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ラグビー コラム 2024年1月11日

連敗を止めたい三菱重工相模原ダイナボアーズ、首位の埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 埼玉パナソニックワイルドナイツ

ジャパンラグビー リーグワン、1月13日(土)14日(日)には、ディビジョン1の第5節が行われる。13日(土)、神奈川・相模原キオンスタジアムでは、8位の三菱重工相模原ダイナボアーズが、首位の埼玉パナソニックワイルドナイツを迎える。

ディビジョン1で2シーズン目を戦うダイナボアーズは、第1節の花園近鉄ライナーズ戦で、30-29と接戦を制し、続くリコーブラックラムズ東京にも勝利し、開幕から2連勝。だが、その後は連敗、先週の横浜キヤノンイーグルス戦では、前半22-20とリードして折り返したが、後半に逆転を許し35-40と敗戦。現在、勝ち点9で8位につけている。

先週の試合後に「ダイレクトにフィジカルで前に出て、そこでスペースを作って攻めることが最初はできていたが、継続することができなかった。ゲームプランとしては、序盤のプレーを80分間継続するつもりだった」と答えていたグレン・ディレーニーHC(ヘッドコーチ)は、イーグルス戦からFW(フォワード)3名、BK(バックス)6名と大きく先発メンバーを変更した。

三菱重工相模原ダイナボアーズ

FW第1列はPR(プロップ)坂本駿介がベンチに下がり、森本潤が先発、PR知念雄、HO(フッカー)宮里侑樹の3人でフロントローを構成する。LO(ロック)はリンディ真ダニエルが5番から4番に移動し、ウォルト・スティーンカンプとコンビを組む。

前節4番で先発したエピネリ・ウルヴィアイティが、リザーブに回ったジャクソン・ヘモポに替わり、NO8(ナンバーエイト)にシフト。FL(フランカー)は今季ヴェルブリッツから加入した吉田杏が6番、7番は坂本侑翼がメンバー外となり、バイスキャプテンの鶴谷昌隆が先発に復帰した。

BK(バックス)はハーフ団が前節から変更。東芝ブレイブルーパス東京から加入したSH(スクラムハーフ)ジャック・ストラトンと、元オーストラリア代表のSO(スタンドオフ)マット・トゥームアのコンビから、キャプテンの岩村昴太と新加入のイングランド・プレミアシップのノーサンプトンセインツから加入したジェームズ・グレイソンとなった。

CTB(センター)は元7人制日本代表のヘンリー ブラッキンがリザーブに下がり、カーティス・ロナがメンバー外。トゥームアとマット・ヴァエガのコンビとなった。WTB(ウイング)はタウモハパイ ホネティからダイナボアーズ初キャップとなる中井健人と、ベン・ポルトリッジの2人、FB(フルバック)も石田一貴からアライアサ空ローランドに替わった。

その他、控えにはHO中村篤郎、PR石井智亮、FLティモテ・タヴェレア、NO8マリノ・ミカエリトゥウ、新人のSH中森隆太(立正大学出身)が入った。

ダイナボアーズとしては強豪ワイルドナイツを相手に、ホストのファンの前で、持ち味であるディフェンス、個々のフィジカルを軸にしたアタックを、80分間見せることができるか。

一方、ワイルドナイツは開幕戦から連勝を続けており、前節はトヨタヴェルブリッツに、前半4トライを取られて8-27とリードされて折り返したが、後半5トライを奪って43-27と逆転。4連勝で勝ち点を19に伸ばし首位をキープした。

試合戦後の会見で「ファンのみなさんの期待に応えられたと思う。後半は、しっかりと対応することができ、モメンタムを奪い返して逆転に導くことができた」と話していたロビー・ディーンズ監督は、前節のヴェルブリッツ戦からFW2名、BK2名を変更した。

埼玉パナソニックワイルドナイツ

FWはキャプテンのHO坂手淳史、PR稲垣啓太、そしてヴァルアサエリ愛と、2023年ワールドカップ日本代表3人でフロントローを構成する。LOはリアム・ミッチェルが引き続き先発するが、エセイ・ハアンガナは南アフリカ代表のルート・デヤハーに変更、今季初出場となった。

FLは2023年ワールドカップに出場した福井翔大と、布巻峻介にかわってラクラン・ボーシェーが先発し、NO8には前節のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)で開幕から連続出場している日本代表のジャック・コーネルセンが務める。

BKを見ると、SH小山大輝、SO松田力也のハーフ団と、南アフリカ代表のダミアン・デアリエンデと日本代表のディラン・ライリーのCTBコンビは引き続き先発。WTBはオーストラリア代表のマリカ・コロインベテがベンチに下がり野口竜司が入り、先週2トライと気を吐いた日本代表の長田智希と先発。FBには山沢拓也が第2節以来の復帰となった。

リザーブには今季限りで引退を表明しているHO堀江翔太、日本代表でベテランPRのクレイグ・ミラー、PR藤井大喜、LOマーク・アボット、FL大西樹、やはり今季がラストシーズンとなるSH内田啓介と、CTBヴィンス・アソが控える。

HO坂手主将が「(ヴェルブリッツ戦の後半は)選手たちが修正してくれたので称えたい。今後もこういう戦いが続いていくと思うが、前半のようなラグビーをしていたら足元をすくわれるので修正して、準備していかなければいけないし、解決策を見つけていきたい」と話していた通り、今節は前半からモメンタムを奪い、攻守ともにワイルドナイツらしいラグビーを見せたいところ。

王座奪還を目指すワイルドナイツが、開幕からの連勝を伸ばして首位をキープするか。それともホストのダイナボアーズが粘り強いラグビーを見せて白星を奪うか。試合は1月13日(土)神奈川・相模原ギオンスタジアムで、午後0:00にキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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