【ハイライト動画あり】アイルランド、スコットランドに快勝。全勝で1位通過。準々決勝でオールブラックスと対戦。ラグビーワールドカップ プールB

アイルランドvs.スコットランド

5週目に入り、プール戦も残りわずかとなったラグビーワールドカップ2023は、決勝トーナメントの枠が続々と埋まり始める中、この日サン＝ドニでのナイトゲームで、ベスト8へプールBの残り1枠をかけ、シックスネーションズのライバルであるアイルランドとスコットランドが対戦した。

アイルランドは開始直後の2分、最初のアタックでCTB（センター）ギャリー・リングローズのラインブレークから敵陣深く攻め入ると、最後はWTB（ウィング）ジェームズ・ロウへとパスを繋ぎ早々にトライを奪う。

その後の10分間はスコットランドが敵陣でボール保持しながら優勢に試合を進めるも、アイルランドは規律のある粘り強い守備で応戦し、自陣22mライン付近での攻防を無失点で切り抜ける。すると、試合は20分過ぎまで時折ハイレベルな蹴り合いとなり、ピッチ上には手に汗握る一進一退の攻防が繰り広げられる。

互角の鍔迫り合いが続くなか、アイルランドは26分にハーフウェイライン付近のラインアウトからデザインされたパス攻撃を展開し、FB（フルバック）ヒューゴ・キーナンがトライを決め切る。SO（スタンドオフ）ジョニー・セクストンが角度のない位置からのコンバージョンを決め、辛抱強い試合運びで再び流れを引き戻したアイルランドが、12-0とリードを広げる。

これで勢いづいたアイルランドは敵陣に攻め入った33分、近場一辺倒でゴリゴリ押し込む流れから最後はLO（ロック）イアン・ヘンダーソンがインゴールに飛び込みトライ。セクストンのキックも決まり、アイルランドのリードは19点に。

完全にゲームの主導権を掌握したアイルランドは、前半終了間際の39分にもトライ＆ゴールで7点を加えて26-0とし、ボーナスポイントを確定させてハーフタイムを迎える。

前半無得点に終わったスコットランドは、後半開始直後に途中出場のFBオリー・スミスが、両軍入り乱れるつかみ合いの原因となったプレーでシンビンとなる苦しい展開に。