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ラグビー コラム 2023年9月23日

【ハイライト動画あり】雨中のロースコアゲームはアルゼンチンがサモアに勝って大会初勝利。ラグビーワールドカップ プールD

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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アルゼンチンvs.サモア

ラグビーワールドカップ2023は3週目に入り、この日はサン=テティエンヌでアルゼンチンとサモアが18年ぶりに対戦した。

試合は開始30秒ほどでサモアにシンビンが出て、数的優位に立ったアルゼンチンが、敵陣22mライン付近で試合を進める展開。

そんな中、動きが出たのは9分。アルゼンチンは敵陣でアタックを開始すると、フェーズを重ねながら徐々に攻め上がり、最後はWTB(ウィング)エミリアーノ・ボフェリがトライを決める。ボフェリは自らコンバージョンも決め、数的優位が解消する直前で7-0と先制に成功する。

一方、15人に戻ったサモアは15分に比較的いい位置からPG(ペナルティゴール)のチャンスを得るも、これはベテランの名手、SO(スタンドオフ)クリスチャン・リアリーファノがキックを外してしまう。試合はこの後、雨の中でハンドリングエラーが両チームに散見される中、ピッチ上には一進一退の攻防が展開する。

この後、前半はペナルティが得点・失点に直結する展開となり、アルゼンチンは25分に相手の不用意なペナルティで得た45mのペナルティゴールをボフェリが決め、10-0とリードを広げると、サモアも、28分にリアリーファノのPGで応戦する。

さらに34分、アルゼンチンはクイックで再開したラインアウトを皮切りに、敵陣深い位置まで攻め込み、ペナルティを得ると、このキックをボフェリが着実に決める。アルゼンチンは前半終了間際に訪れた自陣深い位置でのピンチを凌ぎ、13-3でハーフタイムを迎える。

スクラム、ラインアウト、そこからのモールなど、セットピースで優位に立つアルゼンチンは、後半も序盤から押し気味に試合を進める。しかし、敵陣22mライン内側でのプレーが続きながらも、トライを奪い切れない状況が続く。ようやくアルゼンチンは後半14分、ボフェリのPGで16-3とリードを広げる。

対するサモアは、思うようにボールキャリーができず、効果的なアタックの設計図が描けない苦しい時間帯が続く。しかし、サモアはややラッキーな形で敵陣深い位置まで攻め込む状況を作ると、35分にFW(フォワード)で押し込む展開から最後はHO(フッカー)サマ・マロロがインゴールに飛び込み、この試合のチーム初トライを決める。

ラグビーワールドカップ2023 フランス大会

【ハイライト動画】プールD アルゼンチンvs.サモア|日本と対戦する2チームが激突

コンバージョンも決めたサモアは、これで少なくとも7点差以内の敗戦によるボーナスポイント圏内に入るも、アルゼンチンは終了間際の40分に途中出場のベテラン、SOニコラス・サンチェスがペナルティゴールを決め、19-10としてサモアを突き放す。

試合はこのままノーサイドとなり、アルゼンチンは大会初勝利で勝ち点4をゲット。それぞれボーナスポイントはなく、日本を含めプールDの2位争いは混戦模様に拍車が掛かることとなった。

★アルゼンチンvs.サモア戦の試合データはこちら

◆プールD 順位表
1位 イングランド:9(2勝0敗) 
2位 サモア:5(1勝1敗) 
3位 日本:5(1勝1敗) 
4位 アルゼンチン:4(1勝1敗) 
5位 チリ:0(0勝2敗) 

※2・3位は得失点差

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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