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ラグビー コラム 2024年3月21日

昨季ファイナルの再戦。プレーオフ進出に負けられないクボタスピアーズ船橋・東京ベイか、埼玉パナソニックワイルドナイツの11連勝か

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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クボタスピアーズ船橋・東京ベイvs.埼玉パナソニックワイルドナイツ

「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24」のディビジョン1は、3月22日(金)~24日(日)に、交流戦の最後となる第11節が開催される。

22日(金)はナイトゲームで、現在6位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと、首位に立つ埼玉パナソニックワイルドナイツという、昨季の決勝と同じ対戦カードが東京・秩父宮ラグビー場で行われる。

連勝、連敗を繰り返し、なかなか調子の上がってこなかったホストの昨季王者スピアーズ。しかし、先週の横浜キヤノンイーグルス戦では、29-27と劇的な逆転勝利で、星を5勝5敗の五分に戻し、勝ち点26として6位に順位を上げた。

「クボタに来てから本当に一番の大逆転。特に過去2試合は、大事な局面で点数に変えることができなかったが、今日の試合ではできた。その修正がこれから大事になってくる」と、イーグルス戦後の会見で話していたフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)は、FW(フォワード)3名、BK(バックス)1名の先発を入れ替えた。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

FWはニュージーランド代表90キャップのHO(フッカー)デイン・コールズが戦列に復帰。PR(プロップ)は海士広大と、ケガのオペティ・ヘルに替わって北川賢吾が先発する。LO(ロック)はヘル ウヴェと、デーヴィッド・ブルブリングのコンビが引き続き務める。

バックローはNO8(ナンバーエイト)ファウルア・マキシが、前節レッドカードで3試合の出場停止となり、FL(フランカー)末永健雄が8番に下がり、前節リザーブのトゥパ フィナウが先発に上がって6番に、日本代表ピーター・ラピース・ラブスカフニが7番に入った。

BK(バックス)はSH(スクラムハーフ)藤原忍と、「試合の中で落ち着いてできているので成長できている」と指揮官も評価した、前節のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)のSO(スタンドオフ)岸岡智樹がハーフ団で引き続きコンビを組む。

CTB(センター)も先週と同じく、キャプテンの立川理道とリカス・プレトリアスの2人。WTB(ウイング)は金秀隆に替わって、今季初出場となる山崎洋之が入り、根塚洸雅と両翼を担う。FB(フルバック)はキッカーも務める島田悠平が3試合連続で先発する。

リサーブは、後半に武器であるFW戦で勝負を挑むためだろう、FWを6人を入れた。アーリーエントリーで加入し、前節はトライも上げたHO江良颯(帝京大学)が3試合続けてメンバー入り。

PR紙森陽太と、アーリーエントリーでデビューを伺うPR為房慶次朗(明治大学)も名を連ねた。LOにJD・シカリングとルアン・ボタ、NO8アシペリ・モアラ、CTBテアウ パシオネ、FBハラトア・ヴァイレアが入った。

リーグワンは残り6試合。スピアーズは4位のコベルコ神戸スティーラーズ(勝ち点29)、5位の横浜キヤノンイーグルスを追っている。自分たちのラグビーをして何としても勝利で勝ち点を積み重ねたいところ。

一方、昨季準優勝のワイルドナイツは、今季ここまで好調を維持しており、前節もコベルコ神戸スティーラーズを28-18で退けて、唯一の10戦10勝で勝ち点46と首位に立っており、3年連続プレーオフ進出にかなり優位な状況にある。

「前半はキッキングゲームになっていたが、後半はボールをキープしながら攻撃できたことで、このような結果を得ることができた」と前節後に語ったロビー・ディーンズ監督は、その試合からFW2名、BK3名を変更した。

埼玉パナソニックワイルドナイツ

フロントローは変わらず、キャプテンのHO坂手淳史、PRクレイグ・ミラー、ヴァルアサエリ愛の日本代表3人で構成。LOマーク・アボットからリアム・ミッチェルに替わり、ルード・デヤハーとコンビを組む。

FLには前節POMを受賞した大西樹がリザーブにまわり、日本代表のベン・ガンターが開幕戦以来のメンバー入りとなり、ラクラン・ボーシェー、NO8ジャック・コーネルセンとバックローを形成する。

BKは、SH内田啓介がリザーブに下がり、小山大輝が先発に復帰、日本代表の松田力也とハーフ団を務める。CTBは南アフリカ代表のダミアン・デアレンデと、日本代表ディラン・ライリーの2人が引き続き先発。

WTBはマリカ・コロインベテがベンチに下がり、竹山晃暉が1月6日の第4節以来のメンバー入りし、日本代表の長田智希とコンビを組む。FBは弟の山沢京平がリザーブとなり、兄の山沢拓也が先発に復帰した。

ベンチにはベテランのHO堀江翔太、PRダニエル・ペレズ、藤井大喜、LOアボット、FL大西、SH内田、WTB/FB山沢京平、WTBコロインベテがおり、後半からインパクトを与える。

ビジターの対戦だが、ワイルドナイツは強豪相手にも持ち前のアタックとディフェンスを見せて、昨季決勝の借りをしっかり返して連勝を11に伸ばしたい。

両者は昨季のプレーオフ決勝で、スピアーズが17-15でワイルドナイツを破って初優勝を飾っている。しかし、リーグ戦ではワイルドナイツが30-15で勝利。またリーグワン初年度もワイルドナイツが、リーグ戦で35-14、プレーオフ準決勝でも24-10と勝利している。

プレーオフ進出のために負けられないスピアーズか、昨季の決勝のリベンジを果たしたいワイルドナイツか。ファン注目の一戦は3月22日(金)東京・秩父宮ラグビー場で午後7:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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