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ラグビー コラム 2023年9月24日

【ハイライト動画あり】イングランド、チリを圧倒。3連勝でベスト8進出に大きく近づく。ラグビーワールドカップ プールD

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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イングランドvs.チリ

ラグビーワールドカップ2023は3週目に入り、この日はリールでともにプール戦3試合目となるイングランドチリが対戦した。

試合は序盤から、出場停止が明けてスタメンに復帰したSO(スタンドオフ)オーウェン・ファレルを要するイングランドが優勢に進め、敵陣内でのアタックを展開しながら、ペナルティに際してもキックを選択せず、積極的にトライを狙う姿勢を見せる。

しかし、ワールドカップ初勝利を狙うチリも粘り強い守備と、要所でのターンオーバーで応戦。チリが驚きの健闘を見せるなか、試合はスコアレスの時間帯が続く。それでもイングランドは慌てることなく試合を進め、50:22で局面を打開したのを皮切りに、20分には敵陣深い位置でのスクラムからサイドへ展開し。WTB(ウィング)ヘンリー・アランデルのトライへとつなげる。

手こずりながらも先制したイングランドは24分、敵陣でのラインアウトからモールで一気にゴールライン付近まで押し込み、最後はHO(フッカー)セオ・ダンがトライを決める。ファレルは最初のコンバージョンは外すも、2本目はきっちり決め、イングランドが12-0とリードを広げる。

これで波に乗ったイングランドは30分、敵陣深い位置でペナルティを得ると、素早いリスタートで陣形の整っていなかったチリの間隙を突き、アランデルがこの試合2度目のトライを決める。怒涛の攻撃を繰り出すイングランドの勢いは止まらず、35分にはフォワードで押し込む展開に持ち込み、PR(プロップ)ベヴァン・ロッドがトライを決め、前半でボーナスポイントを確定させる。

その後、イングランドは前半終了間際に、FB(フルバック)マーカス・スミスが自ら蹴ったグラウンダーのキックをキャッチし、そのままインゴールへ持ち込む個人技でトライを奪い、31-0とチリを突き放してハーフタイムを迎える。

大会を通じてペナルティの多さが課題となっているチリは、後半に入り、5分にシンビンで数的不利を強いられると、その直後に相手ボールのラインアウトからモールでインゴールまで押し込まれ、後半最初のトライを許す。

ラグビーワールドカップ2023 フランス大会

【ハイライト動画】プールD イングランドvs.チリ|イングランドが11トライの猛攻、20歳の新星が5トライ

攻撃の手を緩めないイングランドは、8分にWTBアランデルがトライを決め、ハットトリックを達成。アランデルは20分にもチップ&チェイスからトライを奪うと、29分にはこの試合5つ目のトライを決める。

イングランドはその後も、一矢報いたいチリに得点を許すことなく試合を進め、37分、40分とトライを重ね、終わってみれば、71-0の大勝でプール戦3連勝を飾り、ベスト8進出に大きく近づいた。

★イングランドvs.チリ戦の試合データはこちら

◆プールD 順位表 
1位 イングランド:14(3勝0敗) 
2位 サモア:5(1勝1敗) 
3位 日本:5(1勝1敗) 
4位 アルゼンチン:4(1勝1敗) 
5位 チリ:0(0勝3敗) 

※2・3位は得失点差

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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