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ラグビー コラム 2023年10月2日

【ハイライト動画あり】オーストラリア、首の皮一枚つなげる勝ち点5、ポルトガルはスタイルを貫き健闘。ラグビーワールドカップ プールC

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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オーストラリアvs.ポルトガル

すでに30試合を消化したラグビーワールドカップ2023は、プール戦が終盤に差し掛かるなか、この日のサンテティエンヌの試合では、激戦となったプールCで自力でのプール戦突破が消滅したオーストラリアが、ワールドカップ初勝利を目指すポルトガルと対戦した。

試合が動いたのは4分。同国史上初のワールドカップのプール戦敗退の危機に瀕したオーストラリアは、敵陣深い位置での相手ボールのスクラムでペナルティを奪うと、手堅くショットを選択し、これをSO(スタンドオフ)ベン・ドナルドソンが決めて3点を先制する。

一方、ポルトガルは試合序盤から随所にトリッキーなパスと巧みなフットワークを織り交ぜながら果敢にアタックを展開。敵陣10mライン付近でのラインアウトからフェーズを重ねてインゴールに近づくと、相手ボールのスクラムをターンオーバー。

その流れのまま12分にCTB(センター)ペドロ・ビッテンクールがトライを奪う。SH(スクラムハーフ)サミュエル・マルキが角度のない位置からのコンバージョンを決め、ポルトガルがこの試合最初のトライで7-3と逆転する。

しかし、ポルトガルはこの直後の15分にイエローカードが提示され、数的不利を強いられる苦しい展開に。これに対し、オーストラリアは19分、NO8(ナンバーエイト)ロブ・ヴァレティニ中央突破からオフロードでLOリッチー・アーノルドへと繋いでトライを決め逆転。

さらに21分、敵陣深い位置でのラインアウトから、ドライビングモールでインゴールに押し込みトライを奪う。2本ともSOドナルドソンがコンバージョンを決め、オーストラリアが17-7とリードを広げる。

攻勢を強めるオーストラリアは、シンビン明け直前の26分にもトライを奪い、キックも決めて24-7とする。その後、前半は両チームともにトライまでもう一歩という見せ場を作るも、スコアは動かず、オーストラリアが4トライのボーナスポイントにリーチをかけた状況でハーフタイムを迎える。

ラグビーワールドカップ2023 フランス大会

【ハイライト動画】プールC オーストラリアvs.ポルトガル|スクラムトライを奪うなどポルトガルが健闘

後半に入り、ポルトガルが互角に近い攻防を見せるなか、規律の差がそのままテリトリーの差となる形で、オーストラリアが優位にゲームを運ぶ。7分には敵陣22mライン付近でのラインアウトから開始したアタックを、FL(フランカー)フレーザー・マクライトのトライにつなげ、ボーナスポイントを確定させる。

対するポルトガルも、ダイナミックな攻撃でスタンドを沸かせる場面を作りながら、20分前後には立て続けに敵陣ゴールライン付近でのラインアウトからトライを伺うも、インゴールまでの数mが遠く、得点には至らず。

しかし、オーストラリアはこの時間帯に2人がシンビンとなり、ポルトガルに追い風が吹く。すると、ポルトガルは30分、敵陣深い位置でのマイボールスクラムで押し切ってスクラムトライを奪い、遂に止まっていたスコアを動かす。ポルトガルはコンバージョンも決め、なおも1人多い状況で14-29と点差を詰める。

強豪国の威信を見せたいオーストラリアは、シンビン明け間もない34分に、そのシンビンから戻ったCTBサム・ケレビの豪快なラインブレークを契機に攻め込むと、最後はWTBマリカ・コロインベテのトライでポルトガルを突き放す。

結局、試合はオーストラリアが34-14で勝利し、5ポイントを獲得。僅かながら決勝トーナメント進出の可能性を残して、プール戦全4試合を終了した。一方、健闘の光ったポルトガルは、次節フィジー戦でワールドカップ初勝利を目指すことになった。

★オーストラリアvs.ポルトガル戦の試合データ

◆プールC 順位表
1位 ウェールズ:勝ち点14(3勝0敗)※ベスト8進出
2位 オーストラリア:11(2勝2敗)
3位 フィジー:10(2勝1敗)
4位 ジョージア:3(0勝2敗1分)
5位 ポルトガル:2(0勝2敗1分)

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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