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ラグビー コラム 2023年11月17日

開幕5連敗の同志社大学、負ければ入替戦の試合で関西王者の京都産業大学と対戦。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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突破を試みるPR山本敦輝主将

冬の寒さがラグビーシーズンの到来を感じさせる中、リーグ戦は終盤に差し掛かる。開幕から連敗が止まらない同志社大学

前節は天理大学に果敢に挑むも、5-59で惨敗した。後半9分のCTB(センター)岡野喬吾が1トライを奪った以外、見せ場をつくれず力負け。創部史上初の連敗記録は更新が止まらず、不振にあえいでいる。

現在(11月17日時点)の順位を整理すると、天理大学が勝ち点24で首位。勝ち点23の京都産業大学が優勝争いを繰り広げ、3位に関西学院大学と続く。対照的に同志社は5連敗で勝ち点2。残り2節を残し、厳しい局面を迎えている。

第6節は11月19日(日)に『たけびしスタジアム京都』で昨秋王者の京産大とぶつかる。過去5年間で白星は1度だけ(2020年)と毎年苦戦を強いられる相手だ。Aリーグの過去の対戦成績を見れば、昨年は5点差、一昨年は3点差と僅差で敗れている。一方で直近に対戦した7月2日の春季トーナメント戦決勝では、15-54と大敗。武器であるセットプレーと強靭なフィジカルに圧倒された。

京産大は今秋も破竹の5連勝を挙げ、王者の貫禄を見せつけている。特に警戒しなければいけないのは、外国人留学生の縦突破だ。PR(プロップ)ヴァア・タモエフォラウ、LO(ロック)ソロモネ・フナキ、NO8(ナンバーエイト)テビタ・ポレオらは接点で間違いなく脅威になる。

世代トップクラスのFL(フランカー)三木皓正、U20日本代表にも選ばれたSH(スクラムハーフ)土永旭、BK(バックス)陣をけん引するCTB高井良正ら日本人選手の層も厚い。

同志社は前節の天理大学戦で留学生のNO8パトリック・ヴァカタに複数のトライを与えるなど、最後まで勢いを止められなかった。宮本啓希監督は試合後に「ファーストタックルの精度が悪かった」と原因を指摘。簡単にゲインラインを越えられないよう、まずは1人目のタックル成功率を高めたい。

また、前回対戦で敗因の1つとなったセットプレーの行方にも注目したい。京産大は伝統的な強さを誇るラインアウトモールとスクラムなど、セットプレーから主導権を握るスタイルが健在。春は序盤に3本連続でラインアウトが取れず劣勢になったことを加味しても、これらの攻防が勝敗に直結する大きな指標になるだろう。

前節はセットプレーを全て成功させた天理大とは対照的に、スクラムで6回の反則を取られた。レフェリーとの意思疎通がうまくいかない点もあったが、特に終盤にかけて不安定さが際立った。その修正を図るべく、先週からセットプレーの練習時間を増やすなど万全の対策を練っている。

同志社は敗れると13年ぶり、2度目の入れ替え戦出場が確定する一戦。「1つの局面で勝負できるか」(宮本監督)とフィジカルバトルを1番のキーポイントに挙げる。相手の武器を封じ込み、春のリベンジを見せたいところだ。暫定首位の天理大を1ポイント差で追う京産大にとっても、3連覇を狙う上で絶対に落とせない一戦となる。

「全員で前向いて、今はもう進むしかない」(FB/フルバック芦塚仁)。応援してくれる人たちに結果で応えるべく、目の前の試合に全てを懸ける。

文/写真:勝部健人(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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