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ラグビー コラム 2023年12月22日

明治大学、筑波大学との選手権初戦に挑む。ラグビー全国大学選手権 準々決勝

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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早稲田大学戦で喜ぶSH登根大斗

12月23日(土)に秩父宮ラグビー場で、関東大学対抗戦を2位で通過した明治大学は、全国大学選手権の準々決勝に挑む。

対戦相手は先週、流通経済大学との選手権3回戦を制した対抗戦4位の筑波大学。息の詰まるような接戦を制し、勢いに乗っている。明大は昨年度の選手権では、準々決勝で悔し涙を流しているだけに年越しへの思いは一層強く、序盤から両校の気持ちの入った試合が繰り広げられることが予想される。

筑波大とは対抗戦の第3戦目で対戦。試合序盤は両者得点が決まらないタイトな試合展開となった中、前半17分に右WTB(ウイング)安田昂平(商3=御所実)がトライを決め、均衡を破った。

23分にもHO(フッカー)松下潤一郎(法4=筑紫)が追加点を決め、完全に流れは明大に傾いたと思われた。しかし、その後は筑波大の立て続けの猛攻を受け同点に。中盤のリードを一瞬で返され、振り出しで前半を折り返した。

後半開始直後にも筑波大にトライを奪われ、リードを許した明大。雲行きが怪しくなった中、後半10分に意地を見せる。相手ゴール付近でのマイボールラインアウトからモールを押し込み、松下がインゴールにグラウンディング。

さらに17分、連続攻撃で相手を振り切り、最後はSO(スタンドオフ)伊藤耕太郎(商4=国学院栃木)がトライを決め、勝ち越しに成功した。ロスタイムにも右FL(フランカー)福田大晟(商3=中部大春日丘)がダメ押しのグラウンディング。最終スコア40-21での勝利を収めた。

この試合ではラインアウトなど、セットプレーの精度が良かった一方、フィールドプレーでのミスから相手の得点を許す場面が目立った明大。また、筑波大BK(バックス)の巧みなスキルに翻弄された場面もあった。

今年度は対抗戦に加え、夏の菅平合宿でも筑波大に勝利した明大。それでも、勢いに乗る筑波大は油断が許される相手ではない。「本当にスキルの高い選手がFW(フォワード)にも、BKにもたくさんいる」(伊藤耕)。BKのスピード感ある展開からの攻撃は脅威となる。

筑波大学vs.明治大学

一方で明大も対抗戦の筑波大戦以降、1つずつ課題をクリアして成長を続けてきた。対抗戦最終戦の早稲田大学戦も相手の猛攻に苦しんだが、最後は集中力を発揮し、2位を死守した。早大戦で出たディフェンスの緩みという課題についても、この3週間で解消してきた。

「ディフェンスシステムの面で、今までやってきたことをさらに精度を高くやるということを心掛けてきた」(FB/フルバック池戸将太郎・政経4=東海大相模)。対抗戦での激闘を通し、さらにレベルアップした明大を見せてくれるに違いない。

「相手のキープレーヤをしっかりドミネートして取り切れない」(左LO/ロック山本嶺二郎・法4=京都成章)。相手の脅威を守りでしっかりと摘み取り、持ち味のFWとBKの連携力を発揮することができれば、勝利に近づくだろう。

筑波大学戦でトライを決める廣瀬雄也

ここからは負けたら終わりのノックアウト戦。「明大が一つになって戦うところを見せたい」(廣瀬雄也主将・商4=東福岡)。廣瀬組の負けられない熱い戦いがまだまだ続く。

文:廣末直希/写真:廣末直希、安室帆海(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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