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ラグビー コラム 2023年10月27日

『らしさ』を取り戻した京都産業大学、3連覇への第1関門・関西学院大学と全勝対決。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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ハットトリックを挙げたSO奈須

前節の近畿大学戦では、前半押される部分もあったが、後半は粘り強いひたむきなディフェンスで0点に抑え、35-8で勝利した京都産業大学。その勝利に大きく貢献したのは、開幕戦以来の出場となったSO(スタンドオフ)奈須貴大(現2=光泉カトリック)のハットトリック。

前半1分、左サイドでFB(フルバック)辻野隼大(済3=京都成章)からパスをもらい、そのままスペースを走り抜けた。前半38分は、敵陣10mラインから、相手のディフェンスの隙を突き、インゴールへ。最後の1本は、後半1分、敵陣でフェイズを重ねてゲインし、その勢いのままトライした。右足の太ももの肉離れで出場できなかった期間のフラストレーションをプレーで爆発させた。

『京産大らしさ』にこだわった前節。改善点もあったが、京産大らしいひたむきなプレーが出来たことに、チーム全体でも手ごたえを感じている。「後半、相手が攻撃を仕掛ける前に潰せていた。ゴールラインを背負ったディフェンスでラインを割らせなかったのもよかった」と廣瀬佳司監督。自分たちのアイデンティティを取り戻し、勝ち切ることが出来たのは大きな収穫だった。

3連覇を目指しリーグ後半戦に挑む

「チームのことを気にしすぎるあまり、自分のプレーを出せないのが、今年の自分の課題」とFL(フランカー)三木皓正(済4=京都成章)キャプテン。1人で背負ったキャプテンとしての責任感が、三木のプレーのストッパーになっていた。

しかし、試合前に元木由記雄GMからかけられた「チームのことを忘れて、自分の仕事に集中して、それをチームに伝染させるんだ」という言葉を受け、「自分らしいタックルを遂行できた」と話した。三木から伝染した、ひたむきなタックルが京産大らしいディフェンスに繋がったのかもしれない。

次は関西学院大学との全勝対決だ。関学大はFW(フォワード)とBK(バックス)のバランスが良く、U20日本代表メンバーも複数人出場している。「セットプレーでプレッシャーをかけたい」(廣瀬監督)。「総合力では差がない。細かい部分で負けないことが大切」(三木)。対戦相手の強度が上がり、小さなミスが命取りになる。細かな部分にも気を配って、相手にチャンスを与えないようにしたい。

ラグビー 関西大学リーグ2023

【ハイライト動画】京都産業大学 vs. 近畿大学|京産大が勝って開幕4連勝

関学戦でカギになるのは『セットプレー』。この部分で勝ち切ることによって、勝利も見えてくる。ラインアウトは、空中戦の得意なLO(ロック)石橋チューカ(営1=報徳学園)の復帰により、安定感が増すことに期待だ。

1番を背負って戦うPR乳井大士

スクラムは前節多くのペナルティを取られてしまった。3番を担う、PR(プロップ)ヴェア・タモエフォラウ(現4=札幌山の手)は「セットプレーで勝たないと試合にも勝てない。スクラムとモールを重点的に練習してきたので、それを1から全部出したい」と話した。

今回の試合でNO8(ナンバーエイト)を務めるのは、テビタ・ポレオ(現4=日本航空石川)だ。ここまでリザーブとして出場し、良いプレーを何度も見せてきた。スタメンとして、4年生として、プライドと意地をプレーに発揮したい。

ここから上位校との対戦が始まる。これまで以上に厳しい戦いが続く。前年度王者としてではなく、チャレンジャーとして、強敵に立ち向かっていきたい。

文/写真:藤田芽生(京産大アスレチック)

◆関西大学リーグ順位表(10月22日時点)
1位 天理大学 勝ち点19(4勝0敗)
2位 京都産業大学 18(4勝0敗)
3位 関西学院大学 17(4勝0敗)
4位 立命館大学 6(1勝3敗)
5位 近畿大学 4(1勝3敗)
5位 関西大学 4(1勝3敗)
5位 摂南大学 4(1勝3敗)
8位 同志社大学 2(0勝4敗)

代替画像

京産大アスレチック

京都産業大学体育会本部編集局は年4回、「京産大アスレチック」という体育会の広報新聞を作成しています。また、SNSなどを活用し、試合速報やブログ記事の更新、号外・試合告知ポスターの発行を行っています。 »HP »Twitter »Facebook

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