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ラグビー コラム 2024年6月6日

國學院栃木と桐蔭学園の2強が争う。冬の花園のシード校選定にも影響する戦い。ラグビー関東高校大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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関東新人大会を制した國學院栃木

今年も夏の関東の高校王者を決める第72回関東高校ラグビー大会が6月8日(土)、9日(日)に熊谷ラグビー場(A~Cグラウンド)で行われる。関東の各都県の代表28校が、AからGの7つのブロックに4校ずつ分かれて2日間で対戦する。女子の公開競技も9日(日)の10:30からAグラウンドで行われる。

8つの都県の代表は開催県の埼玉から5校、東京から6校、神奈川と茨城から4校、千葉から3校、栃木、山梨、群馬から2校の計28チームの代表校が出場する。なお、2月の関東新人大会は國學院栃木(栃木)が桐蔭学園(神奈川)を下して優勝し、3位には初めて東海大相模(神奈川)が入った。

実質、夏の関東王者を争うAグループには関東新人大会の王者で、選抜大会ベスト4の國學院栃木(栃木1位)、関東新人大会で準優勝、春の選抜大会はベスト4だった桐蔭学園(神奈川1位)、東京の春の王者である目黒学院(東京1位)、地元・埼玉王者の昌平(埼玉1位)が入った。

新人大会のリベンジを狙う桐蔭学園

2月の関東新人大会と同様に桐蔭学園と國學院栃木が決勝に進むのか。それとも選抜でベスト8に入った目黒学院がストップするのか、昌平が地元の意地を見せるのか。昨季に続き、連覇を目指す桐蔭学園は1回戦で昌平の挑戦を受ける。関東新人王者の國學院栃木は目黒学院と激突する。冬の花園に向けてシード校の選定にも影響する戦いとなるはずだ。

Bブロックも各県の王者が揃った。花園常連の茗渓学園(茨城1位)、流通経済大柏(千葉1位)、明和県央(群馬1位)、そして昨季、花園初出場だった山梨学院(山梨1位)が入った。

関東新人大会で初の3位に入った東海大相模

Cブロックも同様で、選抜大会でベスト8に入った東海大相模(神奈川2位)、國學院久我山(東京2位)、清真学園(茨城2位)、川越東(埼玉2位)と全国大会常連の強豪校が揃った。東海大相模が中心となるブロックだが、他のチームにも大いに期待したいところだ。6月8日(土)の対戦は以下の通り。

◆Aブロック(Aグラウンド)
・12:30 昌平(埼玉1位)vs.桐蔭学園(神奈川1位)
・13:30 目黒学院(東京1位)vs.國學院栃木(栃木1位)

※勝者は9日(日)14:30からAグラウンドで対戦
※敗者は9日(日)14:30からBグラウンドで対戦

◆Bブロック(Aグラウンド)
・10:30 茗溪学園(茨城1位)vs.明和県央(群馬1位)
・11:30 流通経済大柏(千葉1位)vs.山梨学院(山梨1位)

※勝者は9日(日)13:30からAグラウンドで対戦
※敗者は9日(日)13:30からBグラウンドで対戦

◆Cブロック(Bグラウンド)
・13:30 國學院久我山(東京2位)vs.清真学園(茨城2位)
・14:30 東海大相模(神奈川2位)vs.川越東(埼玉第2位)

※勝者は9日(日)11:30からAグラウンドで対戦
※敗者は9日(日)13:30からCグラウンドで対戦

また、2024年度の高校日本代表候補108名がすでに発表されており、関東大会にも30名を超える選手が出場する予定だ。当然、各校の中心選手である。桐蔭学園、國學院栃木、東海大相模、目黒学院、茗渓学園、國學院久我山などから選ばれているが、選抜に出場した成城学園からも3人が選出された。

関東大会出場校の高校日本代表候補はPR(プロップ)牧田玲大(國學院栃木3年)、HO(フッカー)笠井大志(國學院久我山3年)、齋藤丈太郎(國學院栃木3年)、HO堂園尚悟(桐蔭学園2年)、LO(ロック)森将太郎(國學院久我山3年)、LO山崎太雅(浦和3年)、LO諏訪賢介(茗溪学園3年)、LO大畠弘成(茗溪学園2年)が選出。

バックローはFL(フランカー)桐蔭学園のキャプテン申驥世(3年)、野口健(流通経済大柏3年)、NO8(ナンバーエイト)には昨季から旋風を巻き起こしている目黒学院のロケティ・ブルースネオル(2年)、新里堅志(桐蔭学園3年)、藤久保陸(東海大相模3年)、染谷昌宏(成城学園3年)が選ばれている。

國學院栃木のSO神尾

続いてBK(バックス)では、SH(スクラムハーフ)下井田雄斗(國學院栃木3年)、後藤快斗(桐蔭学園3年)、初鹿野樹(日川3年)、SO(スタンドオフ)はU17日本代表だった小林祐貴(慶應義塾3年)、國學院栃木の司令塔・神尾樹凜(3年)、東海大相模の大型SO長濱堅(3年)と有望な選手が揃った。

突破役のCTB(センター)には井手晴太(成城学園3年)、菊川逞(茗溪学園3年)、山口海晴(茗溪学園3年)、山口滉太郎(早稲田実業3年)、松本桂太、徳山凌聖(ともに桐蔭学園3年)、齋藤航(國學院久我山3年)。

バックスリーにはWTB(ウイング)恩田暖(東海大相模3年)、大野陽世(茗溪学園3年)、FB(フルバック)には桐蔭学園のBKの要・古賀龍人(3年)、永沢拓夢(國學院栃木3年)、仲西祐太(成城学園3年)が名を連ねている。

春の選抜大会では桐蔭学園、國學院栃木、目黒学院、東海大相模と4校がベスト8に入ったこともあり、今年の関東大会は例年以上にレベルの高い争いとなりそうだ。なお、Dブロック以下の6月8日(土)の対戦カードは下記の通りとなった。

◆Dブロック(Bグラウンド)
・11:30 早稲田実業(東京3位)vs.日川(山梨2位)
・12:30 慶應義塾(神奈川3位)vs.熊谷工業(埼玉3位)

※勝者は9日(日)11:30からAグラウンド対戦
※敗者は9日(日)13:30からCグラウンドで対戦

◆Eブロック
・10:30 桐生第一(群馬2位)vs.法政第二(神奈川4位)Bグラウンド
・14:30 東海大浦安(千葉2位)vs.成城学園(東京4位)Cグラウンド

※勝者は9日(日)12:30からBグラウンドで対戦
※敗者は9日(日)12:30からCグラウンドで対戦

◆Fブロック(Cグラウンド)
・12:30 明大中野(東京5位)vs.浦和(埼玉4位)
・13:30 東洋大牛久(茨城3位)vs.専修大松戸(千葉3位)

※勝者は9日(日)11:30からBグラウンドで対戦
※敗者は9日(日)11:30からCグラウンドで対戦

◆Gブロック(Cグラウンド)
・10:30 東京朝鮮(東京6位)vs.作新学院(栃木2位)
・11:30 勝田工業(茨城4位)vs.慶應志木(埼玉5位)

※勝者は9日(日)10:30からBグラウンドで対戦
※敗者は9日(日)10:30からCグラウンドで対戦

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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