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立正大学 vs. 法政大学
11月25日(土)26日(日)、関東大学リーグ戦が最終戦を迎える。優勝争いだけでなく、大学選手権出場のかかった3位争いや、さらに入替戦をめぐる争いも熾烈だ。
◆関東大学リーグ戦順位表
1位 東海大学:勝ち点30(6勝0敗)
2位 流通経済大学:27(6勝0敗)
3位 東洋大学:16(3勝3敗)
4位 法政大学:15(3勝3敗)
5位 大東文化大学:14(3勝3敗)
6位 立正大学:10(2勝4敗)
7位 日本大学:7(1勝5敗)
8位 拓殖大学:0(0勝7敗)
【最終節 対戦カード】
◆11月25日(土)スピアーズえどりく
・11:30 拓殖大学 vs. 大東文化大学
・14:00 立正大学 vs. 法政大学
◆11月26日(日)秩父宮
・11:30 東洋大学 vs. 日本大学
・14:00 流通経済大学 vs. 東海大学
昨季1部に再昇格し、3位争いを演じた立正大学。今季は黒星が先行してしまい、ここまで日本大学、拓殖大学にしか勝つことができず、2勝4敗として最終戦を迎えた。3位以上となり、大学選手権出場することはできないが、勝利すれば他校の結果にかかわらず、自力での入替戦回避が決定する。何としても「前に出るディフェンスとアタック」で今季最終戦を白星で締めくくりたいところだ。
1999年以来、立正大を指導する元日本代表SH(スクラムハーフ)堀越正己監督は前節からFW(フォワード)2人、BK(バックス)1人の計3人のメンバーを変更した。
FWは前節控えだった新人PR(プロップ)原口凌河(1年、大分東明出身)が先発に上がり、PR中森樹生(3年)、HO(フッカー)毛内孝樹(1年、青森山田)と第1列を形成する。
LO(ロック)は八木崇太、冨野泰空の3年生コンビ、バックローはFL(フランカー)ピエリッチ・シーバート(4年)がメンバー外となり、1年のヴィリケサ・リモリモ(1年)が8番から6番に上がって三浦類(3年)とFLコンビを組み、控えから上がりNO8(ナンバーエイト)馬越涼(2年)がスターターとなった。
BKはSH(スクラムハーフ)三原大河、ゲームキャプテンでチームのアタックの中軸SOキニ・ヴェイタタ(ともに4年)がハーフ団を務め、CTB(センター)は南澤修斗、鈴木太登(2年)の2年生コンビ。
バックスリーは控えから身長188cmの大型WTB(ウィング)ハインリッヒ・フルックス(2年)が先発に回り、WTB越戸駿(3年)とコンビを組み、FB(フルバック)にはゲームコントロールに長ける武田凱(3年)が入った。
控えはHO井川桃大朗(2年)、PR平林頼人(4年)、PR光永圭吾(3年)、LO/FL橋本優真(1年、常翔学園出身)、PR赤木謙心(1年、延岡星雲出身)、SO浮田裕一(3年)WTB/FB清永修太郎(4年)WTB/FB大野和馬(3年)が入った。
一方、来年、2024年に創部100周年を迎える、リーグ戦最多となる13回の優勝を誇る法政大学。キャプテンWTB石岡玲英(4年)を中心とした伝統のランニングラグビーで、ここまで3勝3敗の勝ち点15で4位につけており、勝利すれば3位の可能性を残している。
法政大学は、3トライ差以上の勝利で勝ち点5を獲得し、翌日に試合を控える3位の東洋大学(勝ち点16)にプレッシャーを与えたい。なお、両校が勝ち点20で並んだ場合は直接対決で直接対決で勝利している東洋大学が3位となる。
3シーズン前から再び監督に就任したOBの新宮孝行監督は前節、快勝した拓殖大学戦からFW1人、BK1人の計2名変更し試合に臨んだ。
FWはFL山下武準(4年)に替わり、嶋崎汰星(2年)が先発する以外、同じメンバーとなった。PRは四元涼太(4年)、渡辺明志(3年)、HOは石川空悟(4年)、LOは細川幹太(2年)、竹部力(4年)の2人、バックローは嶋崎とU20日本代表で活躍した宮下晃毅(2年)がコンビを組み、NO8には高城喜一(4年)が入った。
BKはSO熊田経道(4年)がベンチに下がり、金侑悟(3年)が先発してSH山脇一真(4年)とハーフ団を組む。CTBは田中大誠(2年)、中井駿(3年)の2人、バックスリーはWTB椎葉脩嗣(4年)、キャプテンの石岡、FB北川拓来(2年)の3人が務める。・
ベンチにはHO佐野祐太(3年)、PR守安史成(1年、桐蔭学園)、中野一樹(4年)前節メンバー外だったLO木村開(4年)、副将のFL板橋愛翔(4年)、SH小山田裕悟(2年)新人で突破力の光る炭竈柚斗(1年、報徳学園出身)が入った。
立正大学が入替戦を回避して今年の有終の美を飾るか、それとも法政大学が勝ち点5を得て、2017年度以来となる大学選手権出場への可能性を残すか。試合は11月25日(土)午後2:00にスピアーズえどりくフィールドでキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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