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ラグビー コラム 2024年9月27日

大学選手権を目指す立教大学、王者・帝京大学にチャレンジ。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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帝京大学 vs. 立教大学

9月7日に開幕したラグビ関東大学対抗戦は、全チームが2試合ずつ消化し、9月29日(日)からは3試合目を迎える。29日(日)、東京・秩父宮ラグビー場では昨年の王者・帝京大学に、昨年6位の立教大学がチャレンジする。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

帝京大学は日本体育大学(67-6)、青山学院大学(40-5)に勝利し、明治大学、早稲田大学、筑波大学の4校とともに開幕戦から連勝スタートを切った。

一方、5位以内で初の大学選手権出場を目指す立教大学は、開幕戦では早稲田大学に6-57で敗れたが、先週の筑波大学戦には敗戦したが善戦。23-29と7点差以内の敗戦でボーナスポイント1を得た。

それではまず、開幕3連勝を狙う帝京大学のメンバーから見ていきたい。相馬朋和監督は、前節の青山学院大学戦から5人のメンバーを入れ替えてきた。

帝京大学

FW(フォワード)は、左PR(プロップ)は平井半次郎(4年)がこの秋初先発、清水栞太(2年)が控えに下がった。また、FL(フランカー)グアイニ優人(4年)が控えからスターターに上がった。

残りのFWパック6人は同じで、HO(フッカー)當眞蓮(4年)、春に日本代表活動に参加したPR森山飛翔(2年)、LO(ロック)本橋拓馬(4年)の2人、LO蔵森晟(3年)、キャプテンFL青木恵斗(4年)、NO8(ナンバーエイト)カイサ・ダウナカマカマ(2年)が先発する。

BK(バックス)はメンバー外から、副将のSH(スクラムハーフ)李錦寿(4年)が先発。上村樹輝(4年)が控えに回り、SO(スタンドオフ)大町佳生(3年)とハーフ団を組む。CTB(センター)はU20日本代表の上田倭士(2年)と、控えから上がった1年のCTB佐藤楓斗(尾道出身)がコンビを組む。

バックスリーは、WTB(ウイング)森寛大(4年)が3試合連続先発し、前節はCTBだった生田弦己(3年)WTBに下がった。そして最後尾のFB(フルバック)には初の公式戦となる石原幹士(2年)が15番を背負う。

控えには、PR依藤駿之介(4年)、HO知念優来(4年)、1年のLO坪根章晃(東福岡出身)、CTB/WTB日隈太陽(3年)は前節と替わらず、初の対抗戦出場となるFL甲斐敬心(2年)、SO/CTB新澤迅太(3年)もベンチに入った。

帝京大学としては武器としているスクラム、ラインアウトのセットプレー、接点でプレッシャーをかけて主導権を握り、トライを重ねたい。

続いて立教大学。立教大学の元治裕一監督は、控えから1年生のLO中山英琥(東福岡出身)を上げたのみで、他の14人は筑波大学戦で善戦した同じメンバーという布陣となった。

立教大学

FWはPR八代デビット太郎(4年)、佐久間翔梧(3年)、HO三村真嶺(4年)、LO日野幹太、FL石川洋志郎、角田龍勇、NO8仙臺蔵三郎(いずれも3年)と、7人は上級生となった。

BKを見ると、ハーフ団は桐蔭学園からコンビを組むSH伊藤光希、SO中優人(ともに4年)の2人が務める。CTBは切れ味の鋭いランが武器の佐藤侃太朗(3年)とフィジカルに長けた江田優太(4年)の2人。バックスリーは1年のWTB村上有志(東福岡)、須川遼平(4年)、FB大畑咲太(2年)とランナーが並んだ。

控えはメンバー外から1年のLO高尾将太(川越東出身)、SO安食龍之介(4年)がベンチに入り、その2人以外は同じで、HO進藤大、PR大上翔(ともに3年)、PR石原捷聖(2年)、FL/LO渡辺大斗(3年)、SH川畑俊介(4年)、WTB/FB長島朔良(2年)は後半からチームに勢いを与えるはずだ。

連敗しているが、過去2戦、昨年の上位校としっかり戦えている立教大学としてはハーフ団がしっかりゲームメイクし、接点、セットプレーでファイトして、前節同様に接戦に持ち込み、勝機を見いだすことができるか。

過去4年の対戦は帝京大学が83-0、88-0、103-0、106-7と立教大学を圧倒している。「紅き旋風」が今年も圧勝するか。それとも紺のジャージーに百合のエンブレムでお馴染みの立教大学が今年は接戦に持ち込むことができるか。

帝京大学と立教大学の対戦は9月29日(日)午後3:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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