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ラグビー コラム 2023年9月29日

同志社大学、ペナルティを減らし初勝利を手にしたい関西大学戦。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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試合前、カレッジソングを歌う選手たち

開幕戦を落とし、優勝争いに加わるために、負けが許されない中で迎えた第2節。巻き返しを図った同志社大学は、過去2年敗れていた近畿大学の壁を今年も越えられず、17-31で敗北を喫した。

第2節を終えた時点で、今季の関西の双璧と呼ばれる京都産業大学と天理大学は2連勝で勝ち点9。同じく2連勝の関西学院大学が勝ち点8でその2校を追う。一方の同志社は、直近で大学選手権を逃した2018年以来、5年ぶりの開幕2連敗。勝ち点を1ポイントも奪えず、厳しい状態に立たされた。

Aチームは6月25日に行われた慶應義塾大学との定期戦以来、3カ月以上白星から遠ざかっている。現在上位に位置する3校との対戦が後半戦に控えるだけに、何としてもここから状態を上げたいところだ。

第3節は10月1日(日)に大阪・鶴見緑地球技場で関西大学とぶつかる。昨年は終盤にSO(スタンドオフ)嘉納一千のPG(ペナルティゴール)で逆転し、1点差で辛勝した。相手も開幕2連敗ながら、現在首位の2校に対し序盤は接戦を演じるなど力を伸ばしている。主将のHO(フッカー)垣本大斗、SO(スタンドオフ)池澤佑尽を中心にFW(フォワード)、BK(バックス)どちらでも点を取れるチームだ。

関大が成長している要因として、今季から関西大学リーグを熟知する佐藤貴志氏が新監督に就任したことが大きい。佐藤氏は2年前まで同志社で選手たちを指導し、現在の3・4年生は教え子にあたる。昨年は立命館大学のディフェンスコーチとして、紺グレ撃破に一役を買った。各大学の特徴や強みは頭の中に入っており、巧みな戦術で翻弄してくることが予想される。

「ペナルティを減らすことがまずは課題」(嘉納)。第2節で規律が崩壊し、敗戦に直結した同志社としては、不用意な反則を減らすことが求められる。特に、近大に献上した4本のPGのうち、3本の要因となったラインオフサイドは要注意だ。個人の意識を変えて「0」を目指したい。

インゴールでボールを押さえるWTB(ウィング)上嶋友也

また、前半プレッシャーを受け続けたスクラムと、前節も失点につながったキック処理を修正しなければいけない。「(スクラムで)ヒットのスピードとバックローが合っていない部分があった」(PR/プロップ山本敦輝主将)。

開幕節のケガの影響で離脱したLO(ロック)寺北亘佑が不在の中、うまく歯車が合わず、ペナルティを取られるシーンが散見。ラインアウトは90%成功と安定していただけに、スクラムで足並みをそろえる調整が必要だ。

弱点として突かれているキック処理も、引き続き課題となる。近大戦では、勝負の行方を左右する試合の入りで相手のキックパスを落球し、そのままトライを取られた。「ボールへの執着心が足りない」(宮本啓希監督)。周囲とのコミュニケーションも含め、個人のスキルと同時に連係面を高めていきたい。

「後半はできたことが多かったので、それを前半から出すだけ」(山本敦輝)。24点差を付けられた後半30分過ぎからの連続攻撃は、わずかだが選手たちの自信にもなった。FWがゲインラインを切り裂き、BKが大外でトライを奪い切る。キックオフから80分間、自分たちのリズムで試合を進めることができれば、必ず勝機は見えてくるはずだ。

大外で果敢に勝負するFL奥平都太郎

「もう後がない、勝っていかないといけない状態なので、1戦1戦集中して絶対勝てるように」(FL/フランカー奥平都太郎)。開幕3連敗だけは絶対に避け、後半戦に望みをつなげろ。

文/写真:勝部健人(同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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