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ラグビー コラム 2024年5月9日

ラグビー日本代表、トレーニングスコッド菅平合宿の参加メンバー33名を発表

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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4月のパシフィック・チャレンジにオーバーエイジで参加した左から秋濱、佐藤、青木

5月8日、日本ラグビー協会は5月20日(月)~29日(水)に、長野県上田市で実施する「15人制男子トレーニングスコッド菅平合宿」の参加メンバー33名(FW18名、BK15名)を発表した。

今回のトレーニングスコッド合宿には、プレーオフに出場する4チームと、ディビジョン1/2の入替戦に出場する6チーム、計10チームからは選考されておらず、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)はディビジョン1の5~9位(コベルコ神戸スティーラーズ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、トヨタヴェルブリッツ、静岡ブルーレヴズ、三菱重工相模原ダイナボアーズ)の5チームから選出。

SO李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)

2023年ワールドカップメンバーだった、FL(フランカー)アマナキ・サウマキ、SO(スタンドオフ)李承信(ともにコベルコ神戸スティーラーズ)、CTB(センター)シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)の3人を筆頭にした代表経験者10人を含む25名、そして大学生8人を選出した。

また、5月下旬にニュージーランド遠征を控えている、U20日本代表候補選手も選出されなかった。さらに2月に福岡で行われたトレーニングスコッド合宿メンバーで、コンディション不良により参加しなかったSO家村健太(静岡ブルーレブズ)、SH(スクラムハーフ)福田健太(トヨタヴェルブリッツ)の2人、そして福岡合宿に参加したNO8(ナンバーエイト)姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)も選ばれなかった。

まず、FW(フォワード)第1列から見ていきたい。PR(プロップ)は福岡合宿メンバーの茂原隆由、三浦昌悟、HO(フッカー)は佐藤健次が選出された。2019年ワールドカップスコッドのPR木津悠輔、チームでの存在感を増しているHO松岡賢太、アーリーエントリーで気を吐いた、明治大学を卒業したばかりのPR為房慶次朗、そして、高校1年で花園の優秀選手に選ばれ、昨季も大学1年から試合に出ていたPR森山飛翔も名を連ねた。

【15人制男子トレーニングスコッド菅平合宿参加メンバー】
◎:2023年ワールドカップスコッド
○:2019年ワールドカップスコッド
☆:2月福岡合宿メンバー
★:タレントスコッドメンバー
( )内は所属とキャップ数

◆PR
・三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ/9)☆
・木津悠輔(トヨタヴェルブリッツ/6)○
・茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)☆
・為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
・森山飛翔(帝京大学2年)

◆HO
・松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)
・佐藤健次(早稲田大学4年)☆★

続いてLO(ロック)。代表キャップホルダーの小瀧尚弘秋山大地の2人、そしてチームの中心選手の1人である桑野詠真、そして大学生の本橋拓馬、田島貫太郎の2人が選ばれた。

◆LO
・小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ/11)
・秋山大地(トヨタヴェルブリッツ/9)
・桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)
・本橋拓馬(帝京大学4年)
・田島貫太郎(明治大学4年)★

FLサウマキ アマナキ(右)と帝京大学4年の青木恵斗

第3列は、2023年ワールドカップメンバーのFLサウマキ、2019年ワールドカップはFB(フルバック)で出場したFLウィリアム・トゥポウ、代表キャップを持つNO8ファウルア・マキシ、新人ながら気を吐いたNO8ティエナン・コストリー、さらに4月に行われた「JAPAN TALENT SQUAD」(ジャパンタレントスコッド)に参加したFL青木恵斗とFL福田大和の大学生2人が入った。

◆FL
・サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ/3)◎☆
・ウィリアム・トゥポウ(トヨタヴェルブリッツ/3)○☆
・青木恵斗(帝京大学4年)☆★
・福田大和(帝京大学1年)★

◆NO8
・ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/5)
・ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)☆

SH土永旭(京都産業大学)

続いてハーフ団だ。SHは今季、アタックセンスに溢れるプレーを見せ続けた藤原忍、そして福岡合宿のメンバーで、昨季はU20日本代表で活躍したSH土永旭の2人。SOは2023年ワールドカップに出場した李と奥村翔の福岡合宿のメンバーが選ばれた。ただ奥村は前回の合宿ではFBだったが、今回はSOの選出となった。

◆SH
・藤原 忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
・土永 旭(京都産業大学4年)☆★

◆SO
・李 承信(コベルコ神戸スティーラーズ/11)◎☆
・奥村 翔(静岡ブルーレヴズ)☆

シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)

続いてCTB。2023年ワールドカップに出場したフィフィタ、福岡合宿のメンバーだったCTBチャーリー・ローレンス、CTB秋濱悠太の2人、さらにセブンズ日本代表で、キャプテン務めた経験を持つジョニー・ファアウリが入った。

◆CTB
・シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ/13)◎☆
・チャーリー・ローレンス(トヨタヴェルブリッツ)☆
・ジョニー・ファアウリ(静岡ブルーレヴズ)
・秋濱悠太(明治大学4年)☆★

最後にバックスリーだ。WTB(ウィング)は福岡メンバーである代表キャップを持つ高橋汰地松永貫汰マロ・ツイタマの3人だけでなく、ヴィリアメ・ツイドラキと濱野隼大が選出。さらにFBは、石田一貴、ハラトア・ヴァイレアの2人が新たに入った。

◆WTB
・高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ/1)☆
・松永貫汰(神戸スティーラーズ)☆
・マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)☆
・ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ)
・濱野隼大(コベルコ神戸スティーラーズ)

◆FB
・石田一貴(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
・ハラトア・ヴァイレア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

まだ、6月から始まる日本代表合宿のメンバーや規模はわからないが、6月22日にイングランドの代表戦を控えていることを考えると、個人的には多くても50名ほどと予想している。

当然、日本代表候補には代表選出のあるトップ4所属の選手が多く入ることになるはずなので、若手も多い現在の33名のメンバーは「超速ラグビー」を理解し、合宿から体現して、菅平でジョーンズHCにアピールしたいところだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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