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ラグビー コラム 2024年8月16日

ラグビーの聖地「菅平」で練習試合が本格化。明治大学vs.天理大学、東西の強豪が対戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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明治大学vs.天理大学

ラグビーの夏の合宿の『メッカ』である長野・菅平高原。8月上旬から中旬までの高校ラグビーシーンが一段落すると、いよいよ大学ラグビーの番である。

8月18日(日)、長野・『アンダーアーマー菅平サニアパークDグラウンド』では、昨季大学選手権で準優勝の明治大学vs.ベスト4の天理大学という東西の強豪同士の練習試合が行われる。

昨季、創部100周年だったが、大学選手権は惜しくも準優勝だった明治大学。関東大学春季大会Aグループでは、大学選手権3連覇中の帝京大学に24-24で引き分けたが、ライバルの早稲田大学には26-36で敗れて3位だった。

明治大学はすでに菅平入りをしており、14日には対抗戦の筑波大学と対戦。前半の失点が響いて31-35で敗れたが、後半の追い上げは見事だった。

原稿を書いている段階では先発予定メンバーが発表されておらず、筑波大学戦で先発したメンバーを振り返っておきたい。

FW(フォワード)第1列はPR(プロップ)檜山蒼介(2年)、倉島昂大(4年)、HO西野帆平(3年)、LO(ロック)田島貫太郎佐藤大地(ともに4年)の2人。バックローはキャプテンFL(フランカー)木戸大士郎福田大晟(ともに4年)、NO8(ナンバーエイト)最上太尊(3年)の3人だった。

BK(バックス)を見ると、春からハーフ団を組むSH(スクラムハーフ)柴田竜成(3年)、ルーキーのSO(スタンドオフ)萩井耀司(桐蔭学園出身)、CTB(センター)は蓬田雄(3年)、秋濱悠太、バックスリーはWTB(ウィング)坂本公平、安田昂平、FB(フルバック)金昂平(いずれも4年)が入った。

控えには春から7月にかけて、U20日本代表で活躍したLO物部耀大朗、FL大川虎拓郎、SO伊藤龍之介、SH/SO伊藤利江人、FB竹之下仁吾(いずれも2年)、ルーキーのCTB白井瑛人(桐蔭学園出身)らが入り、ケガから復帰したCTB平翔太(3年)も筑波大学戦では2トライを挙げた。

明治大学はサモア遠征、さらにはスコットランド遠征で大きな成長を遂げたU20日本代表組が、どうチームに馴染んでいくかが夏合宿のテーマの1つであろう。

天理大学戦では当然、筑波大学戦から何人かメンバーを交替すると予想される。定位置争いが激しくなっている中で、8月22日には昨季の関西王者の京都産業大学戦、さらに、25日には帝京大学戦も控えているだけに、天理大学にはしっかり勝利して勢いに乗りたいところだ。

一方、昨季大学選手権ベスト4で関西2位の天理大学。今季は2021年度以来の大学王者を目指すシーズンとなるが、春からなかなか調子が上がっていなかった。

5月の練習試合初戦は京都産業大学に5-48で敗れて、関西大学春季トーナメントでは摂南大学には快勝したが、準決勝で関西学院大学に28-43で敗れた。続く、3位決定戦でも近畿大学に28-35で敗戦している。

菅平高原に上がる前の8月11日には、天理・白川グラウンドに日本大学を迎えて40分×3本のAB戦を行い、75-46で勝利した。35-10で勝利した1本目のメンバーが現在の中軸となろう。

FW第1列はU20日本代表で活躍したPR森仁之輔(3年)と、松野楓舞、HO寺西翔生(ともに4年)の3人。LOは1年のアリスター・サウララ(デラセラカレッジ)、須見悠人(2年)、FLはU20日本代表の川越功喜(2年)と、上ノ坊兄弟の兄・悠馬(4年)、そしてNO8木下颯(3年)だった。

BKを見るとハーフ団はルーキーのSH山下蓮(長崎南山出身)とキャプテンのSO筒口允之(4年)。CTBは和田雄翔(2年)と、1年の山田晟大(常翔学園出身)の2人、バックスリーはエースのWTB藤原竜之丞(4年)と、平松麟太郎(3年)。そしてFBには上ノ坊兄弟の弟・上ノ坊駿介(3年)が入っていた。

いずれにせよ、明治大学戦も日本大学戦の先発メンバーを中心に戦うことになろう。春から天理大学はセットプレーで、相手にプレッシャーをかけることができず、失点が多かった。まず、セットプレーとディフェンスからリズムを作って菅平の初戦に勝利したいところだ。

天理大学は明治大学戦の後、菅平では21日に王者・帝京大学、25日に対抗戦の早稲田大学、そして28日には関東リーグ戦覇者の東海大学と激突する。夏合宿で大きな進化を見せて秋の関西大学Aリーグに臨みたい。

明治大学vs.天理大学という東西の強豪同士の対戦は8月18日(日)の午後1:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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