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ラグビー関西大学リーグ2023
【ハイライト動画】天理大学 vs. 京都産業大学|京産大、ラストプレーでの逆転劇
その決意通り、相手のペナルティを誘いマイボールに。「BK(バックス)がミスしたとしてもFW(フォワード)の俺らが絶対カバーするし、BKもFWのミスをカバーしてくれている。やっぱり、ピンチの時にボールを取り返すのがフロントローの役目」(川口)と互いに支えあいながら、チームを勝利へと一歩一歩近づける。
ここで、FL(フランカー)三木皓正キャプテン(済4=京都成章)が選択したのはPG。点差を見て、三木に「いつでも蹴れる準備してるから」と伝えていた辻野。ここまで3本蹴って、1本成功という状況だったが「あいつが練習に早く来たり、遅くまで蹴っていたりすることは僕が一番見てきたので」(三木)と努力を信じ、託した。
「こうせい」と呼び、高校時代から三木のことを慕う辻野は、その期待に応えるかのように、蹴ったボールは美しい放物線を描き、ポールの間に収まった。16-22となり、勝機が見え始めた。
後半40分、再びスクラムでペナルティを奪いチャンスを作る。SH(スクラムハーフ)土永旭(営3=光泉カトリック)のキックで一気に攻め込み、敵陣深くでのラインアウト。ドライビングモールで進み、インゴールに入るもグラウンディングを阻まれ、トライならず。
残り1分を切り、ラスト1プレー。丁寧にボールを繋いでいき、CTB(センター)高井良成(営4=関大北陽)と、途中出場でFBに入った森祐也(済4=東海大福岡)が4年生の意地を見せつけ、大きくゲイン。最後は土永からパスを受けたPR川口が値千金のトライを決めた。
この時点で21-22。3連覇のためには辻野のコンバージョンキックの成功が絶対条件となる。逆転優勝か、1点差での敗北か、それを決める重要なキックだ。緊張する辻野に、普段多くは語らない三木キャプテンがかけたのは「結果がどうなろうと俺が全部責任持つから、思い切っていけ」という言葉。
優勝を決めた辻野のキック
頼もしいキャプテンの言葉を胸に、みんなの思いを背負って蹴った。アシスタントレフリーの旗が2本、空に掲げられた瞬間、会場は大歓声に包まれた。ゴール成功後、誰よりも早く駆けより抱き合った2人の姿から、これまで築いてきたお互いへの信頼や尊敬が感じられた。
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