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アイルランドvs.ルーマニア
前日に開幕したラグビーワールドカップ2023、ボルドーで行われたプールB初戦に世界ランク1位のアイルランドが登場。南アフリカとスコットランドが同居するプールでの好スタートを期し、2大会ぶりのワールドカップ出場となったルーマニアと対戦した。
試合はアイルランドとの対戦成績が9戦全敗のルーマニアが、開始から間もない3分に先制パンチを浴びせる驚きの展開となった。キックオフ直後の蹴り合いからアタックに転じたアイルランドのキックパスをインターセプトしたルーマニアは、そのままBK(バックス)のパス交換で相手守備陣を突破し、最後はSH(スクラムハーフ)ガブリエル・ルパヌがトライを決める。
一方、アイルランドも直後の5分に中央突破からSHジャミソン・ギブソンパークがトライを決めると、SO(スタンドオフ)ジョナサン・セクストンがキックを決め、コンバージョンの決まらなかったルーマニアを7-5と逆転する。
これで落ち着いたアイルランドは、自陣から開始したアタックでショートパス主体にフェーズを重ね、最後は13分に中央付近でFB(フルバック)ヒューゴ・キーナンがインゴールに飛び込みトライ。コンバージョンも決まり、14-5とリードを広げる。
この後、アイルランドは流麗なパスワークで、FL(フランカー)タイグ・バーンのトライをお膳立てすると、ルーマニはPG(ペナルティゴール)を決めて応戦。アイルランドの19-8で、前半折り返しのウォーターブレークを迎える。
30分過ぎ、攻めきれない状況が続いたアイルランドは、相手のシンビンで数的優位に立つと、34分にCTB(センター)バンディー・アキのトライで待望の追加点を挙げ、コンバージョンも決めて、26-8とする。勢いに乗るアイルランドは、終了間際にセクストンのトライとコンバージョンでさらに7点を加え、33-8とリードを広げて後半へ折り返した。
ラグビーワールドカップ2023 特集ページ
後半も試合の形勢は変わらず、アイルランドはセットピースの強さと小気味良いパスワークを主体にトライを重ね、後半11分の時点で47-8としてゲームの趨勢を決定づける。
結局、その後も攻撃の手を休めることなかったアイルランドは、途中出場の選手たちも意欲的なパフォーマンスを見せ、さらにトライの山を築き、82-8の大勝で会心のスタートを切った。
ラグビーワールドカップ2023 フランス大会
【ハイライト動画】POOL B アイルランドvs.ルーマニア|世界ランク1位が12トライの猛攻
J SPORTS 編集部
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