始早々出鼻をくじかれる。

しかし、予期せぬ幕開けにも明大は動じない。SO(スタンドオフ)伊藤龍之介(商2=国学院栃木)からのロングパスを左WTB(ウイング)海老澤琥珀(情コミ2=報徳学園)が受け取ると、見事なステップで敵陣を切り裂きトライ。「きれいに外までつないでくれて、練習でやっていたことをそのまま出せたトライだった」(海老澤)。

この2年生コンビによるトライを皮切りに、勢いに乗りたい明大だったが、立大の隙のないディフェンスの前に得点を量産することはできず、前半を計4トライで終える。スコアとしては26-15の課題を残す形で試合を折り返した。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

しかし、後半に入ると明大は抜群の修正力を見せ、前半とは別のチームかのような攻守を展開。BK(バックス)のポジション編成を大きく入れ替え、左CTB(センター)に入った伊藤龍、そして後半から試合に入った竹之下仁吾(政経2=報徳学園)や、田中景翔(文2=常翔学園)、金勇哲(営4=大阪朝鮮)がそれぞれトライを挙げ、立大を突き放していく。

完全に勢いに乗った明大は、後半43分にも右CTB秋濱悠太(商4=桐蔭学園)がダメ押しトライを決め、相手に反撃の余地を与えさせずノーサイド。後半の40分間で5トライを挙げ、ディフェンス面では無失点という完璧な試合運びを披露し、見事57-15で勝ち星を獲得した。

そして開幕5連勝を目指し、日曜日に明大が対戦するのは筑波大学。筑波大との公式戦は今年度初である。昨年度は対抗戦と全国大学選手権・準々決勝での2回の対戦があり、どちらも明大の高い攻撃力を武器に勝ち切って見せた。

しかし、筑波大は決して侮れる相手ではない。夏に行われた今年度の菅平合宿では、練習試合ながらも31-35という接戦を制しきれず、悔しさの残る敗北を喫している。そのため明大は油断するどころではなく、むしろ挑戦する気持ちで試合に臨まなくてはならない。「チャレンジャーの気持ちを持って、自分のやるべきことをしっかりとやっていきたい」(萩井耀司・商1=桐蔭学園)。

筑波大はスピードと高いスキルを併せ持つタレントぞろいのBK陣が特徴。FW(フォワード)陣も合わせた多彩な攻撃パターンによる、高い攻撃力が脅威となるチームである。少しでも隙を見せれば、鋭いアタックで明大陣営をかき乱してくるだろう。

また、注意すべきはオフェンス面だけではない。「筑波大は多彩なアタックはもちろんのこと、堅いディフェンスが印象にあるチーム」(HO/フッカー西野帆平・文3=東福岡)と高い守備力も警戒しなければならない。どれだけ粘り強く自分たちのアタックを継続し、強みである攻撃力を発揮できるかが勝敗を分けるカギとなる。

第5節となる筑波大戦以降は帝京大学、そして宿敵・早稲田大学と強敵たちとの戦いが続いていく。だが、相手が強くなっていくからこそ「自分たちにフォーカスして、練習の中でやってきたことに自信を持って自分たちのラグビーを展開していきたい」(伊藤龍)とやるべきことは決まっている。

今試合で筑波大へのリベンジを果たし、対抗戦終盤に向けての追い風とすることはできるだろうか。明大にとって今季の明暗を分ける重要な一戦となることは間違いない。

文:久保田諒/写真:廣末直希、井垣友希(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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