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ラグビー コラム 2024年5月17日

春の初戦を迎える東海大学、好調の早稲田大学と対戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東海大学vs.早稲田大学

4月下旬から始まったラグビー関東大学春季交流大会。関東大学対抗戦とリーグ戦の上位3チームが総当たりで対戦するAグループは、5月19日(日)に第3節を迎える。

愛知・パロマ瑞穂ラグビー場では、この試合が春季大会の初戦となる東海大学(昨季リーグ1位)と、2戦目となる早稲田大学(昨季対抗戦3位)が激突する。

昨季は全勝で関東リーグ戦最多となる6連覇、そして最多タイとなる13回目の優勝を遂げた東海大学。大学選手権はシードされたが、準々決勝で天理大学(関西2位)に14-34で敗れてシーズンを終えた。

昨季はリーグ戦6連覇を達成した東海大学

今季、共同主将にFL(フランカー)汐月佑心、CTB(センター)近藤翔耶(ともに4年)が就いた。

そしてリーグ戦7連覇、選手権優勝に向けて立ちはだかる壁を、ただ壊すのではなく「激しく突き破る」という気持ちを表現、「チームとして今までの常識を壊しながら、新しいことにチャレンジしていくとともに、個人個人としても自分の壁を壊す」という意味を込めて「BREAK THROUGH」をスローガンに掲げた。

それでは春季大会初戦のメンバーを見ていこう。昨季の大学選手権準々決勝で先発していた選手は6人となった。

FW(フォワード)は昨季からの中軸だった、LO(ロック)中山竜太朗(4年)、FL薄田周希(3年)、NO8(ナンバーエイト)大森光(4年)の3人。さらに共同キャプテンのFL汐月、PR(プロップ)伊波大地(4年)、原口慎太郎(3年)、HO(フッカー)村田和志(4年)、LO川瀬悠河(4年)が先発する。

BK(バックス)は、昨季FB(フルバック)だったコンラッド・セブンスター(2年)が12番に入り、共同キャプテンのCTB近藤が定位置の13番。スピードスターのWTB(ウイング)中川湧眞(4年)がスターターとなった。他にはSH(スクラムハーフ)井川天太郎(3年)、SO(スタンドオフ)奥田泰進(4年)のハーフ団、WTB小池椋太(3年)、FB千葉康瑛(4年)が先発する。

控えは、PR菊谷蒼波、下江康輔(ともに4年)、杉浦皓亮(3年)、LO中村太志朗(2年)、FL宮前翔斗(3年)、SH吉田永遠(3年)、SO緒方蒼太朗(4年)、CTB北村光基(3年)、FL五十嵐龍之介(4年)、CTB/NO8ヘンドリックス・スミス(2年)、FB福山寛大(2年)が入った。

昨季はリーグ戦こそ全勝したが、春からセットプレーがやや不安定だった東海大学。初戦からスクラム、ラインアウトモールといったセットプレーで、しっかり相手にプレッシャーをかけて主導権を握りたいところ。

流通経済大学戦ではスクラムで優位に立った早稲田大学

一方、招待試合の慶應義塾大学との「早慶戦」に52-27で勝利、春の初戦となった流通経済大学(リーグ戦2位)にも、68-7で快勝した早稲田大学。

大田尾竜彦監督は先週の試合について、「ディフェンスは時間をかけてやっているし、一番プライドの見せ場なので良かった。競争が高まるようなゲームが続くことはいいことだし、もっと隙のないチームを作りたい」と話し、FWこそメンバーを変えなかったが、BKはハーフ団を中心にメンバーを替えた。

先週はスクラムが安定していたFWは、キャプテンのHO佐藤健次(4年)を筆頭に、PR山口湧太郎(3年)、PR亀山昇太郎(4年)。先週、トライを挙げた西浦剛臣(4年)、栗田文介(3年)の両LO2人、FLは田中勇成、粟飯原謙の3年生の2人、NO8には1年の城央祐が入った。

続いてBKを見ていこう。先週、前半最後にケガをした副将SH宮尾昌典(4年)はメンバー外、SO吉岡麟太朗(4年)はベンチに下がり、先週のB戦で好アピールをしたSH細矢聖樹(4年)、先週の試合で後半から出場したSO野中健吾(3年)がハーフ団を務める。

CTB(センター)は好調を維持している黒川和音と福島秀法の3年生コンビ、WTBには好調の鈴木寛大(2年)と、杉野駿太(4年)が入り、FBにはU20日本代表候補合宿に参加していた矢崎由高に替わり、池本晴人(2年)が先発に上がった。

吉岡以外の控えは、HO佐々木柊(4年)、PR杉本安伊朗(2年)、新井瑛大(2年)、LO鈴木風詩(4年)、LO若松泰佑(4年)、SH糸瀬真周(3年)、WTB三浦哲(4年)、FL萩原武大(3年)、CTB金子礼人(3年)、SO仲山倫平(4年)が入った。

「BEAT UP」のスローガンを掲げた早稲田大学のHO佐藤主将は、「今季はすべて勝ちたい。普通のアタック、ディフェンスしていたら優勝できないので、激しく、鋭く、速くと、早稲田らしいラグビーをやりきりたい」と話しており、、東海大学相手に、そういったラグビーを見せたい。

両者の春の対戦は、一昨季は38-29で東海大学が勝利し、昨年は早稲田大学が33-19で勝利している。伝統的にセットプレーが武器の東海大学、1月からFWでセットプレーにも注力してきた早稲田大学。スクラムがゲームの大きな焦点となることは間違いない。

リーグ戦王者の「シーゲイルズ」こと、東海大学が勝つか、今季好調を維持している「アカクロジャージー」の早稲田大学が連勝を伸ばすのか。リーグ戦と対抗戦の強豪同士激突は午後2:00にキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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