人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2024年7月9日

ジョージア代表を迎え撃つラグビー日本代表の宮崎合宿、立川理道、木村星南、利川桐生も参加

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

明治大学3年利川とリーチキャプテン

7月6日、『JAPAN XV』として戦ったラグビー日本代表(世界ランキング12位)は、マオリ・オールブラックスに5度目の対戦で初勝利を奪った。

そして、顔ぶれも新たに宮崎に36名(FW21名、BK15名)が集結し、7月13日に13位のジョージア代表(仙台・ユアテックスタジアム)、21日に8位のイタリア代表(北海道・札幌ドーム)と強豪とのテストマッチに臨む。

マオリ・オールブラックス1戦目が終わった時点で、JAPAN XVからチーム事情によりLO(ロック)秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)、SO(スタンドオフ)高本幹也(東京サントリーサンゴリアス)、WTB(ウィング)ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ)、トレーニングメンバーだったCTB(センター)福島秀法(早稲田大学3年)が離脱した。

さらに勝利したマオリ・オールブラックスとの2戦目が終わり、LO小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)、FL(フランカー)本橋拓馬(帝京大学4年)、FL(フランカー)ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)、SO石田一貴(三菱重工相模原ダイナボアーズ)、CTB池田悠希(リコーブラックラムズ東京)、WTB松永貫汰(コベルコ神戸スティーラーズ)は日本代表に昇格できなかった。

その一方で、リーグワンでの試合数が多く、1週間ほどオフを取っていた日本代表の主力選手たちは再び宮崎に合流し、練習を始めていた。

テビタ・タタフ

FW(フォワード)ではフランスのボルドーでプレーし、リーグ準優勝に貢献したNO8(ナンバーエイト)テビタ・タタフ、追加招集でリーグワン優勝の東芝ブレイブルーパスでスクラムを支えたPR(プロップ)木村星南、さらにJAPAN XVのトレーニングメンバーから明治大学3年のFL利川桐生が昇格した。

なお、大学生ではPR森山飛翔(帝京大学2年)、HO(フッカー)佐藤健次(早稲田大学4年)、FB(フルバック)矢崎由高(早稲田大学2年)も引き続き、日本代表に呼ばれている。

BK(バックス)では、「若い選手のロールモデルになってほしい」とエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)がJAPAN XVに追加招集したSO/CTB立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/56)も引き続き日本代表でもプレーを続ける。

エディー・ジャパンに初合流したNO8タタフは、昨年のワールドカップに出場できず「残念だった」と話すも、「2027年のワールドカップ出場を狙いたい。フランスでフィジカルが成長した。エディーさんにはボールキャリーで、どんどん前に出ることを日本代表でもやってほしいと言われた。スピードのある超速ラグビーにチャレンジしたい」と意気込んでいる。

ワーナー・ディアンズ

2023年ワールドカップ出場組であるLOワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)は、マオリ・オールブラックスの2戦目は宮崎で他の日本代表選手と地鶏を食べながら一緒に見ていたそうだ。

「すごく盛り上がった(笑)。アタックも良かったが、ディフェンスが非常に良くて、今回はマオリ・オールブラックスのアタックを前に出て止めていたことが良かった。ジョージア代表戦では、超速ラグビーを見せて成長するチャンス」と語気を強めた。

トライを挙げるWTB根塚

3試合連続出場中で、リーダーグループの1人でもあるWTB根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)は、勝利したマオリ・オールブラックス2戦目を「(相手陣)22m内に入って、今回はトライを取り切れて、スコアで相手にプレッシャーをかけられたことが大きかった」。

「課題としては、粘り強くディフェンスできたところもあったが、後半、最初にモールでトライ取られるなど、簡単に取られてしまう甘さがあった」と振り返った。

ジョージア代表戦に向けては「相手は9番からのFWのシェイプで勢いつけたいと思うので、ディフェンスでプレッシャーをかけたい。また、相手は9、10番からのキックを多用してくると思うので、バックスリーとしてはしっかりキャッチしてアンストラクチャーから超速ラグビーをしたい」と語った。

そして、「プレースタイルに自信がでてきたし、自分たちの頭もクリアになってきた。ジョージア代表に勝つことで、自分たちの形が仕上がってくると思う」と意気込んだ。

2023年のワールドカップでは1勝もできなかったものの、フィジー代表と接戦するなど力のあるところを見せた、世界でもスクラム強国のジョージア代表。

今夏の遠征の初戦、フィジー代表とアウェイで対戦し12-21で敗戦したが、すでに来日しており、チーム状態を上げてくるはずだ。日本代表としては、しっかりと準備してホームで迎え撃って勝利を収めたい。

【ラグビー日本代表 宮崎合宿参加:36名】
・ポジション 名前(所属/キャップ数) 
☆:2023年ワールドカップスコッド

◆FW:21名

PR 岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス/0)
PR 茂原 隆由(静岡ブルーレヴズ/1)
PR 三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ/10)
PR 木村星南(東芝ブレイブルーパス東京/0)
PR 竹内 柊平(浦安 D-Rocks/4キャップ)
PR 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/1)
PR 森山飛翔(帝京大学2年/0)
HO 坂手 淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ/42)☆
HO 原田衛(東芝ブレイブルーパス東京/1)
HO 佐藤健次(早稲田大学4年/0)
LO ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/12)☆
LO 桑野詠真(静岡ブルーレヴズ/0)
LO サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ/3)
FL/LO リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京/85)☆
FL/LO 下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス/5)☆
FL サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ/4)☆
FL 山本凱(東京サントリーサンゴリアス/1)
FL 利川桐生(明治大学3年/0キャップ)
FL ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ/1)
NO8 テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル /16)
NO8 ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/6)

◆BK:15人

SH 小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ/0)
SH 齋藤直人(-/20)☆
SH 藤原 忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/1)
SO 松田力也(-/38)☆
SO 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ/12)☆
SO/CTB 立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/56)
CTB ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/18)☆
CTB  長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ/8)☆
CTB  ニコラス・マクカラン(元・ブレイブルーパス東京/0)
CTB  サミソニ・トゥア(浦安D-Rocks/1)
WTB 高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ/1)
WTB ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京/9)☆
WTB  根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/2)
FB/SO 山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/7)
FB 矢崎由高(早稲田大学2年/1)

文:斉藤健仁/写真:斉藤健仁、(C)JRFU

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ