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ラグビー コラム 2024年1月25日

5連勝に挑む横浜キヤノンイーグルス、連敗を止めたいコベルコ神戸スティーラーズを迎え撃つ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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横浜キヤノンイーグルス横浜 vs. コベルコ神戸スティーラーズ

ジャパンラグビー リーグワンのディビジョン1では、先週末の1月20日(土)と今週末の27日(土)にまたがって第6節が開催される。26日(土)、神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場では交流戦が行われ、現在4位の横浜キヤノンイーグルスが、6位のコベルコ神戸スティーラーズを迎える。

昨シーズンチーム史上最高の3位となったイーグルス。2年連続のプレーオフ、そして、初の決勝進出を狙う今シーズンだが、開幕戦で埼玉パナソニックワイルドナイツに破れたものの、そこから4連勝。前節のリコーブラックラムズ東京戦も24-8と勝利し、4勝1敗の勝ち点17で4位につけている。

対するのは、昨季9位と不本意な成績に終わったスティーラーズ。今季は開幕から連勝を飾ったが、そこから黒星が続いて、前節は昨季王者のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに34-38と惜敗し3連敗、勝ち点11で6位となっている。

ホストで勝利してプレーオフ圏内の4位以上をキープしたいイーグルスだが、昨年のワールドカップ優勝メンバーのSH(スクラムハーフ)ファフ・デクラーク、CTB(センター)ジェシー・クリエルの2人が、ケガのため欠場することとなった。

前節の試合後に「少しずつでも、チームとして成長できる試合を続けていかなければと思っている。課題を見つめ直して準備を進めていく」と語っていた沢木敬介監督は、そのブラックラムズ戦からFW(フォワード)4名、BK(バックス)3名の計7名の先発を変更した。

横浜キヤノンイーグルス

FW第1列は全て入れ替えた。PRは(プロップ)岡部崇人と今季、東京サントリーサンゴリアスから移籍した祝原涼介、HO(フッカー)には中村駿太の3人が先発。LO(ロック)のコンビは変わらず、マックス・ダグラスとオーストラリア代表のマシュー・フィリップの2人。

FL(フランカー)はコーバス・ファンダイクからリアキマタギ・モリに替わり、FL嶋田直人、元日本代表NO8(ナンバーエイト)アマナキ・レレイマフィが引き続きスターターとなった。

BKは山菅一史に代わって、SH(スクラムハーフ)荒井康植が今季初出場、初先発となり、元日本代表SO(スタンドオフ)田村優とハーフ団を組む。CTB(センター)はキャプテンの梶村祐介が復帰し、13番にはクリエルに替わって前節12番でプレーし、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)を獲得した田畑凌が入った。

バックスリーはWTB(ウイング)はヴィリアメ・タカヤワがメンバー外となり、竹澤正祥が11番でイノケ・ブルアとコンビを組む。FB(フルバック)は2023年ワールドカップ日本代表の小倉順平が務める。

リザーブには前節ゲームキャプテンを務めたHO庭井祐輔、PR安昌豪、PR杉本達郎、FLシオエリ・ヴァカラヒ、ワールドカップ日本代表メンバーのNO8シオネ・ハラシリ、SH天野寿紀、CTB南橋直哉、そして新人のFB普久原琉(日本大学出身)が控える。

イーグルスとしては、FW、BK一体となったアタック、FWのモールから強豪相手にトライを挙げたいところだ。

続いてスティーラーズのメンバーを見ていきたい。スピアーズ戦後に「この3試合を振り返ると、勝つために必要なことは十分できていて、本来であれば勝つべき試合を、自分たちが大事なところでミスをして手放している。残りの試合を成長しながら勝ち続けていきたい」と答えていたデイブ・レニーHC(ヘッドコーチ)は、前の試合からFW1名、BK4名の計5名の先発を入れ替えた。

コベルコ神戸スティーラーズ

FWの第1列はPR中島イシレリ具智元の日本代表経験のある2人と、HO松岡賢太の3人が引き続き先発。LOは新人ワイサケ・ララトゥブア(東海大学出身)がベンチに下がり、日本代表11キャップの小瀧尚弘が今季初出場、初先発となり、共同キャプテンでニュージーランド代表109キャップのブロディ・レタリックとコンビを組む。

バックローに変更はなく、FLは2023年ワールドカップ日本代表のサウマキ アマナキと、オールブラックスで2023年世界最優秀選手のアーディ・サヴェア、NO8はルーキーのティエナン・コストリー(IPU環太平洋大出身)が引き続き務める。

BKは、SHが中島大希に替わって徳田賢太が開幕戦以来の出場となり、SOブリン・ガットランドとハーフ団を組む。CTBは元ニュージーランド代表のナニ・ラウマペがリザーブに回り、マイケル・リトルが先発に上がり日本代表の李承信とコンビを組む。

バックスリーは、WTB濱野隼大と共同キャプテンの山下楽平から林真太郎、松永貫汰の2人となり、日本代表の山中亮平が第3節以来の復帰となって15番を背負う。

控えには他に元日本代表HO北出拓也、PR山下裕史の2人、PR高尾時流、LO今村陽良、経験豊富な元日本代表SH日和佐篤、元日本代表でユーティリティBKのラファエレ ティモシーが名を連ねた。

惜しい試合が続いているだけに、アタック力が増しているスティーラーズとしてはディフェンスで踏ん張り、昨季のトップ4のチームから白星を奪いたいところだ。

イーグルスとスティーラーズは、昨季は同カンファレンスで開幕戦と最終戦で対戦し、39-30、52-26といずれもイーグルスが白星を挙げている。なお、一昨季は1勝1敗だった。

イーグルスが今季も勝利してホストのファンに2連勝を届けられるか。スティーラーズが連敗を脱出できるか。互いにトップ4争いに向けて重要となってくる一戦は1月27日(土)神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場で、午後2:10にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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