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「自分たちの知識、スキルが足りなかった」とPR(プロップ)山本敦輝主将が振り返ったラインアウトも修正が不可欠だ。前節では13本中12本を成功させた関大に対し、同志社の成功率は50%。
ペナルティを獲得した際もスクラムを選択するほど、圧力を受けエリアの前進を拒まれた。今節から復帰するラインアウトリーダーLO(ロック)寺北亘佑を中心にバイウィークで精度を高め、後半戦に挑む。
PGを狙う司令塔・SO嘉納一千
課題が多い一方で、個の孤立が目立ち完成度が低かったフェーズアタックは、SH(スクラムハーフ)福岡壮太郎と、SO(スタンドオフ)https://www.jsports.co.jp/rugby/university/player/issen_kano/"target=_blank>嘉納一千の4年生ハーフ団の起用によって改善された。
「常にコミュニケーションを取りながら、チームにプレーさせる」(SH福岡)と落ち着いたゲームコンロトールを見せ、好機を演出。奪った4トライのうち2本はFW(フォワード)陣が縦突進を繰り返し、防御網にほころびを生み出す理想的な形だった。
もう1つ明るい話題を挙げるとすれば、HO(フッカー)西濱悠太とFB(フルバック)芦塚仁が戦列復帰を果たしたことだ。試合1週間前、指揮官に起用について問うと「今からちょっと考えます」としながらも、「戻ってきてくれたことはすごく良いこと」とプラス面を強調。
山本敦輝も「彼らはチームを鼓舞してくれる選手なので、復帰してくれたらすごく戦力になる」と期待を寄せる。FWとBK(バックス)の要となる2人の復帰がチーム内の競争を激化させ、新たな勢いを生み出してくれることを切に願いたい。
「まだ終わったわけじゃない。希望は捨てずにあと全部勝つだけだと思う」(SH福岡)。泣いても笑っても4年生にとって、関西リーグは残すところ4試合。今季のチームが培ってきた底力を見せ、今節こそ貪欲に初勝利をつかめ。
文/写真:勝部健人(同志社スポーツアトム編集局)
同志社スポーツアトム編集局
同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
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