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ラグビー コラム 2023年12月21日

首位の埼玉パナソニックワイルドナイツ、開幕連敗のリコーブラックラムズ東京を迎え撃つ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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埼玉パナソニックワイルドナイツvs.リコーブラックラムズ東京

12月9日(土)に開幕した「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24」。ディビジョン1は第3節を迎え、23日(土)に埼玉・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場で、昨季準優勝の埼玉パナソニックワイルドナイツが、7位のリコーブラックラムズ東京を迎える。

王者奪還を狙うワイルドナイツは、開幕戦はホームで横浜キヤノンイーグルスを53-12で退け、第2節ではアウェイの花園近鉄ライナーズ戦で、後半7トライの猛攻を見せ、49-0で完封勝利を挙げた。2試合で102点を挙げて、勝ち点10として現在首位に立っている。

前節の試合後の会見で「後半、ケガやポジションの変化など、通常では行っていないところで選手がプレーしないといけなくなったが、そこにすごくうまく対応してくれたと思うし、そういった問題を選手たち自身で解決できた」と話したワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は、前節からFW(フォワード)3名、BK(バックス)2名の計5名を変更。

埼玉パナソニックワイルドナイツのメンバー

FWはキャプテンのHO(フッカー)坂手淳史と、PR(プロップ)稲垣啓太、そして藤井大喜に代わってヴァルアサエリ愛が先発し、2023年ワールドカップ日本代表でフロントローを構成する。LO(ロック)はリアム・ミッチェルと、前節POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたエセイ・ハアンガナの2人が引き続き先発する。

FL(フランカー)は長谷川峻太布巻峻介から、ワールドカップメンバーの福井翔大ラクラン・ボーシェーに替わり、NO8(ナンバーエイト)は開幕から3試合連続で、日本代表のジャック・コーネルセンが務める。

BKを見ると、SH(スクラムハーフ)小山大輝、SO(スタンドオフ)松田力也のハーフ団と、先週はキッカーも務めた南アフリカ代表のダミアン・デアリエンデ、前節2トライの日本代表のディラン・ライリーのCTB(センター)は引き続き先発する。

WTB(ウイング)はオーストラリア代表のマリカ・コロインベテがリザーブに回り、先週メンバー外だった空中戦に強い野口竜司が相手のキック対策としてWTBとして先発に復帰。また、竹山晃暉がFB(フルバック)にシフトし、長田智希がWTBで先発に上がった。前節、ケガで途中で退いたFB山沢拓也はメンバー外となった。

ベンチはコロインベテの他に、今季限りで引退を表明しているHO堀江翔太、日本代表でベテランPRのクレイグ・ミラー、PR平野翔平、LOマーク・アボット、FL大西樹、SH内田啓介、CTBヴィンス・アソが控える。

HO坂手主将は「(ライナーズ戦で)前半は特に、ペナルティを犯す部分が多かった。そこで自分たちが個人で解決しようとして、あまりうまくいかなかった。しっかりとチームとして、どういうところをセイムページに向いていけるか、どういうプレーを選択していくのかを、もう一度やっていきたい」と前を向いた。

対するブラックラムズは、開幕のトヨタヴェルブリッツ戦で8-12と僅差で敗戦。先週はホストとして三菱重工相模原ダイナボアーズを迎えたが、前半に逆転を許すと、後半も相手に先手を取られて17-25と再びクロスゲームを落として、2試合を終えて勝ち点1で9位につけている。

ダイナボアーズ戦後に「インテンシティー(強度)が欠けていた。キックチェイスにエナジー、セットスピード。タフなチームと戦うときは、しっかりとタフな試合になるというマインドセットで挑まないと、こういう結果になってしまう」とコメント。

一方で、「(後半から入った選手は)よくやっていた」と答えていたブラックラムズのピーター・ヒューワットHC(ヘッドコーチ)は前節からFW5名、BK3名の計8名と大きくメンバーを入れ替えた。

リコーブラックラムズ東京のメンバー

第1列はキャプテンのHO武井日向が欠場し、佐藤康が先発に上がった。PR谷口祐一郎と大山祥平の2人は引き続き先発。LOはベテランの柳川大樹がベンチに下がり、マイケル・ストーバーグが5番から4番に移動、ジョシュ・グッドヒューが4番で先発する。

FLは日本代表アマト・ファカタヴァがメンバーから外れ、ジェイコブ・スキーンがバイスキャプテンの松橋周平とコンビを組む。またNO8は元イングランド代表のネイサン・ヒューズが控えに回り、九州電力から加入した木原音弥が初めてスターターを務める。

BKはゲームキャプテンを務めるSH山本昌太、SOマット・マッガーンのハーフ団は変わらない。CTBは元ウェールズ代表のハドレー・パークスがメンバーから外れ、栗原由太が12番に、礒田凌平が13番に入った。WTBネタニ・ヴァカヤリアとコンビを組むのは、シオぺ・タヴォに代わって西川大輔、FBはオーストラリア出身のアイザック・ルーカスが務める。

ベンチにはLO柳川、NO8ヒューズ以外にHO小池一宏、PR千葉太一、元オーストラリア代表のパディ・ライアン、FL湯川純平と6人のFWを入れ、BKはSH南昂伸、CTB池田悠希の2人で構成する。

ブラックラムズとしては、接点の激しさとディフェンスでクロスゲームに持ち込み、アウェイで今季初勝利を飾りたいところだ。

リーグワンになってからワイルドナイツが3連勝しているが、初年度は30-18、昨季は38-17、25-12と比較的接戦となっている。また、2018年のトップリーグではブラックラムズが26-17で勝利している。

好調なワイルドナイツがホストのファンに3連勝というクリスマスプレゼントを届けられるか。ブラックラムズが粘って今季初勝利なるか。試合は12月23日(土)午後0:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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