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筑波大学vs.東洋大学
ラグビー関東大学春季交流大会は6月に入り、中盤戦から終盤戦を迎えようとしている。6月2日(日)、Bグループの筑波大学(昨季関東対抗戦4位)がホームの「CHUBU UT Field」(筑波大学グラウンド)に東洋大学(昨季関東リーグ戦5位)を迎える。
「熱量溢れるラグビーで日本一を目指す」という意味で、「よっしゃあ」をスローガンに掲げた筑波大学。初戦こそ日本大学(昨季リーグ戦6位)に26-29で敗れたが、2戦目は立教大学(昨季対抗戦6位)に75-12で大勝、3戦目は大東文化大学(昨季リーグ戦4位)に40-28で勝利した。今回の試合は4戦目にあたる。
一方、昨季は惜しくも大学選手権出場を逃した東洋大学は、1部で戦うことになった3シーズン目の今季、「Roots(俺は何者だ?/俺はどこから来た?/俺は何を継す?)」というスローガンを掲げた。初戦は大東文化大学に36-35で競り勝ち、前節は慶應義塾大学(昨季対抗戦5位)に17-62で大敗。この試合が3試合目となる。
まずはホームの筑波大学のメンバーを見ていきたい。2週間前の前節と同じポジションで出た選手は4名しかおらず、大きくメンバーを変えてきた。
FW(フォワード)はPR(プロップ)小澤一誠(3年)が先発に復帰し、先発2試合目となる1年の茨木海斗(1年/東福岡)、前節に続いてHO(フッカー)前川陽来(3年)とフロントローを構成する。LO(ロック)は1年生ながら先発を続けている中森真翔(桐蔭学園)と松本剛大(4年)がコンビを組む。
バックローはFL(フランカー)大坪健人(4年)が今大会初先発で、7番は前節に続いて高木海斗(3年)。そして、NO8(ナンバーエイト)には1年生の浜浦幸太郎(中部大学春日丘)が入った。
ハーフ団は前節と替わり、U20日本代表候補合宿に参加した1年のSH(スクラムハーフ)井上達木(佐賀工業)、SO(スタンドオフ)安藤核(3年)。インサイドCTB(センター)には、前節10番だった楢本幹志朗(3年)が下がり、アウトサイドCTBには大内田陽冬(3年)が復帰した。
バックスリーにはスピードスターWTB(ウィング)大畑亮太(4年)が控えから先発に上がり、キャプテンを務める中野真太郎(4年)がCTBからWTBへ、FB(フルバック)は前節に続いて永山丞(3年)が務める。
ベンチはPR/HO増田廉(2年)、PR湯浅大心(3年)、PR岩重晴大(3年)、LO/FL星凌太(3年)、FL茨木颯(3年)、SH廣瀬研太朗(2年)、1年のSO/FB岡本泰一(茗溪学園)、WTB小池陽翔(3年)、FL大町尚生(3年)、U20日本代表候補合宿にも参加した1年のWTB森尾大悟(茗溪学園)、SO/FB水澤雄太(2年)が入った。
一方の東洋大学も前節に続いて先発するメンバーは6人と、大きくメンバーを替えてきた。FWの第1列こそ、キャプテンPR笠巻晴太(4年)、石川槙人(4年)、HO小泉柊人(3年)と変わらないが、LOは植田宗優(3年)と山岡快翔(2年)のコンビで、身長211cmのジュアン・ウーストハイゼン(3年)とマタリキ ・チャニングス(4年)はベンチに下がった。
FLにはジャッカルが武器の金井悠隼(2年)が復帰し、前節に続いて出場する森山海宇オスティン(3年)、NO8ステファン・ヴァハフォラウ(3年)とともにバックローを形成する。
ハーフ団は前節控えだったSH飯島乾太(4年)と、SO土田修也(4年)の4年生が先発。CTBコンビも替わり、岡本有生(4年)とアダム・タマティ(3年)になった。バックスリーはWTBボンド洋平(4年)が前節から続いて先発、WTBモリース・マークス(4年)、スピードスターFB坂本琥珀(2年)が先発に復帰した。
他にはベンチはPR小川雄大(4年)、PR高嶋大夢(3年)、HO後藤大樹(4年)、LO日高創太(2年)、LO栗原大地(3年)、SH佐々木健人(3年)、SH林星安(3年)、FB佐藤航大(4年)、CTB浅尾至音(2年)が入り、1年生はメンバー入りしなかった。
筑波大学としては伝統的に武器としている接点、ディフェンスでしっかり戦い、スピードの揃うBK(バックス)陣でトライを取り切りたい。一方の東洋大学としてはスクラム、モールで主導権を握ってゲームを支配したいところだ。
両者が春季大会で対戦するのは初となる。ともに前節からメンバーを大きく替えてきた筑波大学と東洋大学の対戦は、6月2日(日)午後0:00にキックオフされる
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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