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ラグビー コラム 2023年12月24日

【ハイライト動画あり】埼玉パナソニックワイルドナイツ、引退を表明した内田啓介の100キャップを祝う勝利

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には、2トライを挙げたワイルドナイツWTB野口が選ばれた。この試合でワイルドナイツのSH内田啓介とブラックラムズのLO柳川のベテラン2人がトップリーグからの通算100キャップを達成した。

ワイルドナイツのSH内田は「入団してから今までいろんな選手のメモリアルゲームを見てきたが、まさか自分が達成できると思っていなかったのでうれしい。試合前に監督から『今、自分の身の回りにいる人たち全てに感謝をしてください』という言葉を頂いて、今それを噛み締めています」。

「僕も今シーズンを持って引退することを決めている。まだ、シーズンが始まったばっかりだが、暖かい目で見守ってくれればと思う」と話し、HO堀江に続いて今季限りでの引退を表明した。また、ブラックラムズのLO柳川は「2011年に初キャップを取って、今年で100キャップ取ることができたのは皆さんの応援のおかげです」とコメントした。

セットピースで苦戦したブラックラムズ東京

開幕3連敗となってしまったブラックラムズのヒューワットHCは、「柳川と内田の100キャップおめでとう。100キャップは本当に特別。ワイルドナイツはいいチームなので、セットピースのところで苦労して、最初のディシプリンも良くなかった。ゲインを許して結構簡単にとられてしまうことが多かった」と肩を落とした。ブラックラムズとしては前半、中盤での反則が多く、相手に簡単にチャンスを与えてしまったことが響いた。

ゲームキャプテンを務めたSH山本は「結果はすごく残念。自分たちがどういうチームか示そうと試合に臨んだが、ワイルドナイツのようなチームにチャンスを何度も与えると、こういう結果になる。ただ、部分的には自分たちらしさが出た部分もあったので、また次の試合に向けてリフレッシュしていい準備をしたい」と前を向いた。

ワイルドナイツのディーンズ監督は「内田の100キャップ、ライリーの50キャップはとても素晴らしいこと。野口は左右の両方で蹴ることができるし、WTBとしてのプレーも相応しい」と内田、そしてPOMの野口を称えた。2トライを挙げたキャプテンのHO坂手は「堀江さんと、内田さんの2人が今季が最後になるので、いい結果を出したい」とより気を引き締めていた。

開幕3連勝で勝ち点を15に伸ばし、首位をキープしたワイルドナイツは、年明けの1月6日(土)は、ホストの熊谷ラグビー場に、今季大型補強を敢行したトヨタヴェルブリッツを迎える。3連敗のブラックラムズも1月6日にホストゲームを開催し、東京・江東区夢の島競技場に花園近鉄ライナーズを迎えて今季初白星を狙う。

文:斉藤健仁/Photo by Noriko ABE

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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