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ラグビー コラム 2023年9月25日

【ハイライト動画あり】同志社大学、規律が乱れ近畿大学に敗戦。5年ぶりの開幕連敗。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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突破を試みるPR山本敦輝

9月24日、皇子山総合運動公園陸上競技場(滋賀県)で2023ムロオ関西大学Aリーグ第2節が行われた。近畿大学と対戦した同志社大学は序盤からペナルティを連発し、17-31で重要な一戦を落とした。

前節からの悪い流れを断ち切りたい近大戦。しかし、開始すぐに試合は動く。前半2分、近大はモールのアドバンテージからキックパスを選択。そのボールを同志社がこぼし、左大外で拾われて先制トライを許した(0-5)。

その後も受け身の時間が続き、16分にもラインアウトからサインプレーを決められ、相手エースWTB(ウィング)植田和磨にディフェンスラインのギャップを突かれると連続トライを献上(0-12)。前半の立ち上がりについて、PR(プロップ)山本敦輝主将(社4)は「後手に回ってしまい、立ち上がるのに時間がかかってしまった」と反省を示した。

反撃したい同志社は19分、敵陣22mライン付近のラックからWTB上嶋友也(スポ1)が狭いスペースに飛び出し、ステップで相手を交わしてトライを奪った(7-12)。「目の前が空いたので、持ち出して動いたらうまくいった」(上嶋)。ルーキーの積極性が光るプレーで、同志社は1トライ差に迫った。

その後、ディフェンス中心で試合が拮抗するも、自陣のスクラムでコラプシングを取られる。そして32分にこのペナルティからPG(ペナルティゴール)を決められ、7-15に。また40分、同じように反則からPGを成功され、3点を追加された(7-18)。前半戦について橋野BK(バックス)コーチは「絶対に勝つぞという気持ちが、前半では特にプレーに表れなかった」と課題を指摘した。

ペナルティの数を減らし、逆転を狙いたい後半戦。しかし、結果的に前半の悪い流れを断ち切ることはできなかった。12分までに5つのペナルティから、2回のPGのチャンスを与えてしまう。1本は枠を外れたが、1本は沈められ、得点は7-21となった。

ラグビー 関西大学リーグ2023

【ハイライト動画】同志社大学 vs. 近畿大学

直後のキックオフ、敵陣で攻撃の時間を手に入れた同志社に観客も期待の声援を送った。だが、敵陣5mラインでのラインアウトをスチールされてしてしまい、会場には落胆の声が響いた。その後、反則によって自分たちのチャンスを失ってしまった。

常にアタックに圧力をかけられ、スムーズにボールを出すことができず、ここでも反則からPGを決められた(7-24)。そして、28分にもスクラムからの左サイドをケアできず、ダメ押しのトライを与えてしまう(7-31)。

ライン際を駆け抜けるWTB森岡蒼良

このままでは終われない同志社が目覚めたのは30分、SO(スタンドオフ)大島泰真(スポ2)が、整っていない相手のディフェンスラインを切り裂き、ゴールラインへと急接近。そこからBKが右サイドへ大きく展開し、WTB森岡蒼良(スポ1)が右隅に飛び込んだ(12-31)。

その2分後、ようやくアタックにテンポが生まれ、ボールをキープ。フェイズを重ね、最後は左大外にまたも上嶋友也がトライを奪った(17-31)。しかし、同志社の反撃もここまで。ペナルティから自滅し、自分たちで自分たちの首を絞める試合となった。

今日の結果に宮本監督は「しっかりとボールキャリーをしてブレークダウン、スペースを作って外に展開するだけ。それをやろうと言っていたが、前半はできなかった」と振り返り、今後への課題をはっきりと口にした。

大学選手権に出場できる3枠に入るためには、もう立ち止まっている場合ではない。次節の関西大学戦に向け、この1週間でできること全てにチャレンジし、奮起してほしい。

文:西田雄哉/写真:勝部健人(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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