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ラグビー コラム 2024年1月14日

【ハイライト動画あり】埼玉パナソニックワイルドナイツ、12トライの猛攻で三菱重工相模原ダイナボアーズに圧勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 埼玉パナソニックワイルドナイツ

ジャパンラグビー リーグワンのディビジョン1は1月13日(土)14日(日)に第5節が行われた。13日(土)には、神奈川・相模原キオンスタジアムで、8位の三菱重工相模原ダイナボアーズが、首位の埼玉パナソニックワイルドナイツを迎えた。

ディビジョン1で2シーズン目を戦っているホストのダイナボアーズは、開幕から2連勝を飾ったが、第3節はトヨタヴェルブリッツに、40-54で敗戦。さらに先週の横浜キヤノンイーグルス戦では、前半22-20とリードして折り返したが、後半に逆転を許し、35-40と敗戦するなど2連敗中だった。

イーグルス戦からは、キャプテンのSH(スクラムハーフ)岩村昂太が復帰し、WTB(ウイング)中井健人が初出場初先発となるなど、グレン・ディレーニーHC(ヘッドコーチ)は、FW(フォワード)3名、BK(バックス)6名と大きく先発メンバーを変更して挑んだ。

スターティングメンバー

一方、ワイルドナイツは開幕戦から連勝を続け、前節はトヨタヴェルブリッツに、前半4トライを取られ、8-27とリードされたが、後半5トライを奪って43-27と逆転勝利。開幕から4連勝で勝ち点を19に伸ばし首位をキープしていた。

ロビー・ディーンズ監督は前節のヴェルブリッツ戦から、南アフリカ代表のLO(ロック)ルード・デヤハーを今季初出場、FB(フルバック)山沢拓也を復帰をさせるなど、FW2名、BK2名を変更して臨んだ。

先手を取ったのは風上のワイルドナイツだった。前半2分、自陣からボールを展開し、CTB(センター)ディラン・ライリーが抜け出して攻め込み、最後はPR(プロップ)ヴァル アサエリ愛が右隅にトライを挙げて5点を先制する。

攻撃の手を緩めないワイルドナイツは、CTBライリーの「50:22キック」でチャンスを掴み、10分、ラインアウトからキャプテンHO(フッカー)坂手淳史が抜け出し、フォローしたCTBダミアン・デアリエンデが左中間にトライ。SO(スタンドオフ)松田力也のゴールも決まって12-0とした。

ジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1

【ハイライト動画】第5節 三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 埼玉パナソニックワイルドナイツ

さらに15分、ワイルドナイツがスクラムから展開し、最後はFB山沢が右中間にトライ。18分には自陣から攻めてLOリアム・ミッチェル、LOデヤハーとつないで最後は左隅にNO8(ナンバーエイト)ジャック・コーネルセンが抑えた。

21分には相手のミスにつけ込んで、最後は左サイドで、この試合が節目の50キャップとなったFL(フランカー)福井翔大が素晴らしいランニングを見せてトライを挙げて、31-0と大きくリードした。

勢いに乗ったワイルドナイツは27分、ラインアウトからFW陣がラックを連取し、最後はSO松田、WTB野口竜司とつないでトライ。さらにキックカウンターからNO8コーネルセンがラインブレイクし、最後はLOデヤハーがトライ。終了間際にSO松田が中央から40mのPG(ペナルティゴール)を沈めて、48-0と大きくリードしてハーフタイムを迎えた。

後半、ワイルドナイツはフレッシュレッグスを惜しみなく投入し、5分、LOミッチェルがトライを挙げて53-0として試合を決めた。

ようやく11分、ダイナボアーズはラインアウトからチャンスをつかみ、CTBマット・ヴァエガが左隅にトライ(7-55)。ただ、ワイルドナイツの勢いは止まることはなく、オフロードパスをつないで、17分にLOミッチェル、23分にFLラクラン・ボーシェーがトライを挙げて67-7とした。

その後、ダイナボアーズが途中出場のFLジャクソン・ヘモボ、SH中森隆太がトライを挙げたものの、さらに2トライを重ねたワイルドナイツが、計12トライの猛攻を見せて81-21で快勝、3トライ差以上の勝利を挙げ、勝ち点5を加え首位をキープした。

POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には2トライを挙げて勝利に貢献したワイルドナイツのLOミッチェルが選出された。大勝で連勝を5に伸ばし、首位をキープしたワイルドナイツのディーンズ監督は「先週と違い、今日はいいスタートを切れた。チームとして、このいい1週間を過ごせたと思っている」と笑顔を見せた。

キャプテンのHO坂手も「今週のテーマはアクション。自分たちで見極めて早く動き続けることを、意識してやってきた。それが前半からよくできていたし、スコアした後も集中を切らさずプレーできた」と満足げに振り返った。

一方、大敗を喫し、3連敗となったダイナボアーズのディレーニーHCは「これまでの4試合は結構いいパフォーマンスだったと思うが、今日はそれが出せずに正直ショック」と肩を落とした。

キャプテンのSH岩村は「実際どこに問題があったのか、改めて映像を見るなど、自分たちが1人ひとり自問自答しないといけない状況だと感じている。もう一度、自分たちにベクトルを向けて、何が悪かったのか、準備の段階で何ができてなかったのか、試合の時どういったマインドセットでいたのかを考えて、次に生かしていきたい」と前を向いた。

ディビジョン1は次節から交流戦に入り、ワイルドナイツは1月20日(土)にホストの埼玉・熊谷ラグビー場で、今季昇格した最下位(0勝5敗)の三重ホンダヒートと対戦する。ダイナボアーズも同日、再びホストゲームとなり、4勝1敗で3位と好調の東京サントリーサンゴリアスを迎える。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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