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初戦に加え、伝統の「同立戦」となった今試合は多くのファンが会場へと詰めかけた。前半は開始からキックの蹴り合いで試合が進む。最初に好機をつくった同志社だった。
敵陣22メートルライン付近からラインアウトモールを組み、トライを狙う。しかし、2度のハンドリングエラーが響きも得点できなかった。試合が動いたのは前半8分、WTB(ウィング)上嶋友也(スポ1)がキック処理に失敗し、中央を突破され先制を許した(0-7)。
「最初からアグレッシブに、自分らの1人1人の感情をしっかりぶつけよう」(山本敦輝・社4)と声を掛けていたが、その後も相手陣でプレーすることができず、自陣でのピンチが続いた。18分にはハイタックルの反則からボールを外に出され、ラインアウトへ。その後、モールを組まれ止めることができなかった(0-14)。
24分には、敵陣で得た反則からPG(ペナルティゴール)を選択。FB(フルバック)嘉納一千(スポ4)が右足を振り抜いたが、ポストに直撃しゴールならず。逆に25分、SO(スタンドオフ)大島泰真(スポ2)のキックをチャージされると、転々としたボールを拾われ、独走トライを献上した(0-21)。
ミスマッチを突くSO大島泰真
何とか1トライを返したい同志社は、FW(フォワード)とBK(バックス)が一体となりアタックを仕掛ける。SO大島泰真がミスマッチを突き、ビッグゲインを見せ敵陣には入るも、無得点で前半が終了した。
点差を縮めたい同志社は後半7分、バックスの要であるCTB(センター)岡野喬吾(商4)がゲインでリズムを出すも、味方がフォローに付くことができず、相手ボールに。流れを止められた同志社は14分、キックカウンターから大外で数的優位をつくられ、止め切ることができなかった(0-28)。
ラグビー 関西大学リーグ2023
【ハイライト動画】同志社大学 vs. 立命館大学|開幕戦で同志社は立命館に完敗
20分、SO大島の多彩な引き出しが光る。チップキックをSH(スクラムハーフ)福岡壮太郎(スポ4)が拾い、再び大島にボールが渡り、敵陣ゴール前へ。しかし、サポートの選手とのコミュニケーションミスでボールを奪われた。めぐってきたチャンスをものにすることができなかった同志社は、苦しい時間帯が続いた。
独走する岡野喬吾
それでも28分、ついに待望のトライが生まれる。前半から別格の働きを見せていた岡野が目覚め、個人技で立命大のディフェンスラインを切り裂いていく。そのまま約60mを走り切り、ゴールラインに押さえた(7-28)。今季チーム初得点を手にした岡野は「同志社の流れに持っていくぞという気持ちで取った」と振り返った。
このトライから逆転を狙うも、同志社に攻める時間は残されておらず、得点を重ねることはなかった。そして、33分には立命大にモールドライブで圧倒され、5トライ目を献上(7-35)。そのままノーサイドの笛が響いた。
今日の総括として、宮本啓希監督は「やろうとしたことを最初出して、ゴール前で取り切れず、自分たちでミスしてしまった」と敗因を語り、次節に向けて「やろうとしたことをやり切る」と前を向いた。
秋の初戦を落としてしまったが、リーグ戦はまだ始まったばかり。次節は同じく初戦を落とし、何としても勝ち点を取りにくる近畿大学と対戦する。「勝つだけです」(山本敦)。熱い心を持ち続け、チーム一丸で勝利を目指せ。
文:西田雄哉/写真:丸山潤一郎、林康陽(同志社スポーツアトム編集局)
同志社スポーツアトム編集局
同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
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