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ラグビー コラム 2024年9月23日

【ハイライト動画あり】早稲田大学、13トライで日本体育大学を圧倒し開幕連勝。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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先制点を挙げたFL田中勇

ラグビー関東大学対抗戦の第2節、日本体育大学との一戦は秩父宮ラグビー場で行われた。立ち上がりから猛攻を見せた早稲田大学は、5分に先制のトライ。

シンプルなアタックで次々とゲインラインを突破する早大はミスも少なく、着実に得点を重ねていく。前半だけで7トライを挙げ、45-0と大量リードで折り返す。続く後半も早大は集中力を持続し、トライを量産。83-0と圧倒的な強さを見せ、対抗戦2連勝を飾った。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

キックオフから間もない3分、FB(フルバック)矢崎由高(スポ2=神奈川・桐蔭学園)がハイパントキックを蹴ると、そのまま自分で再獲得。陣地を進めた早大はテンポよくアタックを継続していく。

WTB(ウィング)池本晴人(社2=東京・早実)、NO8(ナンバーエイト)鈴木風詩(社4=国学院栃木)のゲインで日体大のペナルティを誘い、ゴール前でラインアウトモールを形成。

攻守で貢献したHO安恒

コラプシングのアドバンテージを得た状態でアタックを継続すると、HO(フッカー)安恒直人(スポ4=福岡)から、カットアウトしながらボールを受け取ったCTB(センター)福島秀法(スポ3=福岡・修猷館)がラインブレイク。福島からオフロードパスを受け取ったFL(フランカー)田中勇成(教3=東京・早実)が先制のトライを挙げた。

続く12分、SO(スタンドオフ)服部亮太(スポ1=佐賀工)が蹴った裏へのキックに反応した池本が、ゴール前でターンオーバーに成功。SH(スクラムハーフ)細矢聖樹(スポ4=国学院栃木)の鋭いパスを受け取ったPR(プロップ)杉本安伊朗(スポ2=東京・国学院久我山)がトライを奪った。

15分にはWTB田中健想(社1=神奈川・桐蔭学園)、19分には服部がインゴールを駆け抜けると、早くもスコアは28-0。21分に早大は反則から陣地を奪われるものの、服部のロングキックで一気に敵陣へ入り込む。杉本がブレイクすると、素早く走りこんできたのはLO(ロック)米倉翔(スポ2=福岡・修猷館)だった。ディフェンスを弾き飛ばしながらトライラインに手を伸ばし追加点。

ラグビー 関東大学対抗戦2024

【ハイライト動画】日本体育大学 vs. 早稲田大学|早稲田が13トライの猛攻

27分には、またも田中健がライン際を駆け抜け、38-0とさらにリードを広げる。印象的だったのは36分、細矢のキックチャージから敵陣ゴール前でのスクラムを獲得した早大は一気にプッシュする。5mを押し切り、スクラムでのトライを挙げた。セットプレーでも盤石の強さを見せた早大は45-0で前半を終えた。

後半も上々の立ち上がりを見せた早大。日体大のキックオフからエリアの取り合いとなったが、服部のロングキックをきっかけに早大は攻撃に転じる。福島が内に切れ込みながらブレイクすると、一気に大外までボールを回した。ライン際で待っていた池本がインゴールまで走り切り、後半も先に得点を挙げた。

8分、これまで日体大にチャンスを与えていなかった早大だったが、ペナルティをきっかけにピンチを迎える。22mライン内側まで侵入を許した早大だったが、低く鋭いタックルで日体大のゲインを許さない。ハイプレッシャーのディフェンスで日体大のノックオンを誘発し、自陣22mライン付近でスクラムを得る。

すると、早大はそのスクラムで10m近く前進し、ディフェンスラインを後退させる。出足が遅れた日体大の隙を逃さなかった矢崎が、大外の池本へロングパスを繋ぐと、ディフェンスを引きずりながらゲイン。オフロードパスを受け取った田中健がハットトリックを達成した。

スコアは57-0。15分にはLO若松泰佑(文構4=東京・早実)、26分にはNO8永井新之助(スポ4=東京・早実)のロングゲインをきっかけに矢崎が、32分にはFB植木太一(人1=神奈川・関東学院六浦)がトライを挙げた。

4トライの活躍を見せたWTB田中健

途中出場の選手たちが次々と鮮烈なプレーを見せ、早大の勢いは衰えない。36分、日体大ディフェンスのギャップを突いたCTB野中健吾(スポ3=東海大大阪仰星)がブレイクすると、最後は田中健。今試合4トライの大車輪の活躍を見せ、83-0。日体大を無得点に抑え、ノーサイドの笛が鳴った。

多彩ながらも、ミスの少ないアタックで大量得点に成功した早大。「シンプルにできた」と大田尾竜彦監督(平16人卒=佐賀工)も語るように、テンポの早さとフィジカルで優位に立ち、13トライを挙げた。

「コミュニケーションを取りながら、どこのスペースが空いているか共有し続けた」と福島は今日のアタックを振り返る。また、今試合で赤黒デビューを飾ったFL牧錬太郎(スポ1=神奈川・桐蔭学園)は、チームのディフェンスに対して「0点に抑えられたことが良かった」とまとめた。

圧力のあるディフェンスにより、少ないフェーズでボールを奪い返し、強力なアタッキングラグビーで日体大を圧倒。まさに早大らしいラグビーを見せた。今試合でさらに調子を上げ、次戦の青山学院大学戦でも猛攻を見せてくれることだろう。強豪校との対戦が続く対抗戦後半戦に向け、早大の勢いはさらに加速していく。

文:村上結太/写真:西川龍佑、安藤香穂(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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