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ラグビー コラム 2023年9月18日

【ハイライト動画あり】南アフリカ、12トライ&無失点でルーマニアを圧倒。ラグビーワールドカップ プールB

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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南アフリカ vs. ルーマニア

2週目に入ったラグビーワールドカップ2023。ボルドーで行われた、この日最初の試合で連覇を目指す「スプリングボクス」こと、南アフリカルーマニアと対戦。

プールBはアイルランドが開幕2試合で勝ち点10を積み上げるなか、この試合は初戦からスタメンに大幅なターンオーバーを敢行した前回大会王者が、開始直後から無慈悲な試合運びを見せつける展開となった。

スプリングボクスのキックオフで始まった前半は、開始早々の3分にいきなりスコアが動く。南アフリカは敵陣深い位置でのスクラムから、SH(スクラムハーフ)コーバス・ライナーが単独でインゴールまで持ち込んでトライ。キックは外れるも、先制トライで幸先良いスタートを切る。

攻撃の手を緩めない南アフリカは、7分に敵陣でのラインアウトからオープンサイドへと展開し、最後はバックスでのパス交換で相手守備陣を崩し、WTB(ウィング)マカゾレ・マピンピが、早くもこの試合チーム2トライ目を決めると、9分にはライナーが自身2トライ目を奪う。

SO(スタンドオフ)ダミアン・ヴィレムセが、いずれのコンバージョンも決め、南アフリカが19-0としてルーマニアを突き放すと、12分にはそのヴィレムセが華麗なステップで敵陣を切り裂きトライ。自らコンバージョンを決め、26-0と早くも試合の趨勢を決めにかかるとともに、ボーナスポイントを確定させる。

南アフリカはその後、敵陣インゴール前での相手ボールのスクラムを押し潰す形でターンオーバーし、SHコーバスがトライを決めて、前半だけでハットトリックを達成する。一方、ルーマニアは判官贔屓のスタンドの声援を受け、トライを狙って果敢にアタックを仕掛けるも、スプリングボクスの壁を崩せず、無得点のまま前半を終える。

南アフリカが、33-0とリードして始まった後半も、スプリングボクスが相手を圧倒する流れは変わらず、キックオフから間もない後半3分に敵陣深い位置でのラインアウトから、モールで押し込んでトライを決めると、13分には、敵陣インゴール前でのマイボールのスクラムを押し込んでペナルティトライを獲得する。

ラグビーワールドカップ2023 フランス大会

【ハイライト動画】プールB 南アフリカ vs. ルーマニア|連覇を狙う南アフリカが圧勝

この後、南アフリカは、本職はSHながら、この試合はCTB(センター)で起用されたグラント・ウィリアムズによる連続トライなどで加点し、最終的には相手を零封する76-0の圧勝で開幕2連勝を飾る。

完成度の高さを見せつけるとともに、途中出場のファフ・デクラークを本職のSHでなくSOで起用するなど、豊かなユーティリティ性も発揮した南アフリカが、次節アイルランドとのプールB最強対決へ弾みをつけた。

★南アフリカ vs. ルーマニア戦の試合データはこちら

プールB 順位表 
1位 アイルランド:勝ち点10(2勝0敗) 
2位 南アフリカ:9(2勝0敗) 
3位 スコットランド:0(0勝1敗) 
4位 トンガ:0(0勝1敗) 
5位 ルーマニア:0(0勝2敗) 

※3~5位は得失点差

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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