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ラグビー コラム 2024年6月8日

明治大学、敗戦からの修正力が問われる帝京大学戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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ディフェンスを突破する副将のCTB秋濱

先週末に行われた早稲田大学戦はセットプレーに苦戦し、関東大学春季交流大会で初黒星を喫した明治大学。今週末は王者・帝京大学に挑む。昨年度の春季大会では、台風の影響により中止。春シーズンに戦うのは、2大会ぶりである。

そして、帝京大との公式戦は一昨年度の春季大会以降、勝利を収められていない。『奪還』を掲げる明大にとって、何としても勝たなければならない相手だ。まずは昨年度の関東大学対抗戦と全国大学選手権の2戦を振り返っていく。

昨年度の対抗戦では『真っ向勝負』をテーマに掲げて戦った。前半は敵陣でプレーを続けるが、なかなかトライにつなげることができず。FW(フォワード)の底力を見せたモールトライ1本と、ペナルティーゴールの8点に得点を封じられた。

反撃を見せたい後半には、敵陣でのセットプレーでミスが続き、チャンスをものにできない苦しい時間が続いた。そんな中、明大のスキを突いてくる帝京大に次々と得点を献上。結果、最終スコア11-43とプレーだけではなく、メンタル面でも課題が浮き彫りとなる試合となった。

選手権での対戦は日本一を決める決勝の舞台で戦った。この試合は多くのファンの心に残っているのではないだろうか。国立競技場には両校のファンがたくさん集まり、雷や降雪といった悪天候の中、選手たちは頂を目指し戦った。

前半は相手に先制されるも、明大は5年ぶりの日本一に向け反撃。35分、39分と立て続けにトライを奪い、2点差に迫る展開を見せた。後半はグラウンドのコンディションに苦しみ反則が続き、試合は帝京大ペースに。23分にPG(ペナルティゴール)で後半初の得点を決めるも、その後は反撃とはならず。最終スコア15-34で昨シーズンは幕を閉じた。

昨年度の2試合を振り返ってみると、どちらも明大の本領を発揮できずにいる。前半は帝京大のアタックに苦しむも、得点は挙げられていた。しかし、後半は帝京大が主導権を握り、明大の攻撃が太刀打ちできない状態になってしまう。

選手が口を揃えるほど「メンタル」が大きく関わる。それほど、帝京大がプレッシャーある相手だということが伺えるだろう。「強い相手だからこそ、自分たちがやるべきことを明確にしていかないと勝てない」(WTB/ウィング安田昂平・商4=御所実)。

FWリーダーを務めるFL福田

今試合はそのメンタルも重要だが、1対1の局面が大きなカギを握るだろう。「個人個人が強いと思うので、自分たちも15人で戦うことを意識したい」(FL/フランカー福田大晟・商4=中部大春日丘)。

また、FWの修正力も要注目だ。先週末に行われた早大戦では、セットプレーでミスが続き、うまく試合を展開できなかった。「準備してきたことが全然出し切れなくて、セットプレーで後手に回ってしまった試合」(HO/フッカー西野帆平・文3=東福岡)。

そして不完全燃焼だったBK(バックス)も本領を発揮させてくれるに違いない。FW、BKともに突破力のある帝京大の勢いを止め、一丸となって戦い抜くことが今試合の要だ。

「みんなでいつも通りのプレーをしたい」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)。静岡県エコパスタジムの舞台で、帝京大を圧倒させることに期待したい。

文:井垣友希/写真:豊澤風香、安室帆海(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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