人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2024年5月2日

最終第16節!入替戦確定の10位「ブラックラムズ東京」×シーズン最終戦の7位「トヨタヴェルブリッツ」。NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

ブラックラムズ東京 vs. トヨタヴェルブリッツ

前節(第15節)、リコーブラックラムズ東京の入替戦出場が決まった。

レギュラーシーズンは最終第16節を残しているが、ブラックラムズの順位は10位で確定。

リーグワン元年からの順位は9、7、10。ブラックラムズはリーグ3年目で初めて、ディビジョン1(D1)下位3チームが出場する入替戦に臨むことになった。

対戦するディビジョン2(D2)の3位チームは未確定だが、D2暫定2位の豊田自動織機シャトルズ愛知か、同3位のNECグリーンロケッツ東葛のどちらかになる。

D2最終順位は、5月6日(月)の「浦安D-Rocks×NECグリーンロケッツ東葛」をもって確定。2週間後(5月18日)に始まる入替戦の相手も決まる。

その前にブラックラムズはレギュラーシーズン最終第16節の5月5日(日)、東京・秩父宮ラグビー場でホストゲームがある。

相手は前節、プレーオフ進出を決めた横浜キヤノンイーグルスを、31フェーズの末に“サヨナラ逆転トライ”で破ったトヨタヴェルブリッツだ。

14人で30フェーズを守っていたイーグルスも見事なら、パス並みの精確なグラバーキックでトライを演出したSOボーデン・バレット、チェイスしてスコアしたFB高橋汰地も見事だった。

35-31でホスト最終戦を逆転勝利で飾ったFL姫野和樹主将。4強は逃したが「自信を取り戻す機会になった」と語った。

シーズン最終戦となるビジターゲームのメンバーは本稿執筆時点で未発表だが、金曜日時点でヴェルブリッツは5位でフィニッシュする可能性がある。FL姫野主将はじめ主力を投入する可能性は高い。

シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)

花園近鉄ライナーズから移籍した25歳、CTBシオサイア・フィフィタの活躍ぶりは目覚ましい。必ずゲインを切る突進役だが、天理大学時代に培ったパススキルも巧みだ。

シーズン途中でウイングからフルバックへ移ったFB高橋汰地は、重大局面でも物怖じしない“ビッグゲームプレイヤー”。独自のトライ嗅覚で必ず好機に絡むはずだ。

一方、強敵を迎え撃つブラックラムズ。

前節の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦は31-24で勝利したものの、3トライ差以上の勝利に与えられるボーナス1点が奪えず、勝点差での入替戦出場が決定した。

2節前には今季未勝利だった花園近鉄ライナーズに敗戦。しかしこの後に選手ミーティングを行い、チームが結束したという。

「選手だけでミーティングをして『こういう時こそひとつにならなければいけない』『ブラックラムズとして戦う意味』を話しました」

「泥臭さが自分たちのDNAだと思います。このジャージーを着たからには、ルーキーであろうとベテランであろうと関係なく、その責任を果たそうという話をしました」(ブラックラムズHO武井日向主将)

迎えたダイナボアーズ戦は、前半を24-7で圧倒。団結したときの強さを自覚した経験は、今後の糧になるはずだ。

中楠一期(ブラックラムズ東京)

ブラックラムズのメンバーも本稿執筆時点で未発表だが、今季台頭したクレバーな司令塔、23歳のSO中楠一期が出場すれば引き続き注目だ。

高校日本代表には高本幹也(東京サントリーサンゴリアス)と共に10番で選出された逸材で、慶應義塾大学では1年時から主力だった。

そしてアーリーエントリーで今季出場してきたルーキーNO8サミュエラ・ワカヴァカ(朝日大学)、初先発で初トライを奪った山本嶺二郎(明治大学)ら新戦力も見逃せない。

将来有望な若手も多く、ブラックラムズの未来には期待が持てる。それだけに入替戦でのD2降格は絶対に避けたいところだ。

最終節を勝利で飾り、推進力をもって入替戦へ臨めるか。

こどもの日(5月5日)である試合当日は、「黒羊の祭典2023-24」と題して、こどもの日特別チケットの販売、縁日、来場者プレゼントなどを実施するという。注目のキックオフは、日曜日の午後2時35分だ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ