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ラグビー コラム 2024年9月24日

【ハイライト動画あり】明治大学、春の課題を克服し慶應義塾大学に快勝。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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インゴールに飛び込むCTB平翔太(明治)

例年よりも早い開催となった慶應義塾大学戦。春の対戦では両チーム大量得点のシーソーゲームとなり、全く油断できない相手。『奪還』を目指す明治大学は、連勝し流れに乗るために、必ず勝ちたい一戦だ。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

先に試合を動かしたのは明大だった。前半4分、FB(フルバック)金昂平(政経4=大阪朝鮮)からパスを受けた右WTB(ウイング)安田昂平(商4=御所実)が裏のスペースにボールを蹴ると、そのまま自分で走り込みトライ。

「(金)昂平がいい仕掛けをしてくれて、内側がフリーの状態で相手と1対1になれたので、あとは自分の心を信じてトライを取れた。チームに勢いづけるトライを取ることができて良かった」(安田)。

続く10分にはSH(スクラムハーフ)柴田竜成(営3=秋田工)のグラバーキックに、前節ハットトリックを達成したルーキーの左WTB白井瑛人(商1=桐蔭学園)が反応し、追加点を挙げる。「蹴ってもらって置くだけだったので、しっかり声を出して呼べて良かった」(白井)。

21分にはスクラムから出たボールを、公式戦初スタメンのSO(スタンドオフ)伊藤龍之介(商2=国学院栃木)がショートパス。ボールを受け取った左CTB(センター)平翔太(商3=東福岡)が相手を弾き飛ばしながらインゴールに飛び込んだ。「1対1を作れば必ずゲインできるとわかっていたのでそこを突いた」(平翔)。

その後も明大が流れを握り続け、38分にもラインアウトからモールを押し込みHO(フッカー)西野帆平(文3=東福岡)がトライを挙げた。前半を無得点に抑え26-0で試合を折り返す。「FW(フォワード)はハンティングというテーマでやっていて、15人全員でプレッシャーかけて戦えたので良かった」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)。

前半の流れのまま得点を重ねたい明大だったが、後半に入り雲行きが変わる。後半開始から慶大が攻める展開が続き、苦しい時間帯を過ごすが、明大は前に出るディフェンスでゴールラインを死守する。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

【ハイライト動画】明治大学 vs. 慶應義塾大学|伝統の一戦は明治が快勝

「(アタックが)縦に来るシーンが多かったが、この1週間、ジャンプという前に出るディフェンスを意識していて、そこがチームとして出た」(右FL/フランカー福田大晟・商4=中部大春日丘)。

ディフェンスの時間が続く嫌な雰囲気を、左CTB平翔がワンプレーで払拭した。後半17分に相手SHから出たボールをインターセプトすると自陣22m付近から独走。後半初得点を挙げた。「狙ってはいなかったが、SHが持ち出してきたのもあったので、そこを予測してボールを取れて良かった」(平翔)。

その後、初失点を許すが、途中出場のHO(フッカー)金勇哲(営4=大阪朝鮮)、FB金昂が追加点を挙げ52-7でノーサイド。春シーズンの課題であったセットプレーを克服し、ラインアウト、スクラム共に高いクオリティを見せつけた。

モールを押し込む金勇哲

「ラインアウト(成功率)が100%というクオリティですごく良くて、スクラムもしっかり相手にプレッシャーをかけてターンオーバーできた」(金勇)。

次戦の相手は大学選手権優勝経験もある古豪、日本体育大学。早稲田大学戦でMIP(モスト・インプレッシブ・プレーヤー)を受賞した右WTBトアニトニ・キオカタなどを擁するランニングラグビーが強みのチームであり油断できない。

「(次戦では)もうちょっとチームにフィットして、ジャパンの合宿で学んできたことをフルで出せるように、もっとアグレッシブにいきたい」(WTB海老澤琥珀・情コミ2=報徳学園)。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

『奪還』というゴールに向けて、まずは3連勝を目指し、小田原での日体大戦に臨む。

文:佐藤比呂/写真:井垣友希、森口絵美理(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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