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ラグビー コラム 2023年12月11日

【ハイライト動画あり】新生スティーラーズ、ベール脱ぐ。圧巻の猛攻で初D1のヒートに大勝。ジャパンラグビー リーグワン2023-24開幕節レポート

ラグビーレポート by 直江 光信
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ジャパンラグビー リーグワン2023-2 ディビジョン1

【第1節ハイライト動画】コベルコ神戸スティーラーズ vs. 三重ホンダヒート

スティーラーズの勢いはなおも止まらず、56分に入替で入ったHO北出卓也が63分、72分、75分と出場20分足らずで3トライのハットトリックを達成。ヒートも67分にゴール前のラックから途中出場のLOヴィリアミ・ヴリがねじ込んで意地を見せたが、最後はラグビーワールドカップ2023の日本代表メンバーであるFB山中亮平がチーム12本目となるトライを挙げる。CTB李のコンバージョン成功でスコアを80点の大台に乗せたところで、ノーサイドとなった。

昨季は5勝11敗と大きく負け越し9位に沈んだスティーラーズだが、新シーズンの開幕戦でチームが大きく変貌を遂げたことを宣言するようなビッグパフォーマンスを披露し、最高のスタートを切った。縦横無尽にボールをつなぎ、どのエリアからでもフィニッシュまで持っていける迫力満点のアタックは圧巻の一語。その鮮烈な印象は、まだ1試合を終えたばかりながら今季の覇権争いの有力候補になることを確信させるほどのインパクトがあった。

「とてもいいスタートを切れた試合だった。ただ、まだ改善できる部分はある。よりよい形で次の試合に臨めるよう努力していきたい」とは、さっそくエンジン全開の働きぶりでプレーヤーオブザマッチに選出された共同キャプテンのLOレタリック。実力者との対戦が続くこの先の戦いで、どのようなプレーを見せるかが楽しみになる開幕戦だった。

一方、いきなりディビジョン1の洗礼を浴びる形となったヒート。この日はスティーラーズの圧倒的な推進力とボールキープ力にゲームを完全支配され、最後まで流れを変えられなかった。もっともこの強度のバトルを最初に体感できたことは、チームにとって貴重な経験になるはず。シーズンは始まったばかりで、来週以降もタフな戦いは続く。気持ちを切り替えて、強い意志で次節以降の試合に臨んでほしい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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