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ラグビー コラム 2024年8月16日

初戦で引き分けたサクラフィフティーン、強豪アメリカに挑む第2戦。ラグビー女子日本代表テストマッチ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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サクラフィフティーンvs.イーグルス

すでに、『ラグビーワールドカップ2025』に出場を決めている『サクラフィフティーン』こと、女子15人制ラグビー日本代表(世界ランキング11位)は、『太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2024』で、アメリカ代表(7位)と2連戦を敢行、8月17日(土)は静岡・エコパスタジアムで2戦目が行われる。

サクラフィフティーンは5月に香港で行われた『女子アジアラグビーチャンピオンシップ』で優勝。これにより今年の9月末から10月にかけて、南アフリカで開催される女子15人制の国際大会のディビジョン2に相当する『WXV2』と、2025年のワールドカップの出場権を獲得した。

先週11日(日)に、福岡・ミクニスタジアム北九州で行われた初戦では、日本代表は過去2試合で1度も勝てていない格上のアメリカ代表に、気持ちのこもったタックルを繰り返して17-17と引き分けた。

ラグビー 太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2024

初戦を終えて、「選手たちのエフォートの部分は本当に誇りに思う。静岡ではもう少し、ポゼッションもテリトリーも取っていきたい」と語っていたレズリー・マッケンジーHC(ヘッドコーチ)は、1試合目の先発から、FW(フォワード)2名、BK(バックス)1名を入れ替えた。

ラグビー女子日本代表

第1列はHO(フッカー)を入れ替え、2022年ワールドカップに出場した谷口琴美(横河武蔵野アルテミスターズ)から、公家明日香(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)に替わり、1戦目でトライを挙げたPR(プロップ)北野和子(MIE PERALS)、若手の峰愛美(日本体育大学3年)の3人で構成される。

LO(ロック)にはワールドカップに出場した佐藤優奈(東京山九フェニックス)と、吉村乙華(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)の2人。先週1トライを挙げた、FL(フランカー)川村雅未(RKUグレース)とワールドカップに2度出場した、キャプテンのFL長田いろは(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)、NO8(ナンバーエイト)には永井彩乃(YOKOHAMA TKM)に替わり、43キャップのベテランの齊藤聖奈(MIE PERALS)が入った。

BKを見ると、ハーフ団はSH(スクラムハーフ)に、2大会連続ワールドカップ出場中の津久井萌(横河武蔵野アルテミ・スターズ)と、キックに長けたSO(スタンドオフ)大塚朱紗(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)と経験値の高い2人が引き続きスターターを務める。

CTB(センター)はオーストラリアでのプレー経験もある古田真菜(東京山九フェニックス)が13番から12番に上がり、畑田桜子(日本体育大学3年)に代わって、弘津悠(ナナイロプリズム福岡)が13番に入った。

バックスリーは変わらず、WTB(ウイング)にはキックが武器の今釘小町(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)と、ステップで素晴らしいゲインを見せた松村美咲(東京山九フェニックス)が両翼を担い、最後尾のFB(フルバック)は西村蒼空(MIE PERALS)が務める。

リザーブにはHO谷口の他に、PR/HO小牧日菜多(東京山九フェニックス)、ニュージーランドで経験を積んだPR/HO永田虹歩(MIE PERALS)、FL向來桜子(日本体育大学3年)、FL細川恭子(MIE PERALS)、SH阿部恵(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)、先週、途中出場からトライを挙げたCTB小林花奈子(横河武蔵野アルテミ・スターズ)、イングランドでプレー経験のあるSO山本実(YOKOHAMA TKM)が控える。

サクラフィフティーンとしては、1戦目と同じようにディフェンスで身体を張りながら、相手陣で戦う時間を増やして、得点に結び付け強豪相手に初勝利を挙げたいところだ。

ラグビー パシフィック・ネーションズカップ2024

一方、日本代表同様に来年のワールドカップ出場を決めており、1部相当の「WXV1」にも出場する「イーグルス」こと、アメリカ代表。「第2戦はラインアウト、モールで優位に立ってアタックをしていきたい」と話していたシオネ・フコフカHCはFW2名、BK4名と大きく先発を入れ替えてきた。

ラグビー女子アメリカ代表

FWは両PRを変更し、イングランドのセール・シャークスでプレーするベテランのキャサリン・ベンソンと、イングランドのレスター・タイガースでプレーするメイ・サガポールーの2人が先発し、バイスキャプテンのHOキャサリン・トレダーの3人でフロントローを構成する。LOにはPRから転向したエリカ・ジャレルと、ハリー・タフオーウの2人。FLがレイチェル・エレキとタリア・ブロディ、そしてNO8には20歳のフリーダ・タフーナが引き続き入った。

BKは先週トライを挙げたSHオリビア・オルティーズはメンバー外となり、先週試合に出なかったテイナ・トゥクアフが9番を背負い、バイスキャプテンのマッケンジー・ホーキンズとハーフ団を組む。

両CTBはカターナ・ハワードとエミリー・ヘンリッチに替わり、WTBには先週FBを務めたキャプテンのテス・フュリーが11番に入り、フィジー出身のブロウ・マタイトガと両翼を担い、FBには先週初キャップを獲得した18歳のサライア・イバラが初先発する。

ベンチにはHOペイジ・スタサポレス、PRマヤ・ラーナード、アリビア・レザーマン、LOエマーソン・アレン、ジェニファー・クロッシュ、出場すれば初キャップとなるFLテッサ・ハーン、先週初キャップのSHソフィア・パーズ、CTBガビー・カントーナ、WTBジョアン・ファーヴェッシが入った。

先週は来日して間もない試合で、常に日本代表に先手を取られたアメリカ代表としては、持ち前の接点、セットプレーの強さを武器に主導権を握って、しっかり勝利したいところだ。

2戦目の会場であるエコパスタジアムは、2019年ワールドカップで男子の日本代表がアイルランド代表から金星を奪った縁起の良い場所である。サクラフィフティーンも男子に倣って、格上のアメリカ代表から初白星を挙げたい。サクラフィフティーンvs.イーグルスの第2戦は8月17日(土)午後6:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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