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ラグビー コラム 2024年10月25日

大混戦の関東リーグ戦はラスト3戦へ!注目の「法政大学×流通経済大学」。関東大学リーグ戦2024

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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大学選手権出場3枠を争う関東大学リーグ戦が、今季も大混戦だ。

まず4試合終了時点での順位を確認しておこう。

順位 チーム 勝点 勝ち 引き分け 負け
1 大東大 22 4 0 0
2 東海大 20 3 0 1
3 法大 17 3 0 1
4 東洋大 17 3 0 1
5 流経大 15 2 0 2
6 立正大 8 1 0 3
7 日大 5 0 0 4
8 関東学大 5 0 0 4

先週19日にアップセットがあった。東洋大学が、リーグ7連覇を狙う東海大学を2季前に続いて撃破(33-26)したのだ。

そして首位に躍り出たのは大東文化大学。リーグ制覇となれば猛タックラーのFL河野良太(釜石SW)が主将だった2017年度以来となる。

そして10月27日(日)、上柚木公園陸上競技場(東京・八王子市)で激突するのが、3位(3勝1敗)の法政大学と、5位(2勝2敗)の流通経済大学。勝点わずか2差の注目対決だ。

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2季連続の選手権出場実績のある流経大だが、立正大学戦(27-31)と東洋大戦(24-27)の2敗が響き、現状は出場枠外の5位。

先週は日本大と両軍22トライの“超”乱打戦を78-64で制して2勝目。64失点すれば通常は敗戦するが、それを上回るダイナミックな攻撃力を披露した。

特に流経大はFB中村楓馬が傑出。自身2トライを含めて切れ味鋭いステップで再三チャンスメイクし、アタックの脅威でありつづけた。

そうして挙げた貴重な2勝目だったが、とはいえ“64失点をしても勝ててしまった”経験は、メンタル面でポジティブではないだろう。セットプレーとディフェンスを修正し、気を引き締め、重要局面のリーグラスト3戦を戦い抜きたい。

 

注目の法政大戦メンバーは、先発15人中13人に変更なし。フォワード唯一の変更はルーキーFL佐藤椋介(流経大柏) 、そして同高校出身のSH諸井仁穏(3年)だ。

一方の法政大もこれからが正念場だ。

今季は開幕戦での日本大での逆転勝利(50-48)に始まり、東洋大には敗れたものの関東学院大学(39-14)、立正大学(34-19)と2連勝。2季連続の選手権出場圏内となる3位に入っている。

法政大は、ポジション図の中心ライン、ゲームの質を左右する2、8,9、10、15に安定感のある好選手が多い。

2勝目を挙げた立正大戦は将来性のある2番(HO)花澤祐太、昨年のNZU戦で敵将からも讃えられたNO8宮下晃毅。そして経験豊富なSH小山田裕悟、SO金侑悟主将のハーフ団。バックスリーダーの一人であるFB北川拓来。

対戦相手との兼ね合いもあるが、法政大の4試合の合計得点は東海大に次いで2位(166)。安定感のある主軸たちを土台に確かな攻撃力を証明している。

流経大戦の先発メンバーは、こちらも13人が引き続き先発。東福岡出身の190cmLO上杉太樹(2年)、秋田中央高卒のFL三浦幹太(3年)が2つの変更点だ。

法政大は、立正大戦は前半17-0とリードしながら、後半のみのスコアで17-19と逆転を許してしまった。流経大は終盤まで高い攻撃力を維持できる。法政大は守備の一貫性がひとつカギを握るだろう。

流経大はセットプレーを安定させたい。スクラムの最前列中央のフッカーが両軍1年生というのは珍しい。スクラムバトルはファーストから注目したいところだ。キックオフは午後2時。出場3枠獲得へ着実に前進するのはどちらか。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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