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ラグビー コラム 2023年12月26日

全国高校ラグビー大会が12月27日(水)に開幕。1回戦9試合が行われる初日のみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東大阪市花園ラグビー場 第1グラウンド

12月27日から1月7日にかけて、大阪・東大阪市花園ラグビー場を中心に3つのグラウンドで、各都道府県の代表51校(東京と北海道が2、大阪が2+開催地枠で計3校)が出場し、「花園」こと、第103回全国高校ラグビー大会が行われ、優勝旗「飛球の旗」が競われる。

12月27日(水)にはノーシード校の対決となる1回戦が、1~3のグラウンドで3試合ずつ計9試合行われる。なお、今季は午前10:00から第1グラウンドで4年ぶりに開会式が行われ、午前11:00からは「U18花園女子15人制」の東西対抗も開催される。

◆第1グラウンド
・午前10:00 開会式
・午前11:00 U18花園女子15人制

・午後0:00 青森山田(青森)vs.高鍋(宮崎)
・午後1:25 天理(奈良)vs.早稲田実業(東京第1)
・午後2:50 山梨学院(山梨)vs.長崎南山(長崎)

第1グラウンドでは3試合が行われる。午後0:00キックオフの第1試合は5年連続出場と、すっかり花園常連となった青森山田(青森)と、展開ラグビーが武器で13大会連続31回目の出場を誇る高鍋(宮崎)が対戦する。勝者は12月30日(土)にAシードの佐賀工業(佐賀)と対戦する。

午後1:25に始まる第2試合は1回戦注目カードの1つで、昨季のベスト4で優勝6回を誇る白いジャージーで名高い天理が、春の東京王者の早稲田実業(東京第1)の挑戦を受ける。勝者は30日に初出場ながらBシードに選ばれた関大北陽(大阪第1)と対戦する。

午後2:50キックオフの第3試合も1回戦注目カードの1つで、17大会連続出場を果たしていた伝統校の日川を下して初出場を決めた山梨学院(山梨)と、長崎北陽台と引き分け抽選の末、3大会ぶり7度目の出場となった長崎南山が対決する。勝者は30日にBシードの國學院栃木(栃木)と対戦する。

◆第2グラウンド
・午後0:00 秋田工業(秋田)vs.静岡聖光学院(静岡)
・午後1:25 高知中央(高知)vs.流経大柏(千葉)
・午後2:50 日本航空石川(石川)vs.関商工(岐阜)

東大阪市花園ラグビー場 第2グラウンド

第2グラウンドでも3試合が行われる。午後0:00キックオフの第1試合は、71回出場を誇り、今季からOBの元日本代表WTB(ウィング)の吉田義人氏も指導にあたっている東北王者の秋田工業(秋田)と、元日本代表WTB小野澤宏時氏の息子であるFB(フルバック)謙真がエースの静岡聖光学院(静岡)と対戦する。勝者は30日に若狭東・敦賀工の合同チーム(福井)と目黒学院(東京第2)の勝者と戦う。

午後1:25に始まる第2試合は、高知中央(高知)が29大会連続出場で、Bシードに匹敵する力を持つ流通経済大柏(千葉)にチャレンジする。勝者は30日にBシードの尾道(広島)と戦う。

午後2:50にキックオフされる第3試合は北信越王者の日本航空石川(石川)と関商工(岐阜)の隣接県同士、花園常連校同士が激突する。勝者はBシードの茗渓学園(茨城)と対戦する。

◆第3グラウンド
・午後0:00 若狭東・敦賀工業(福井)vs.目黒学院(東京第2)
・午後1:25 高松北(香川)vs.倉吉東(鳥取)
・午後2:50 仙台育英(宮城)vs.黒沢尻工業(岩手)

東大阪市花園ラグビー場 第3グラウンド

そして第3グラウンドでも3試合が行われる。午後0:00に始まる第1試合は若狭東が中心で敦賀工業も含めたチームとして初出場となった合同チーム(福井)が、東京都予選で春の選抜ベスト8の國學院久我山を下して出場、優勝5回を誇る目黒学院(東京第2)に挑む。勝者は静岡聖光学院(静岡)と秋田工業(秋田)の勝者と対戦する。

午後1:25キックオフの第2試合は高松北(香川)と倉吉東(鳥取)が対戦。勝者は30日にBシードの中部大春日丘(愛知)と対戦する。午後2:50に始まる第3試合は、仙台育英(宮城)vs.黒沢尻高工業(岩手)の東北勢同士の対決となり、勝者は30日に、Bシードの大分東明(大分)と戦う。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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