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ラグビー コラム 2024年4月18日

東京サントリーサンゴリアス、金曜の秩父宮でプレーオフ進出を決めるか?

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東京サントリーサンゴリアス vs. 静岡ブルーレヴズ

「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24」、ディビジョン1のリーグ戦は残すところ3試合となった。すでに首位の埼玉パナソニックワイルドナイツと、2位の東芝ブレイブルーパス東京がプレーオフ進出を決め、ベスト4の残り枠はあと2つとなった。

4月19日(金)~21日(日)に第14節が行われるが、19日(金)は東京・秩父宮ラグビー場でナイトゲームが開催される。プレーオフ進出まで、残り1勝となった3位の東京サントリーサンゴリアスが、わずかに可能性が残る7位の静岡ブルーレヴズを迎える。

ホストのサンゴリアスは前節も金曜日のナイトゲームで、三重ホンダヒートと対戦し60-10で快勝。10勝3敗の勝ち点48で3位につけている。プレーオフまで勝ち点3を得ればよく、この試合に勝利すれば文句なしでプレーオフ進出が決まる。

前節の試合後に「(敵陣)22mライン内に入ったとき、我慢強くアタックするという点は今後に向けて伸ばしていかなければいけない。大事に準備していきたい」と話していた田中澄憲監督は、前節からFW(フォワード)1名のみ先発を変更した。

東京サントリーサンゴリアス

FW1・2列目は変わらず、先週50キャップの節目を迎えたキャプテンのHO(フッカー)堀越康介、PR(プロップ)森川由起乙垣永真之介のフロントローと、LO(ロック)サム・ジェフリーズと、ラインアウトキャッチ78回でトップの副将ハリー・ホッキングスのコンビが名を連ねた。

バックローは、FL(フランカー)箸本龍雅がリザーブに下がり、下川甲嗣が6番に入り、タックラーの山本凱とコンビを組む。NO8(ナンバーエイト)には、先週2トライを挙げて気を吐いたタマティ・イオアネが引き続き務める。

BK(バックス)は変更なく、SH(スクラムハーフ)流大とSO(スタンドオフ)高本幹也(帝京大学出身)のハーフ団。CTB(センター)はイザヤ・プニヴァイと尾崎泰雅の2人、WTB(ウイング)には江見翔太と前節のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)尾崎晟也、FB(フルバック)には日本代表の松島幸太朗が引き続き先発に入った。

FWの強いブルーレヴズが相手ということでベンチにFW6人が入り、今季2戦目となるHO宮崎達也、PR小林賢太、中野幹、LOトレヴァ・ホゼア、FL桶谷宗汰、箸本、そしてBKはSH齋藤直人、SO/CTB中村亮土が名を連ねた。

サンゴリアスとしてはFW、特にセットプレーでどこまで相手と互角に戦えるかが焦点となろう。セットプレーからBKに活きたボールを供給できれば、勝利に大きく近づくはずだ。

一方、先週クボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦したブルーレヴズは、前半7-31と大きくリードされたものの巻き返し、最終的に31-31と引き分けた。6勝1分6敗の勝り点31の7位で、厳しい状況ではあるがプレーオフ進出への望みをわずかに残している。

「選手は最後まであきらめずにしっかりと戦ったので、そこを十分評価して、次節に良いゲームができるように準備していきたい」と話した藤井雄一郎監督は、スピアーズ戦から先発をFW3名、BK2名を替えた。

静岡ブルーレヴズ

FW第1列はHO日野剛志、PR茂原隆由に替わり、山下憲太が1番に入り、3番にはPR伊藤平一郎が入った。LOは桑野詠真が4番から5番に移動し、マリー・ダグラスがメンバー外となって、ジャック・ライトが初めて先発入り。

FLはベテランの大戸裕矢がベンチに下り、ヴェティ・トゥポウ(摂南大学出身)が初先発となり、ゲームキャプテンの庄司拓馬とコンビを組む。NO8にはマルジーン・イラウアが引き続き入った。

BKは、SHブリン・ホールが控えにまわって岡崎航大が先発に上がり、SO奥村翔とハーフ団を組む。CTBはシルビアン・マフーザと、スピアーズ戦でPOMのチャールズ・ピウタウのコンビに変わりはない。

WTBは前節まで15トライで、ランキングトップのマロ・ツイタマと、キーガン・ファリアがメンバーから外れて、槇瑛人が入り、FBはスピードスターの山口楓斗が務める。

ベンチにはこちらも、FW6人がメンバー入りし、HOリッチモンド・トンガタマ、PR茂原、ショーン・ヴェーテー(IPU・環太平洋大学出身)、LO大戸、シオネ・ブナ、FLジョーンズリチャード剛、SHブリン・ホール、CTBジョニー・ファアウリが控える。

両者は今季第5節で対戦し、前半15-5とブルーレヴズがリードしたが、試合終盤にサンゴリアスが29-25で逆転勝利を収めている。ブルーレヴズとしては、FWのスクラム、モールでプレッシャーをかけて試合の主導権を握りたい。そして経験豊富な控えメンバーでしっかりフィニッシュしたい。

なお、リーグワンになってからはサンゴリアスが4連勝しており、しっかり勝利してプレーオフにつなげたい。ブルーレヴズとしては何とか一矢報いたいところだ。サンゴリアス、ブルーレヴズとも、控えにFW6人を入れた激突は、4月19日(金)午後7:00に東京・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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