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ラグビー コラム 2023年12月25日

プロップに有望選手が多数。全国高校ラグビー大会 注目選手紹介 FW編

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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PR前田麟太朗(桐蔭学園)

いよいよ12月27日から、大阪・東大阪市花園ラグビー場で始まる「花園」こと、全国高校ラグビー大会。「花園から世界へ」というスローガン通り、今季も近い将来のワールドカップやオリンピックに出場するだろう有望選手が出場する。それではまずFW(フォワード)の有望選手から見ていきたい。

まずはPR(プロップ)とHO(フッカー)のFW第1列から紹介したい。春の選抜優勝の桐蔭学園(神奈川)、連覇を狙う東福岡(福岡)、夏の全国7人制大会で初の日本一に輝いた佐賀工業(佐賀)のAシード3校には当然ながら屈強なFWが揃っている。

PR井吹勇吾(桐蔭学園)

今季は特にPRに有望な選手が多い大会になりそうだ。桐蔭学園の身長176cm&体重104kgの左PR井吹勇吾(3年)、身長177cm/体重110kgの右PR前田麟太朗(3年)はチームのセットプレーを支える。東福岡には身長182cm/体重110kgの右PR茨木海斗(3年)、佐賀工業にも身長187cm/体重121kgの右PR本山淳祥(3年)がおり、スクラム、モールの中軸となっている。

さらにBシードチームも、FWのフィジカルが自慢の大阪桐蔭(大阪第2)には左PR佐々木天雅、右PR野村俊介(ともに3年)、中部大春日丘(愛知)の右PR柴田佳祐(3年)、京都成章(京都)には右PR林道成(3年)、茗渓学園(茨城)には父の仕事の関係により、南アフリカでラグビーを始めた右PR和田翔太(2年)がいる。

PR本山佳龍(長崎南山)

さらに中学卒業時には相撲部屋に誘われたという長崎南山(長崎)の右PR本山佳龍(2年)、大分東明(大分)の右PR平山風希(2年)、松山聖陵(愛媛)の右PR村中亮太(3年)らも将来有望だ。

続いてスクラムやラインアウトスローなど、セットプレーを支えるHO(フッカー)だ。シード校では東福岡の田中京也(3年)、桐蔭学園の田中健心(3年)、佐賀工業の松田流良(3年)、中部大春日丘の浜浦幸太郎(3年)、茗渓学園の川村航平(3年)、尾道(広島)の杉本天(3年)、さらにノーシード校にも天理(奈良)には主将である内田涼(3年)、秋田工業(秋田)には三浦颯太(2年)らの名前が挙がる。

続いてはラインアウト、空中戦の要であるLO(ロック)だ。強豪校にはやはり190cmクラスの選手が揃う。Aシードの東福岡には身長190cm倉掛太雅と、身長186cmの坪根章晃(ともに3年)がおり、FWの大きな推進力となっている。桐蔭学園には俊足も武器となっている身長190cm中森真翔(3年)、佐賀工業には身長191cmの古賀大輝(3年)が存在感を放つ。

Bシード校にはバックローや、PRでもプレーできる茗渓学園の小杉太郎(3年)、國學院栃木(栃木)の小坂龍平(3年)、報徳学園(兵庫)の坂本瞭(3年)、東海大大阪仰星の百武聖仁(2年)らも注目だ。

また、ノーシード校にもパワフルなプレーが持ち味の目黒学院(東京第2)の中村つぐ希(3年)、秋田工業の伊東愛晄(2年)、山梨学院(山梨)の雨宮巧弥(3年)、明和県央(群馬)桑山翼(3年)、京都成章の寺田蓮(3年)、高川学園(山口)の藤沢大輝(3年)らがいる。

FW最後はFL(フランカー)と、NO8(ナンバーエイト)の第3列。まず、Aシード3校を見ると桐蔭学園には、キャプテンを務め、空中戦とランが光るNO8城央祐(3年)、運動量豊富なタックラー申驥世(2年)、父・二郎さんが東芝府中(現・ブレイブルーパス東京)でプレーした新里堅志(2年)がいる。東福岡も突破力が武器のキャプテンNO8高比良恭介(3年)、FL松崎天晴(3年)、佐賀工業にはFL中川内優太(3年)らが名を連ねる。

Bシード校を見ると、予選決勝でハットトリックを達成したフィジカルラグビーを引っ張る大阪桐蔭(大阪第2)のNO8上野凌大(3年)、初出場の関大北陽(大阪第1)をまとめる、キャプテンNO8永井玲雅(3年)、FL吉田鷹也(3年)、中部大春日丘のキャプテンFL福田大和(3年)、FL堀部亨介(3年)がいる。

FL/NO8山口匠人(國學院栃木)

他にも國學院栃木のFL/NO8山口匠人(3年)、ワールドやサニックスでプレーした父(克信さん)を持つ東海大大阪仰星(大阪第3)のFL駒井良(2年)、HOでもプレー可能な石見智翠館(島根)の祝原久温(2年)らにも注目したい。

ノーシード校にも、早稲田実業(東京第1)を引っ張る多田陽道(3年)、流通経済大柏(千葉)の野口健(2年)、天理のりゅう(劉の新字体)思遠(3年)、そして1年生ながら目黒学院を引っ張るトンガ出身で、突破力が魅力のブルースネオル ロケティ(1年)らがいる。

従来から強豪校にはモールを武器とするチームが多く、近年はスクラムに力を入れるチームも増えてきた。いずれにせよFWのスクラム、ラインアウトからのモールといったセットプレー、FWの個々の推進力に長けたチームが上位に進出することは間違いない。

文/写真:斉藤健仁

★全国高校ラグビー大会 注目選手紹介 BK編
https://news.jsports.co.jp/rugby/article/20190310226335/

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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