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ラグビー コラム 2024年5月10日

潜在力秘める2チームが激突。「日本大学×立教大学」第13回関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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新チームの現状は。期待の新星は。関東大学シーンの今季勢力図は。

興味の尽きない第13回関東大学春季大会が4月21日(日)に始まった。

関東大学対抗戦A、リーグ戦1部の4~6位によるBグループでは、5月12日(日)、開幕白星スタートの日本大学(昨季リーグ戦6位)と、2敗の立教大学(昨季対抗戦6位)がぶつかる。

本拠地・日本大学グラウンドで迎え撃つ日本大。

今季は川松真一朗総監督、窪田幸一郎監督の下、FL四宮勇斗(京都成章)を新主将に据え、「新体制1期目のONE、大きな目標にチャレンジするBIG、一つの大きなまとまりのONE BIGという意味を込めた」(公式HPより)という「ONE BIG」をスローガンに掲げた。

迎えた大会初戦では、筑波大学を3点差(29-26)で破る好スタート。

前半を2点ビハインド(12-14)で折り返すと、後半16分に4年生となった万能アタッカー、CTBジョアペ・ナコ(大分東明)が逆転トライ。

終盤39分に3年生SH福田涼平(京都成章)が再逆転のトライを奪い、29-26で筑波相手に競り勝ってみせた。

本稿執筆時点で日曜日のメンバーは未発表だが、怪我なく順当ならばFL四宮主将はじめ大分東明出身の主軸、最上級生となったLOセコナイア・ブル、CTBジョアペ・ナコのフィジー出身コンビが登場するだろう。大分・臼杵RS-大分東明出身のPR江藤大輝もおり、大分出身者は日本大の戦力となっている。

4年生のユーティリティBKで、ビッグヒットでも魅せる徳永優太は開幕戦でフルバック先発。司令塔を務めたのは佐賀工業の後輩である後藤翔大だった。バックスにもタレントの揃った日本大は今季躍進の可能性を秘める。

大会初勝利を狙う立教大。

昨季は創部100周年での大学選手権初出場を逃した。心機一転となる101年周年目の今季はSH伊藤光希(桐蔭学園)に据え、「百合の誇りを胸に、100年間叶えられなかった、大学選手権大会出場という夢を咲かせ、花のように愛されるチームを目指す」(公式HPより)という意気を込めた新スローガン「BLOOM」と共に、新たなスタートを切った。

大会開幕戦でもあった慶應義塾大学戦では22-54で敗戦。

1週間前の2戦目は、日本大に競り負けた筑波大に12-75で大敗。快足BKを揃える筑波大にコネクション不足のラインDFを再三突破された。2戦合計129失点のディフェンスは要修正だろう。

ただ4年生PR八代デビット太郎(京都成章)らが牽引するスクラムは着実に力をつけており、4年生SO/CTB中優人(桐蔭学園)、慶大戦で鮮烈トライを決めたCTB/FB江田優太(川越東)ら強豪校出身のタレントも多い。

今年度の新入部員(選手)は29名と例年より多い。ルーキーWTB村上有志(東福岡)は早速筑波大戦で初トライを決めており、こちらも潜在的な力を秘めている。

立教大の大会初勝利のキーは、やはりディフェンスだろう。

FWの力勝負で対抗し、ラインディフェンスでコネクションを切らさずに好守を継続したい。タックルを確実に決め、強いブレイクダウンワークから、素早いセットをくりかえす。守備に手応えを掴む一戦にできるか。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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