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ラグビー コラム 2024年10月25日

青山学院大学vs.慶應義塾大学、大学選手権出場を目指す両校の対戦。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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青山学院大学vs.慶應義塾大学

9月に開幕したラグビー関東大学対抗戦も中盤戦を迎えている。10月27日(日)には青山学院大学(昨年7位)と、慶應義塾大学(昨年5位)が対戦する。

今年、新たに糊谷浩孝HC(ヘッドコーチ)が就任した青山学院大学は、開幕から2連敗したが、3試合目は筑波大学に31年ぶりに30-22に勝利。だが、前節は早稲田大学に0-67で大敗し、1勝3敗の勝ち点8で暫定5位につけている。

慶應義塾大学は開幕3連敗を喫して暫定で8位(勝ち点3)と最下位だが、筑波大学、明治大学、帝京大学と昨季の上位チームと対戦しての敗戦だけに、青山学院大学戦で勝利して、勢いに乗りたいところだ。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

この試合に勝利し、大学選手権出場に近づきたい青山学院大学のメンバーから見ていきたい。早稲田大戦からFW(フォワード)人、BK(バックス)1人の計2名の変更にとどめた。

青山学院大学

FWから見ていくと左PR(プロップ)には木村陽太(2年)が、前節に続いて先発。右PRは中林幹太がメンバー外となり、安部駿亮(4年)が3番を背負い、HO(フッカー)田中太陽(3年)と第一列を構成する。

バックファイブ5人は同じで、LO(ロック)は荒川真斗(3年)と、梁取駿太(2年)、FL(フランカー)は1年の松崎天晴(東福岡)、FL八尋祥吾(3年)、NO8(ナンバーエイト)内藤基(3年)がスターターとなった。

J SPORTS 放送情報

BKはWTB(ウイング)山本啓太(常翔学園出身)がベンチに下がり、白石颯(2年)が先発となった以外は同じとなった。

ハーフ団はSH(スクラムハーフ)小林純岳(3年)、SO(スタンドオフ)青沼駿昌(4年)、CTB(センター)コンビはキャプテン河村凌馬、榎本拓真(ともに4年)、もう1人のWTBは川端航聖(4年)、FB(フルバック)にはキックでのコントロールが光るルーキーの井上晴生(東福岡出身)が入った。

他の控えはHO中山健太郎(2年)、PR松下稜(3年)、相川拓也(3年)、1年のLO角谷銀次朗(京都成章出身)、FL高矢奎太朗(4年)、SH平澤温人(3年)、SO袖山遼平(2年)が名を連ねた。

青山学院大学としてはハーフ団やFB井上のキックで、敵陣でのプレー時間を増やしつつ、力強いFWやPG(ペナルティゴール)で得点を重ねていきたい。

一方、初勝利を目指す慶應義塾大学は、帝京大学戦からFW2人、BK1人を変更して臨む。

慶應義塾大学

FW第1列は変わらず、キャプテンHO中山大暉を筆頭に、PR成田薫、PR吉村隆志(いずれも4年)の3人。左LOは矢崎隼太(3年)がベンチに下がり、中矢健太(4年)が先発に上がって浅井勇暉(4年)とコンビを組む。

バックローは1年のFL中野誠章(桐蔭学園出身)と、控えからに上がった1年のFLキーヴァーブラッドリー京(常翔学園出身)が先発。NO8には前節はFLだった田沼英哲(4年)が下がった。

BKはSH橋本弾介が(3年)ベンチに下がり、副将のSH小城大和(4年)が9番をつけ、前節も初先発だった和田康二GM(ゼネラルマネージャー)の甥・ルーキーのSO和田健太郎(清真学園出身)とハーフ団を組む。

CTBは今野椋平山本大悟の3年生コンビ、WTBは廣瀬暸(4年)と前節2トライの1年のWTB小野澤謙真(静岡聖光学院)、そして最後尾のFBにはFB伊吹央(3年)が入った。

他の控えメンバーにはHO山田空太(4年)、1年のPR井吹勇吾(桐蔭学園高)、同じく1年PR中谷太星(東福岡)、LO長瀬穣一郎(4年)、CTB村田紘輔(4年)、WTB石垣慎之介(3年)が入った。

慶應義塾大学としては伝統的に強みとしてきた前に出るディフェンスでプレシャーをかけて、相手陣に入ったらしっかりと武器であるモールで得点を重ねたい。

過去5年の両校の対戦成績を見ると慶應義塾大学が5連勝しており、一昨年までは35-3、78-0、40-14,38-10と慶應義塾大学が快勝している。ただ、昨年の対戦は31-20と青山学院大学も善戦している。

大学選手権に5校進出することができる関東大学対抗戦。青山学院大学が筑波大学戦に続いて白星を奪取し、大学選手権出場に近づくか。それとも慶應義塾大学が今秋、初勝利を挙げて勝ち点を積み重ねることができるか。

注目の青山学院大学vs.慶應義塾大学の一戦は10月27日(日)、栃木県総合運動公園第2陸上競技場で、午後2:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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