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ラグビー コラム 2024年9月6日

7連覇に挑む東海大学、2部から昇格した関東学院大学の挑戦を受ける。ラグビー関東大学リーグ戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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関東学院大学 vs. 東海大学

9月7日(土)8日(日)にラグビー関東大学リーグ戦が開幕。前人未踏の7連覇を目指す王者・東海大学は、神奈川・小田原市城山陸上競技場で、昇格組の関東学院大学と対戦する。両大学とも神奈川に本拠地を構えているため「神奈川ダービー」となる一戦だ。

関東学院大学は、昨シーズン2部で戦っていたため、両者の対戦は2年ぶりとなる。なお、2021年は東海大学が57-5、2022年は74-7で勝利している。

6連覇で13度目の優勝を達成した東海大学は、ここ2シーズンは大学選手権の準々決勝で敗戦し、正月越えすることができていない。そのため、スローガンは「BREAK THROUGH」と掲げた。

一方、昨年2部で優勝し、入替戦で拓殖大学に勝って再昇格した関東学院大学。1990年から2006年の間にリーグ戦を10回制し、大学選手権も6回制している。スローガンは再び、関東学院大学の名を轟かせるという思いを込めて「轟」とした。

東海大学

まずは東海大学のメンバーから見てきたい。共同キャプテンのFL(フランカー)汐月佑心、CTB(センター)近藤翔耶(ともに4年)が先発する。

他にもFW(フォワード)はPRにシアレ・オトゥホウマ(4年)杉浦皓亮(3年)、HOが下江康輔、LO(ロック)は川瀬悠河と中山竜太朗(いずれも4年)、バックローには汐月とFL薄田周希(3年)、NO8(ナンバーエイト)大森光(4年)と上級生が並んだ。

BK(バックス)は、SH(スクラムハーフ)辻時羽(4年)とハーフ団を組むのは1年のSO(スタンドオフ)浦本明惟(松山聖陵)が抜擢された。他にはCTB木津谷勇輝(4年)、バックスリーはエースWTB(ウイング)中川湧眞岡村優太、昨年の「ベスト15」に選ばれた南アフリカ出身FB(フルバック)コンラッド・セブンスター(2年)が務める。

控えはPR伊波大地(4年)、阿部輝(2年)、1年のHO川村航平(茗溪学園)、FL/LO今井郁太(4年)、NO8ヘンドリックス・スミス(2年)、SH井川天太郎(3年)、SO緒方蒼太朗(4年)、CTB古屋健太朗(3年)が入った。

近藤主将は「今季はセットプレーで勝負できるチームになってきたと思う。関東リーグ戦を通して、大学選手権で勝てるチームになっていきたい」と話した通り、FWのセットプレーからプレッシャーをかけて主導権を握っていきたい。

続いて関東学院大学だ。共同キャプテンはFL由比藤聖(4年)が先発したが、もう1人のFL内川朝陽(4年)はベンチ外となった。

他にはPR中峰翼、高田凱斗(ともに3年)、HO竹下優作(4年)、LO佐々木亮太(2年)、花田龍紀(4年)、昨年2部の「ベスト15」だったFLティポアイールーテル ラリー(3年)、NO8丸尾瞬(2年)となった。

BKはSH服部莞太(4年)とハーフ団を組むのは、1年のSO浅場博登(朝明)。CTB陣は松元陸と茎沢光隆(ともに4年)のコンビ、バックスリーは1年のWTBシアレ・ハラ(札幌山の手)、諸山祐祥(4年)。そして、昨年の2部の「ベスト15」だったFB安藤悠樹(3年)が最後尾に入った。

控えはPR尾崎虎太郎(3年)、藤松優翔(2年)、HO清水宏晟(3年)、L0/FL上田倫太郎(3年)、FL平野真輝(2年)、SH難波隼士(4年)、CTB山村拓(4年)、1年のSO山川誠人(鹿児島実業)が入った。

2年ぶりの1部の試合に向けてFL由比藤主将は、「ずっと関東学院は低迷していると言われているが、今季はなかなか良いメンバーが揃っている」と自信を口にした。セットプレー、接点で互角に戦って、ディフェンスでプレッシャーをかけて接戦に持ち込みたいところだ。

ともに1年生SOが先発する王者・東海大学vs.昇格組・関東学院大学。注目の一戦は9月7日(日)、小田原市城山陸上競技場で午後3:00にキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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